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僕の嫌いなもの
「飛べない子を真ん中にしよ」
「連続で出来ない人だけ練習しよ」
「はい!はい!はい!」
「もっとつめてー!」
「今!今!今!」
「パシッパシッ」(縄が地面につく音)
やらないといけないことぐらいわかってる
でも…怖くて連続で飛べない。
クラスでただ
僕は去年1人だけ飛べなかった。その不安は去年からあった。
あの先生のクラスは、長縄は、目標回数が高い。なりたくない。
去年も1人だけ飛べなくて申し訳無さで泣いた。
その時は先生が
「どうしたの〜」
「飛べないから泣いたの?」
(うなずく)
「大丈夫だよ〜」さすさす
などと言ってくれたり先生が一緒に飛んだりしてくれた。
今年は、申し訳無さと『連続で飛べない子』『できない子』
そんな言葉が練習のたびに僕の心を刺していく。
そして、連続で飛べない子…
名前で言わなくてもわかる。
飛べないのはクラスで僕しかいないんだから。
僕は、そんなことを言われるのが辛くて泣いてしまった。
泣いたとき、友達は
『大丈夫だよ』
『深呼吸しよ?深呼吸』(背中をさすってくれた)
『大丈夫?先生に言っとこうか?』
そんな言葉をかけてくれた。
僕は、長縄が嫌い。
毎年僕を苦しめる。
そのたびに泣いて、友達や先生が支えてくれる。
僕はそんな自分が嫌い。
泣きそうだな…でも、泣かないようにしなきゃ。
そう思うほど辛くなる。
連続で入れるようにしたい。でも、そう思うほど怖くなる。
「連続」「飛べない子」「声掛け」
僕は怖くてもう、やりたくない。
でも、素直に言えない僕はもっと嫌い。
「今年も泣いちゃったw」
(もう、辛い。長縄は、僕を苦しめる。)
「なんかあったら言ってね?」
「言ってあげるから」
友達はそう言ってくれた。
僕は、うなずいた。
だけど相談するかはわからない。
でも、泣いたときに支えてくれた友達には
「ありがとう」
と伝えたい。