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片思い

14 - 第9話 いつかは…

♥

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2024年05月04日

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立原視点

今日の分の授業(入学式と教科書配りとかしかなかったが…)が終わり、帰る時間になった。


あの人と話したい…。でもどうやって話そう…。


と立原が考え込んでいると、条野が机から消しゴムを落とした。当の本人は気づいていない様子だった。


( ゚д゚)ハッ!消しゴムを拾ってそれを口実に話し掛けよう。


「あのっ!消しゴム落としましたよ」

と、立原は消しゴムを拾って条野に話し掛けた。

「え?ありがとうございます。えっと…」

「あっ、立原です。立原道造。1年間よろしくお願いします」

「私の名前は条野採菊です。よろしくお願いします」

「はい!」

話せて良かった。採菊…条野さんにピッタリの名前だな…。

「あっそうだ。一緒に桜の前で写真を撮りません?」

「いいですよ」

よかった。断られたり、引かれたりしなかった…ホッ。


その後、条野と一緒に写真を撮って一緒に帰った。




立原の部屋


今日は時が過ぎるのが速く感じたな…。

条野さんともっと仲良くなれるといいな…。


そう思いながら、立原は眠りについた。





そして翌日、鐵腸さんと輝子さんに会った。


それから俺は条野に勉強を教えて貰った。条野の説明は分かりやすいから。というのもあるが、条野と話したい。それが一番の理由だった。


そして、条野が鐵腸さんを好きになっていった。立原は条野が鐵腸さんを好きだという事に誰よりも早く気づいた。条野が自覚する前からだ。

条野が鐵腸さんを好きだと気づいた時、絶望した。目の前が真っ暗になって、何も考えられなくなった。


羨ましい。条野に好かれる鐵腸さんが。どうして俺じゃないんだ…。


そんな暗い感情が俺の心を支配しようとしてきた。正直言うと、泣きたかった。好きな人が自分以外をしかも尊敬している部活の先輩を好きだと知ったら、誰だってそうなるだろ。



暗い暗い部屋の隅で、俺は一人でうずくまっていた。




そして気づいたら、次の日になっていた。




俺は条野がこの高校に入ると聞いてここに入学した。









条野が去り、立原以外がいなくなった教室(高校)



今では遠い昔の様だ。



俺は条野が好きだ。それは今でもこれからも変わる気はしない。


条野が鐵腸を好きだろうとなんだろうと関係ない。俺は条野を惚れさせる。条野にあんな悲しそうな顔を二度とさせない。



そう、決めたんだ。



そして立原は、条野の後を追って行った。





つづく





あとがき

立原ー!幸せになってくれー!

立原が一途ですごく良かったですね。本当に幸せになって欲しいです。

これで、立原視点は終わりになります。次回は条野視点に戻ります。

では、次回また会いましょう。

ヽ(・∀・)バイバーイ

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コメント

1

ユーザー

立原にも幸せになって欲しいけど、、条野と鐵腸もくっ付けたい……

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