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22 - 平凡受けかも

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18

2025年08月30日

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雇い主さんの自称婚約者達に迫られる平凡くん


「ちょっと聞いてるのぉ?」

「あー、はい、聞いてます……。」

また来たよ。雇い主さんの自称婚約者一号さん

「あのー、何度も言ってますが雇い主さんの個人情報はプライバシーとなるのでお教えすることはできません。」

「こっちだって何度も言っているでしょう!西園寺くんとアタシは結婚するから家族になるって!」

「雇い主から婚約者がいるとは聞いていません。」

「あらあらぁ!西園寺くんったら恥ずかしがっているのよぉ!」

うーん、埒があかねー。

ガチャ

「西園寺くん!!」

この家には雇い主が住んでいる、三人ね。

そして今帰ってきた雇い主さんは三人の中でも最年少の南之園 日向(みなみのその ひなた)君だと思う。学校が終わり、今日は部活動もお休みらしく早帰宅すると朝に聞いていたから。

「ただいま〜」

「おかえりぃ♡……あれ?」

「おかえり……あれ?」

日向じゃなかった。こいつは三人の雇い主の一人で東小園 宗也(ひがしこぞの そうや)。俺の高校時代の先輩だ。

「え、珍しいですね。先輩が家に帰ってくるの。」

「みーちゃんがヒスられて家追い出された〜」

みーちゃんとは先輩のセフレのことだ。普段はそこで寝泊まりしている。都合のいい女らしい。

「それは大変でしたね。」

「ちょ、ちょっとぉ!西園寺くんはいつ帰ってくるのよぉ!!」

「だから個人情報をお教えすることはできませんって……」

「わ〜君可愛いね?西園寺に用でもある感じ?」

「そうよ!アタシは西園寺くんの婚約者だからお話ししにきたのよぉ!」

「ふ〜ん、そう言うことなら〜俺が西園寺のこと教えてあげるよ〜。こっちきてよ。こいつがいたらまたゴチャゴチャ止めにくるからさ。」

「本当に!?わかった!着いていくわ!」

「うん、良い子だね〜。じゃあ、俺らはお取り込むから〜これ雇い主命令だから。邪魔すんなよ?」

「はい、わかりました。」

次のセフレはあの子か。西園寺に近づけなくてどんまい。

邪魔するなってことはヤるってことだから……俺は少し出かけるか。今日の家事は大体終わってるしドンキで暇潰しするかー。

ガチャ

「わっ!?」

玄関を開けたら日向とぶつかった。

「激しいお出迎え!?」

「ハグじゃないから。あ、俺と一緒に出掛けない?」ヤってる家にいるの気まずいだろうし。

「もちろん行く!デート!」

「いやデートじゃないから。今、先輩がセフレとヤってるからさ家にいると気まずいだろ?」

「宗也が?珍しい〜。」

「ほら、早く行こう」

「うっ……可愛い!」

なにが?


「ほら俺のクレープも食べて一くん」

「んっ、んんぐっ!!」

「小さい口で俺のを頬張ってるの可愛いよ」

「んぐっ、おぐいれるな!」

「一くん俺の美味しい?」

「日向のおいひいからっ!おくやめて!」

「そっか、よかった。ちょっと奥入れすぎちゃったね、ごめんね?」

「奥に入れすぎだろ、結構食べたけどよかったのか?」

「うん♪」


俺らはクレープを食べた後ゲーセンでメダルゲーをしたりプリクラを撮ったりした。

「さすがに夕飯までには帰ろう」

「えー。でも宗也いるんでしょ?なら志弦に連絡して外で食べようよ!」

「確かにまだ先輩いそうだなー。西園寺さんに連絡してみるか。」

プルルルル

『はい、西園寺 志弦です。』

「あー、俺です。一です。」

『え?一くん?電話番号変わったの?』

「あれ、言ってなかったですか?俺の携帯先月うっかり水没させて買い直したんですよ。」

『聞いてないな。』

「あーごめんなさい!それより今日は外食しませんか?」

『それよりか……。外食かたまには良いね。日向には連絡したのか?』

「日向ならここにいます。」「やっほー」

『え、デートしてたの?』

「そうだよー」「いや違います」

『……そう。じゃあ宗也にも連絡するかい?』

「先輩が家にいるから食べにいくんですよ。お客さんが家にいるので……。」

『ああ……またか。』

先輩は常習犯なのだ。

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