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―第3話―
〜放課後〜
「集まったのはええけど……」
「どこを探せばええんやーーー!!!!」
「ま、そうなるよね」
「やな」
侑のクラスに集まったのはいいものもちろん手ががりはゼロに等しいため何を調べたらいいのかもわからない。
ましてや見知らぬ人を探そうだなんてほぼ不可能である。
「んー、とりあえずその日行った場所とかでも振り返ってみる?」
「それもありなんやけど、そこら辺俺もあんまよく知らないんよな〜」
実際に侑も2、3回行った程度であまりその辺りの土地感覚は全然なかった。
角名と銀もよく知らないため、行くことはできても詳しく調べることは難しい。
どうしようか考えるなか銀は何か思いついたのかある提案をする。
「せや、その辺りを知っとる奴でも連れて行ったらええんちゃうか?」
「あ、ええかもな」
「けどそんな人いるの?」
提案自体はいいもののそんな人がいなければ話にならない。
けれど、銀は少し心当たりがあった。
「おん。確か天見くんがそこら辺に住んどった気がするで」
「天見くん?」
「あ、角名はクラスちゃうから知らんか」
※皆さんも初登場の人ですから知りませんよね。
なので急に出てきた天見くんについてご紹介!
名前は天見翔(あまみしょう)
侑と銀のクラスメイトです。
イメージ的には黒マスクイケメンで!!
名前はなんとなく良さげな名前をつけました。
良さげかはあんまわかりませんが、、、
ちなみに主が今思いついた話的には必要かもと思ったため付け加えました。
以上、天見くんの紹介でした!!
「へー、侑のクラスにそんな人いたんだ」
角名もよく侑のクラスには来ているがクラス全員を知っている訳ではない。
なので天見くんについても初耳である。
「まぁ、同じクラスいうてもあんま話さんしな」
「せやな。部活も入ってないからそういうとこでも繋がりがないしな」
「ふーん、そうだったんだ」
「ほな、天見くん誘ってみるか」
「そうやな」
全員銀の提案にも賛成し、侑たちは教室の窓側の方にいる天見の席へ向かった。
天見も1人で帰る準備をしていたため、侑は早速天見に声をかけた。
「天見くん、ちょっとええか?」
「…えっと、どうしたん侑くん」
天見も普段侑には話しかけられないため少し驚いた様子ではあったが、話は聞いてもらえそうなためそのまま続けた。
「実はちょっと手伝ってほしいことあって」
「手伝ってほしいこと?けど俺できることあんまないし忙しいんやけど…」
「いや、そんな大変なことやないしちょっとだけやから、な?お願い!」
少し戸惑った天見ではあったが意外とすぐに答えはでた。
「……まぁ、ちょっとだけならええよ」
「ほんまか!」
「おん。で、手伝いってなんや?」
「あー、確か天見くんって__の辺りに住んどったよな?」
「せやけど……それが関係あるんか?」
「色々あって少しだけそこら辺を案内してほしいなーって思って」
「そのくらいのことなら全然ええよ。帰るついでにできるし大丈夫やで」
「ありがとな!」
嬉しそうにする侑の姿がどこか愛おしく天見は微かに微笑んでいた。
「ほな、俺も帰るとこやし一緒に行こか」
「おん!」
𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌𓂃𓋪◌
侑たちは学校を出て天見に案内されながら街をまわった。
「へー、ここら辺ってこんな感じやったんやな」
「な!ちょっと冒険みたいでワクワクするわ!」
「はしゃいでるのはいいけど本来の目的も忘れないでよね?」
「わ、わかっとるわ!」
侑たちはいつも通りの会話をしながら歩いていたが天見にとっては少し違った。
いつも誰かと帰ることもなく1人で帰ってるため誰かと帰るのは久しぶりだ。
侑たちにとってはいつも光景かもしれないが、天見にとってはあまり見ることのない光景なので新鮮だった。
「侑くんたちはほんま仲ええな」
「え?そーか?」
「おん、俺から見たら結構仲良しさんやで」
「そーなんや。ま、それくらい俺たちの絆が深いちゅうわけやな!」
侑は自慢げに胸を張っていた。
そんな姿にほんとに仲がいいのを確認したと同時に天見は少しだけそのことが羨ましかった。
そんななか、侑は本来の目的を思い出し天見に尋ねた。
「せや、天見くん。〇〇公園ってわかるか?」
「ん、わかるで」
「そこ案内してもらえるか」
「ええよ、すぐそこやし」
〇〇公園はあの日侑が倒れてた場所でもある。
そこに手ががりがあるかもしれないと侑は睨んでいた。
はい、変なとこですが主の力が底をつきました…
マジ変なとこすぎない??
力も底つきるの早すぎやろ!
ということで続きは次回にします!