キキーッ
景「神楽様。着きました。」
神楽「ん、ありがとう」
車から降りると目の前には白い壁、大きな黒い屋根の豪邸が建っていた。
庭には、噴水や木々が植えてあり、薔薇の香りがほんのりと漂う
Broooock「うわぁ~!!」ボソッ
Nakamu「凄い‼」ボソッ
スマイル「綺麗…」ボソッ
神楽「こっちだよ、着いてきて」
ギギ―
メイド&執事「おかえりなさいませ、神楽様」
6人「「!!」」
ドアを開けると沢山のメイドと執事が並んで挨拶をした。
神楽「ただいま。お風呂の準備できてる?」
メイド「はい!先ほど準備し終わりました。」
神楽「ありがとう。悪いね、急に頼んで」
メイド「とんでもないです!」
神楽「そう?ならよかった」
きりやん「す、凄い数…」
きんとき「ね…。凄い慕われてる…」
執事「神楽様。ご入浴の前にお時間いいでしょうか」
神楽「何かあったの?」
執事「はい、影のことで…」
神楽「…分かった。景、この子達を風呂場まで案内して。」
景「お任せを」
スタスタスタスタ
スマイル「…ねぇ、あの人何者なの?」ボソッ
Broooock「分かんない…けどすごく信頼されてる感じだったよね」ボソッ
きんとき「そうだね…」ボソッ
Nakamu「……(影ってなんだ?)」
シャークん「てか、俺ら奴隷なのにあんな優しくして、なんか変じゃね?」ボソッ
きりやん「確かにそうだな……」ボソッ
景「……神楽様は貴方方が思っている恐ろしい人ではないですよ」
6人「!!」
景「神楽様は帰る場所のない私を助けてくださり、神楽様の執事として、このお屋敷に住ませてもらっています。」
景「ここにいる他のメイドや執事達も皆、神楽様に助けていただいた者なのです。」
シャークん「………え?」
きんとき「たす……けた?」
景「はい。神楽様は貴方方がいた闇オークションなど、人身売買をする輩を徹底的に排除しています。」
景「神楽様は、同じ人間を物のように扱うことを酷く嫌っています。ですので神楽様を恐れる必要はありません」ニコッ
6人「「………」」
Nakamu達は何も言わなかった
景「………着きましたよ。ここが入浴場です。」
景「着ている服はこちらに入れてください。洗いますので。」
きりやん「あ、あの…今着ている服は捨ててもらって構いません。もう着たくないので…。(あいつらが着せた服なんか…)」
5人「「俺も/僕も」」
景「わかりました。では新しい服をご用意いたしますので。ゆっくり温まってきてくださいね」
6人「「はい。」」
景「あと神楽様の事ですが、あまり感情が表にでない方です。」
景「冷たい態度をとっていると思われてしまいますが、本当は仲間思いでお優しく、誰よりも辛さが分かるお方です。」
景「どうか、あの方を嫌わないで下さいね」ニコッ
パタンッ
それだけ言って景は入浴場を出た
6人「「…………」」
Nakamu「誰よりも辛さが分かる…」
きりやん「どういうこと………?」
Nakamu達は景が言ったことに理解ができず
しばらくその場から動かなかった
コメント
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最高です。続きが楽しみです。これからも頑張ってください