テラーノベル
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ドキドキだった宿題を提出できしかも合格をもらい大満足の中、美味しく楽しい時間もあっという間に過ぎていった。
お店を出るやいなや私達はごく自然に手を差し出してまた差し出されたその手を握っていた。
先程初めて名前を呼んだ人物とは思えないくらい自然な流れの行動に自分自身驚いた。
手を繋がないと不自然に思う自分がいたのだ。
ほんの先程の小さな小さな絃さんとの関係性の前進が短時間で私の気持ちをここまで大きく変化させていたのだ。
手を繋ぐ行為がごく自然と思えるようになった。
それは先程の’名前呼び’の達成の自信からなのかそれとも絃さんと出会ってから今迄の言動からの何かしらの確信からなのかはわからないがどちらにせよちょっとした事で気持ちが変化してしまっていたのだ。
気に病んでいた事が殆ど気にならなくなっていたり広げて言えばこうでないとならないこうあるべきだ等の固定観念が易々と覆ってしまうこと。
人はほんの些細な出来事で気持ちが軽くなったり重くなったり良くないと葛藤していたことが今や自然であると思えるようになっているのだから。
しかしやっぱり普通のカップルみたいに堂々手を繋いではいけない事はもちろん頭の片隅にはあり、隠れるはずもないのに繋いだ手をコートの袖口で少しでも見えないようにしようとしていた。
嬉しさの中こんな事をしている疾しさや悲しさやらが混在しているのは事実だが素直に繋がっている手の温かさに幸せも感じていた。
人間の思考.気持ちは流行りの’AI’とは違い繊細に時には流動的に自分に都合良く傾けられるものなのであると実感も出来た瞬間でもあった。
コメント
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第22話読みました!「名前を呼ぶ」っていう小さな前進が、手を繋ぐ自然さに変わっていく心理描写がめっちゃ丁寧で刺さりました。嬉しさの中にも罪悪感や悲しさが混ざる感じ、リアルな葛藤ですよね…でも繋いだ手の温かさに幸せを感じてるっていうのがもう、尊い。人の気持ちってAIみたいに単純じゃないって締めも良かったです!続き気になる〜!