お前をいつでも、大切に思っているぞ。
そんな父の言葉が僕の脳の中で反芻する。父は仕事で大忙しだった為一緒に過ごした記憶はあまり無く、幸運にも予定が合って父が休みの日、丸一日共に過ごせた日に言われた言葉。父との思い出で一番鮮明なのは、その言葉だった。思えば愛の言葉を貰った日なんて滅多に無かったから、幼少期の僕にとってはとてつもない嬉しさだったんだろうな。嗚呼、あの慈愛に満ちた父の目。
その瞳に映っているのは他でもない僕自身なのだ。戦場ではとても恐れられた男も、息子の前ではこんなにも普通の父親になってしまうのだ。愛とは不思議なものですね。
……父も僕のことを愛していたと思うし、僕も………
「日本。」
嗚呼、ごめんなさい。その先の言葉は言えませんね。親不孝な息子をどうか許してください父さん。
貴方の仇である人に、惨めに犬のようにしっぽをふり媚びを売っている姿、間違っても貴方には見せられません。父さん。こんな僕でも愛してくれますでしょうか。
そんな問い、念じたところで言ったところで返ってくるはずはないのに。
ごめんなさい。私は貴方に顔向けできません。
たった1人の妹を売ったこと、貴方の仇である人と関係を持っていること、貴方を__________
僕は一体何の為に生きているのでしょうね。他国の前では都合の良い存在になるように化け、
頼れる相手は誰もいやしない!
……父さん。貴方が‥貴方がっ………生きていれば何か
コメント
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やだ不穏系まで書けるなんて天才すぎ♡ この日本まじでアメ公に良いように使われてそうで大好きです。日帝さんがもし生きてたら3pですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!