「*桃 話したいこと.ᐣ*」
「*そ、だからまた俺の家来てくんね.ᐣ*」
桃 急にどうしたものか……
少々戸惑った。でも呼ぶということは大事な話なんだろう。
「桃 分かった。 」
紫 ……
なんでらんにLINEを送ったか。それは……ない。理由なんてない。ただあいつと居たかっただけ。でも普通に呼んだらクソ真面目のあいつは来てくれないと思ったから。あいつが家に来た時「話したいことなんてなかった」なんて言ったら怒られるかな笑 俺はあいつの事が好きなのかもしれない。いや、好きなんだと思う。正直今まで女と付き合ったことなんて死ぬほどあった。でも全部半年も続かなかった。全部相手の浮気だった。毎日言ってくれる「好きだよ」「世界で1番愛してる」そんな言葉がすべて偽りだったと思うと今でもため息が出る。人間なんて全員嘘つき。だから人は嫌い。二度と恋愛なんてするか。そう思っていた。そう思い続けていた。でも今俺が持っている感情は多分恋愛感情。持とうとしてなかったくせに。持ちたくなかったくせに。知らぬ間に持ってしまっていた。どうしたらいいのだろうか。俺はどうするのが正解なんだろうか。
俺はいるまのことが好き。多分絶対好き。でも男同士の恋愛って変かな笑 身の回りでもそんな人いないし何より俺に恋愛経験なんてものはない。第1俺は恋愛に興味なんて一切なかったし好かれたこともなかった。親も俺に興味無かったし”愛”なんてもの信じてない。でもいるまはなんか違う気がする。分かんないけど。家に誘われたこと、とても嬉しかった。でも今日いるまの家を出る時に「嫌いじゃない」と伝えた時からどこかいるまと気まずい自分がいる。いるまとふたりきり。そう考えるだけで胸が熱くなる。
「*桃 今からいるまん家行くわ*」
「紫 *りょーかい。*」
ガチャ
桃 お邪魔しま~す……
紫 ん、いらっしゃい。
桃 ……
紫 ……
桃 ねぇ。ここ座ってもいい、.ᐣ
紫 あぁ、うん。
桃 ……
紫 ……
桃 ぁの…今日はなんで呼んだの.ᐣ
いるまが話しかけてくるまで待ってようと思ったけど、気になりすぎて思わず聞いてしまった。
紫 ……それはッ、、、
桃 いるま.ᐣ
理由なんてない。でも「お前と居たかっただけ」とか流石にきもい、
紫 あ”~ちょっとなんかおまえ疲れてそうだから遊びに~みたいな.ᐣ汗
桃 な、るほど…….ᐣ
紫 なんか……ごめん、しっかり伝えとけば良かったよな笑
桃 いや、なんか話したいことあるって言ってたから深刻なことなのかと思って笑 嘘ってこと?嘘って言ったら悪く聞こえちゃうけど…
紫 まぁ、嘘。でもでもッそーじゃないとお前、来ないだろ.ᐣ
桃 うん……そうかもね笑 分かんないけど、 普通に言えばよかったのにとは思ったけど。
紫 そーだよなッ笑 ごめん笑
もうこれほぼ嫌われたに等しいだろ。まじ最悪。
桃 せっかく遊ぶならさ、他の人も呼ばない.ᐣどうせ暇だろうし
紫 おん、そーだな笑
俺は気まずさに耐えれず他のメンバーを呼んでもらうことにした。いるまの目的が見えない。なんだかモヤモヤする。何がしたかったのだろうか。
水 ……ん.ᐣ
普段いるまくんは重度の未読魔でLINEなんてろくに返さない。しかも送らない。なのにそんないるまくんからLINEが来た。しかもグルラに送ってきた。
「*紫 お前ら今日暇.ᐣ*」
「*水 こさめ暇ー.ᐟ.ᐟ*」
「*赤 暇すぎてしにそ*」
「*黄 あれ.ᐣいるませんせーからとか珍しいな👀*」
「*緑 どうかしたの.ᐣ*」
「*紫 今から俺ん家来れるやつ俺ん家集合。ちならんはもういる。*」
「*赤 いや珍しすぎ。行くけど。*」
「黄 俺*も行ける*ー.ᐟ.ᐟ」
「*水 行く行くー.ᐟ🚗*」
「*緑 行けるよ🙆♀️何がいるものとかある.ᐣ*」
「*紫 特になんもいらん。急ぎでな。*」
「*水 なになに.ᐣそんな大事なこと.ᐣ👂*」
「*紫 別になんもない。遊ぶだけ。*」
「*黄 とにかく向かうね.ᐟ*」
紫 あいつら全員来れるって。
桃 そっか、分かった
本当は人なんて呼びたくなかった。らんとの2人の時間を過ごそうと思ってた。でもらんも気まずそうだし俺と二人きりなんてぜってー無理だろうな。俺は好きなのに。嫌われたに違いない。
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