太宰が余命宣告を受けてから約1ヶ月が経過した。
今の処、変わったところと云えば、前よりも体調が不安定だということぐらいで、1週間に一度、其の週で一番体調の悪くなる日があるという事も其の一つだ。
そして其の日が____今日である。
太宰「はぁ……朝から怠いとか最悪なのだけれど…。」
こういう日でも、太宰は一応出勤する。しかし、週に一度此のような日があることを太宰は誰にも云っていない。心配されると余計に面倒だからだ。其の為、元気であると装う必要がある。何時もなら其れを容易に熟せたのだが、今日はそうはいかなかった。
太宰「あれ……何時もより頭痛が酷い気がする…。此れ、若しかして悪化してる…?」
「大きい任務とか入らないと善いけど。」
此れがフラグになるとは、此のときの太宰には知る由もない。
ーポートマフィアー 太宰視点
太宰「真逆、来て直ぐに呼び出されるとはねぇ……。」
「此れから直ぐに首領室に来てくれ」とだけ電話で云われたのだけれども……。用件ぐらい云ってくれたって善いんじゃないかい…?まァ、用件には大方見当がつくけれど。
太宰「う……気持ち悪い……。」
クラクラする……。朝から頭痛と目眩が本当に酷い。此れ、隠し通せるかな……。
あまりの目眩に壁に手をつく。すると……
中也「うげ…太宰……。」
今一番会いたくない人物が通りかかってしまった。
太宰「其れは此方の台詞だよ、中也。」
中也「てか、壁に手ついて如何したんだよ。体調でも悪ィのかァ?」
うわ……何でこういう時によって勘が善いの、此のチビ……。
太宰「別に何でもないさ。其れより私、森さんに呼び出されたから行かないと……はァ面倒臭い…。」
中也「首領に呼ばれたンだから面倒臭がるんじゃねェ。」
太宰「はいはい。じゃ、私は行くね。」
中也「応。」
太宰「……。」トコトコ
中也「……。」トコトコ((其の横に並ぶようにして
太宰「何で君も着いてくるんだい!さっき別れただろう?!」
中也「俺も今日首領に呼ばれたんだよ!」
太宰「え、そうなの?てことは話って……。」
中也「嗚呼、任務の事だろうな。」
太宰「うげぇ……。」
寄りによって今日かい……。途中で倒れないと善いけど。()
中也「というか手前、本当に大丈夫なのか?何か顔色悪ィぞ?」
太宰「そんな事無いよ。其れに中也に心配されるなんて……気持ち悪い……。明日は槍が降るのかな。」
中也「一言余計だッ!」
太宰「二言じゃないかい?」
中也「チッ……ッンとに手前の事は好きになれねぇ……。」
太宰「私もだよ。」
そうこうしているうちに首領室前に着いた。
中也はさっき心配してくれたけれど……何故だかあまり悪くは思わなかった。寧ろ……嬉しい?
……何だろう、此の気持ち。
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一度切らせていただきます!投稿遅れて申し訳ありませんm(_ _;)m
物語の中でも、現実の方でも1ヶ月が経ってしまいました……。
次回の話は直ぐに投稿出来るように頑張ります(๑•̀ㅂ•́)و✧
ではでは皆様!さいなら〜👋
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