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おぉぉぉぉぉおぉ!!遂に!
—翌朝
豹「行ってきまーす」
「ミャー」
と、豹馬君の声
それに続き黒猫のクルが行く
豹馬君…サッカーはやめちゃったけど、
サッカーをしてても、しなくても
豹馬君の事は大好きだよ
豹「…もう今日は学校サボって一日中クルと寝たいな〜なんて、」
「ニャ…」
と、少し悲しげな鳴き声
スリスリと足元に擦り寄る
豹「…ハハ…クルも俺と居たいか?可愛いヤツめ」
そしたら抱き上げてくれて、可愛いだなんて
もし…私が、人間なら、……
………ないものねだっても、無駄だよね…
豹「今日も行ってくるよ」
「ミャ…〜」
嗚呼…今日もクルのお陰で俺は、頑張れそうだ
でも、不運は突然と現るのだ…
−−−−− 豹馬side
豹「…(あーあ…折角、クルに元気付けて貰ってからこれだよ…)」
学校の廊下を歩けば、
天才(笑)君だの、硝子の天才だの
右脚失った奴…とか
……毎日、毎日うっぜぇ…んだよ
結局の所…俺の味方は、クルだけなんだよ…
クルだけが俺を信じてくれる
だから、そんなクルが大好きだ……でも、
人間は動物に『恋』しちゃ駄目だって…
そういう、ことが決められてる
ただ、一つだけ
クルが人間になれたら…なんて、俺には程遠い夢だ
猫は俺等人間と違って、色が見えない
クルに見える世界は『モノクロ』の世界
…だから、一度でも…いいから俺の[色]を
見てほしいって…何度も何度も思った
豹「……クル…お前は、俺を見てくれないのか…」
……そんな、妄想…叶ったら……
まぁ…叶うわけ無いか…、w
−−−−−−− 人生最悪の不運
キキーーッ…
と、急ブレーキの音
……でも、もう其れは遅かった
豹「ッ……クル!!」
ドンッ……
とある交差点で、とある黒猫が轢かれた
…其処にいた男の子、豹馬君
豹馬君は、悲しそうな顔してた…涙を流していた
でも…私にはわからない、貴方の瞳を見てみたかった
貴方の色を知りたかった
……もう一度…「大好き」って言って欲しかった
豹「……ッ…俺、は」
味方も、サッカーも…全てを
失くした…何もできねぇじゃん、俺
…なんで…俺は、こんなに
[不幸]なんだ…?
神様は平等じゃ…ねぇのかよ…、
—————–???
目覚めると知らない天井
知らない気持ち
起き上がると、様々な色
どれが何色かなんてよくわからない
でも、感覚は残ってる
[あの時、トラックに撥ねられて死んだって]
…じゃあ…何で生きている?
神様が…与えてくれたの?
どーでしたかーーー!
無気力症とともにがんばっていきまふ!
応援よろしくです!!
またね!!!