テラーノベル
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✤この作品に政治的意図は一切ありません
✤countryhumansのタグがついておりますが、
キャラクターとしてお楽しみください
✤女体化、百合注意
✤🇬🇧(♀)×🇯🇵(♀)
✤国連本部の会場でお茶会する🇬🇧🇯🇵の話
✤甘々にしたつもりです
___それでもいい方のみお進みくださいね?
✤✤✤✤✤✤
アメリカ ニューヨークにある国連本部。
各国が集まる中、会場に一際目立つ国が居た。
一人は日本。
建国年数二千年以上という異例の功績を誇る、平和主義国家である。
そしてもう一人はイギリス。
かつて世界の四分の一を支配した大英帝国の後継ぎとして未だ世界に影響を与え続けている連合王国である。
そんな二人が優雅に茶会をしている様子はまるであひるが木を登っているような、ペンギンが空を飛んでいるような光景である。たまらず、アメリカは情報収集へのりだした。
🇺🇲「ドイツ〜あの二人って何してるか知ってる〜?」
🇩🇪「さぁな、私に聞かないでくれ」
🇺🇲「つれないね〜」
アメリカに絡まれているのは以前鉄血の国とも言われていたドイツである。
ドイツも気になりはしているのか二人に目線が寄っている。様式も作法も違う二人がなぜ優雅に茶会を催しているのか、誰でも気になることだろう。
🇩🇪「まあ、無難にたまたま会ったから。とかでは?」
🇺🇲「答えてはくれるんだね〜優しいね〜ドイツは」
🇩🇪「ふん…ほら、会議までに原因突き止めてこいよ」
🇺🇲「はいはいw」
礼儀として一応返答を寄こしてくれるドイツに関心しつつ、アメリカは近くに居た何かを議論中のフランスとイタリアに声をかけた。後ろを振り返ると、先程のドイツの首がほんの少しだけ赤くなっている気がした。
🇺🇲「ねぇ〜イタリア〜フランス〜」
🇮🇹「ん?アメリカなんね?」
🇲🇫「どうしたのよ、急に」
🇺🇲「あそこのテーブルで日本とイギリ「はぁ!?」
🇺🇲「ちょっと会話ぶった切るなよ!!」
🇲🇫「ご、ごめんなさい…ブリカスって単語が聞こえたから…ッ!?」
フランスが“ブリカス”という単語を口から出した瞬間、フランスの横を小さなナイフが横切った。三人で飛んできた方向を見るとイギリスが投げた時の片手の動作のみ残したまま、紅茶を飲んでいた。
🇲🇫「あっのぉ…クソ野郎…ッ」
🇮🇹「落ち着いて!フランス!」
さっきまで何かを議論中だったはずの二人は険悪ムードを通り越し、むしろ長年の腐れ縁のような雰囲気を醸し出している。イタリアはフランスが人差し指と中指をたてる寸前で止めた。
これが日本が言っていた喧嘩するほど仲がいいというやつかとアメリカは体感することが出来た。別に知らなくてもよかったかもしれないと思いはしたが、それは心の奥底に留めておいた。
🇺🇲「やっほ~珍しいコンビだね〜」
🇨🇦「あ!やっほ~姉さん」
🇷🇺「お、アメリカじゃん」
🇰🇵「…うっす、」
イタリアとフランスが居た場所から辺り一面を見渡し、側にアメリカが恐らく一番話しかけやすい相手であろうカナダを見つけた。
ところが、いつもなら母であるイギリスや文化交流で仲の良いフランスと一緒にいることが多いのに、今回のカナダはロシア、北朝鮮と共にお菓子を食べていた。
🇺🇲「え…なんか意外」
🇷🇺「失礼だな、実の妹なのに」
🇨🇦「いつもだよ、ロシア」
🇰🇵「アメリカってもしかして屑…?」
🇨🇦「それ以上は私と対立するからね?」
やはり目線を交わすだけでバチバチという音がするほど仲が悪い。しかし、三人とも目の前に差し出された四角いチョコレートのような何かに夢中だ。
🇺🇲「なにそれ?」
🇨🇦「知らないの?姉さん」
🇰🇵「…きっ○かっと」
🇺🇲「え?」
🇷🇺「キッ○カットだよ!耳悪いなお前!」
🇺🇲「うるせぇ!ロシア!」
アメリカは目の前に並べられたキッ○カットとやらをひとつ頂戴する。三人に見られた気がするが、気の所為ということにしておいた。自覚してしまったら命が無くなるだろう。だって食べ物の恨みが一番怖いのだから。
どうせならとアメリカはその場で袋を開封し、中から真ん中に窪みのあるキットカットと呼ばれるブツを取り出す。ちなみに袋を裏返すと『キット楽勝!』と書かれていた。
形状的に何かありそうだが、どうすれば良いのか分からずカナダを見つめる。
🇨🇦「…はぁ、こうするんだよ」
🇺🇲「折るのか?」
🇷🇺「そうやってシェアするんだと」
🇰🇵「…凄いっすよね」
アメリカはさっそく手で半分に折り、仕方なくロシアに半分くれてやった。すると驚いたような顔をしながらロシアも自身の半分をアメリカに渡してくれた。
今、この瞬間だけ仲よくなれた気がした二人だった。
🇺🇲「さて、あたしが聞きたいのはな…」
🇷🇺「ん?なんか聞きたかったのかよ」
🇺🇲「うん、あれのこと」
そう言って、アメリカは隅でこじんまりとした空間の中開かれている優雅でおしとやかな雰囲気の茶会の様子を指さす。
本当なら指をさしている時点で注意すべきだが、彼女たちは国の化身のため人間ではない。人間にしか失礼にならないというカナダの判断によりお咎めなしだ。
🇨🇦「えぇ…!?珍しいね、母さんが茶会なんて…」
🇷🇺「まあ確かに一人でヌン活してそうだしな」
🇰🇵「…ヌン活?」
ヌン活。
通称アフタヌーンティーを楽しむ活動。
その名の通りアフタヌーンティーを楽しむのだが、なんせイギリスは歴史がアレなのに加え、本人の性格もだいぶねじ曲がっている。一緒に相手をするのは実の娘であるアメリカ、カナダ辺りぐらいだろう。
🇷🇺「日本から誘ったんじゃね?」
🇰🇵「…アイツならあり得るっすね」
🇺🇲「あまじ?」
🇨🇦「日本も物好きだよね〜」
ある程度話をした後、アメリカは満足したのか三人にThinks.と告げ改めて二人を観察する。
イギリスは流石と言うべきか、クラシカルなワンピースにローファーを着用しており茶会にふさわしい格好をしている。
対して日本は和風を突き通しており、藤の花が描かれた紫色の着物を着用している。そこからは格式の高さと品の良さがうかがえる。
🇺🇲「なんかお似合いなの腹立つ〜」
🇰🇷「酷い言いようだね〜アメリカにしちゃ」
🇺🇲「うぉ!?Koreaじゃん…っ!?」
🇰🇷「ごめん、驚かせちゃった?」
🇺🇲「No,it’s okay.」
今アメリカの後ろに突如として現れたのは流行の最先端、誰よりも先を行くことで有名な韓国だ。彼女もかなり服装には凝っており、デートでのコーディネートを頼んでも間違いないだろう。
🇰🇷「で、さっきから色んな国に話しかけてるけど何してんの?」
🇺🇲「あれだよ、あれ」
そう言ってアメリカは二人の方を指差し、韓国に注目を促す。韓国がアメリカの行動を把握している方が怖いが、アメリカは触れないことにした。韓国は目線を向けた後、少し目を見開いた。
🇰🇷「うへぇ…あの二人とか地獄の空気でしょ…」
🇺🇲「いやあんなにニコニコしてるじゃん」
🇰🇷「お前愛想笑いって知ってる?」
アジアは割と温厚で穏便に終わらせたいという意思が見えるのだが、欧米諸国は違う。割と怒りを相手にむき出しにしてくるタイプが多く、喧嘩も勃発しやすい。
🇺🇲「ん〜…なんで二人は茶会なんか開いてんだろ…」
🇰🇷「う~ん…やっぱ🇯🇵が誘ったんじゃない?」
🇺🇲「やっぱり?北も言ってたわ」
🇰🇷「…そう」
韓国も北朝鮮も日本が誘ったと答えた。どうやらアジア諸国は日本をコミュ力お化けと思ってるようだ。アメリカは『この間話すのが苦手って言ってたけどな…』と韓国の横で独り言を囁いた。
🇬🇧「失礼ですね〜全く…」
🇯🇵「真実を教えたらびっくりさせちゃいますね」
二人は視線を交わし、目を細めた。実はこの茶会、イギリスから日本を誘ったのだ。どうやらアジア諸国の回答は的外れだったらしい。
🇯🇵「私、そんなにコミュニケーション能力はないんですけどね~」
🇬🇧「そうでしょうかね…」
🇯🇵「公の場だと出さないように心掛けていますから」
実際、日本はそこまでコミュニケーション能力が高いわけではない。それでも日本はよく買い物に誘ってみたり、ゲームに誘ってみたりするのは日本の中にまだまだ仲よくなれるという気持ちがあるからこその行動だ。
🇯🇵「にしても、イギリスさん。フランスさんにもう少し優しくしてあげては?」
🇬🇧「あの方がブリカス呼びを辞めたら考えますよ」
🇯🇵「それフランスさんも言ってましたよ?」
フランスとイギリスの仲が悪いのはもはや常識になりつつあるが、ここまでとは…と日本は眉を顰めた。彼女らが仲良くなるにはまず呼び方から改めさせなければいけないらしい。
🇬🇧「ほら、あんな国のこと忘れましょう。」
🇯🇵「…分かりました」
若干無理矢理だったが、イギリスの華麗かつ自然な話題転換に感服し日本は渋々といった様子で了承した。その様子に満足したのか、イギリスが口を開いた。
🇬🇧「…そろそろ口外してもよろしいのでは?」
🇯🇵「えっと…まだ、だめです…っ」
イギリスの提案を日本は拒否した。あの曖昧で質問に対してのらりくらりな回答で乗り越えている日本が。他の国ならびっくりしていただろうがイギリスはびっくりしない。なぜなら、わけを知っているから。
🇬🇧「せっかく“これ”を買ったんです。腹を括りましょうよ、日本さん」
🇯🇵「うぅ゙…」
二人の左手の薬指には銀白色の指輪が光っている。大きな金剛石は愛を象徴するかのようにずっしりとした重みを感じる。
🇬🇧「ふふっ…そんなに悩むなら私から言いましょうか?」
🇯🇵「いいんですか…?」
🇬🇧「いいもなにも、この場を借りて報告すると朝決めたでしょう?」
🇯🇵「…はい」
ほら。と言わんばかりにイギリスはティーカップをソーサーに置き、日本に手を差し出す。日本は林檎のように染まってしまった左手をイギリスの右手に添える。
🇬🇧『Right, let’s go.』
🇯🇵『Certainly.』
二人は指を絡め、密着させる。各国は気づく様子がない。イギリスと日本が立ち上がったと同時に国連が会場に入ってくる。
みんなの反応が楽しみだ。とイギリスは破顔一笑した。
コメント
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こおりさん!共感しかありません!!!センス良すぎ!毎回ググッてるw英語力なくてすんませんm(_ _)m
おっふ、( ´ᐛ ) 最後の会話が尊いんだよ(◜¬◝ )