日常組
tr✕kr
殺人病
視点 kr
※伽羅崩壊
※口調迷子
※設定滅茶苦茶
※御本人様と関係❌️
山奥の小さな村に奇妙な噂が広まっていると聞いた。
感染すると理性を失い、最も大切な人を手にかけてしまう「殺人病」。
真偽を確かめるため、俺とトラゾーは村へ向かうことにした。
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kr「……想像以上に静かだな。」
村の入り口に立ち、俺は不安げに辺りを見渡した。
ここまで人気がないのは異様だ。
人の気配はあるのに、誰も外に出てこない。
まるで、皆息を潜めているようだった。
tr「気をつけてくださいよ?妙な感じが……。」
トラゾーが剣の柄に手をかけながら言う。
慎重に村の中を進んでいると、一軒の家の前で膝を抱えて震える子供を見つけた。
kr「君、大丈夫?」
俺が声をかけると、子供はびくっと肩を震わせ、ゆっくり顔を上げた。
顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃだった。
mb「……お兄ちゃんがッッ!……お兄ちゃんがッ……!」
子供が言いかけた、その瞬間——
mb「う、うわあぁぁぁぁぁぁッッッッ!!!」
家の中から狂ったような叫び声が響き、俺とトラゾーは即座に飛び込んだ。
家の中には、血まみれの男が立っていた。
手には包丁。
その足元には、動かない人影。
mb「くッッ……!ゃ、やめろッッッ……俺の体がッ……勝手にッ……!」
男は苦しげに叫びながら、俺たちを見た瞬間、目の色を変えて襲いかかってきた。
tr「くそッ、やるしかねぇのかッ、!」
トラゾーが剣を抜き、男の攻撃を受け止める。
kr「気絶させる!」
俺は素早く動き、男の背後に回ると、首筋に手刀を叩き込んだ。
男は白目をむいて崩れ落ちる。
kr「……ただの発狂じゃないな。」
俺は倒れた男を見下ろしながら呟く。
tr「…やっぱり、何かに操られてるみたいですね…。」
トラゾーも警戒を解かずに言う。
村を調べていくうちに、病の発端が村の神社にあることが分かった。
そこには、封印された”呪いの仮面”があり、それを誰かが解放してしまったらしい。
俺たちは神社の奥へと進んだ。
kr「ここか……嫌な気配がするな…。」
祭壇の上に、不気味な仮面が鎮座している。
tr「此れを壊せばッ……!」
トラゾーが剣を振りかざした——その瞬間、黒い霧が彼を包み込む。
kr「、?!トラゾー!?」
霧の中から、苦しげな唸り声が聞こえた。
tr「……ッッ、、、俺まで……操られるッ、……!」
トラゾーの瞳が赤く染まり、剣を俺に向ける。
まさか——
kr「、?!……ま、マジかよ、?!」
俺は焦りながら、トラゾーの動きを見極める。
トラゾーが相手か。
…なら、こっちも手加減はできない。
剣戟が激しく響く。
トラゾーの剣が迫るたびに、俺はギリギリで交わし、攻撃の隙を探る。
kr「……ッ、トラゾー、本気で斬る気だな、?」
ニヤリと笑いながら言うと、トラゾーは無言で突きを繰り出してきた。
こっちが話してる間も隙を見せないなんて、さすがだ。
けど——俺だって、やられるわけにはいかない。
素早く身をかわし、トラゾーの懐に潜り込む。
kr「——終わりだ。」
俺は腹部に手刀を叩き込んだ。
tr「グッ……!」
トラゾーが膝をついた瞬間、すかさず仮面を掴む。
kr「これで終わりだッッ!」
仮面を力いっぱい地面に叩きつける。
パリン——!
仮面が砕けると同時に、黒い霧が消えていく。
トラゾーの瞳も、元の色に戻った。
tr「ホッ……クロノアさん、助かりました…。」
トラゾーは息を整えながら俺を見上げる。
kr「トラゾー…容赦なさすぎだろ……笑」
tr「クロノアさん相手ですから笑」
俺は笑いながら、トラゾーの手を引いた。
村には平和が戻った。
だが、俺の胸には、一つの疑問が残っていた。
kr「本当に……これで終わりなのか?」
砕けた仮面の破片は、まだわずかに不気味な光を放っていた——。
END
コメント
7件
めっちゃ面白いしかっこいい✨
🌷/ とても面白かったです ! 最後がすごく不穏な感じでしたが…
めちゃ面白い✨️✨️ 続きが楽しみ!!\(≧∀≦)/