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「え」
「は、?」
「何で2人返事すんの、てか誰!?本署から出てこなかった?」
焦った様に矢継ぎ早に言葉を紡ぐ成瀬カニ。
「あぁ、はい。そっす」
なんでもない、と言うふうに答えると
「誰だこいつ。」
柄の悪い男が返す。
お面で見えない瞳を大きく開き、
「もしかして、匠、だったり?」
「何で俺の名前を知ってやがる!」
「親戚なんじゃないのー?」
と、青鬼のヘルメットが言う。
「お、せーかいですー、」
ふらふらとしながら近づいて、
ぐん、っと襟を掴む。
かちゃん、とグラサンを叩き落として
やっと「あぁ、」なんて呟いた。
「やー。ごめんね。僕目悪くってw」
「グラサンなんてかけてたら分かりずらいよ」
カラカラと鈴を転がすように笑う。
「ところでおにーさん、さっきの発砲って」
オルカが少し身構える。
「そうだよ。誰も居なかったから発砲通知出して気づいてもらおうと思って。」
「うーん、ならギリギリ…?」
「ところで」
と、青井が口を挟む。
「あんた、名前は?」
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