⚠️注意事項・妄想強め
・捏造注意
・ゲーム設定や皆の性格は変わらない
・いじめ描写あり(主にいじめられるのが主人公と監督生)
・主人公はnot監督生のセーラです
・うちのオリキャラ達(監督生含め)出てきます
・学園長はオリキャラのメビウスでクロウリーは学園長の秘書
・結構暗い
・前作の悪女など使われている(前作→悪の花と強き信念)
・流血表現があったりなかったり(なくても悲惨かも)
・ハッピーエンドは確実なのでご安心を
それでもいいならどうぞ!
ー次の日ー(ロゼッタ仮入学 6日目)
〜メインストリート〜
監督生達「…」(セーラと一緒に登校してる)
セーラ「…」
リンネ「セーラの奴、結構やられてるな」(遠くから見守っていた)
メテア「うん、心配。このまま何も無く1日が過ぎるといいけど…」
リンネ「…」
ー昼休みー
〜廊下〜
セーラ「…」
マレウス「セーラ」
セーラ「…」(足を止めて顔を上げた先にはナチュラ、フォス、アシエス、ルミナス、フルール、リヒト以外のディアソムニア一同がいた)
リンネ(やっぱり…こうなると思った)
マレウス「セーラよ、お前は許されぬことをした。その代償は重いぞ」
フィオナ「酷いよ。友達と思っていたのに…」
ロウ「見損なったぞ」
シルバー「マレウス様に近づくな」
セベク「いじめなど愚かな…」
シリウス「全くだ。まさかお前が人を蹴落とす真似をするとは…」
リリア「我らに近づくでないぞ?」
セーラ「…」(頷いた)
マレウス「セーラ。僕はお前の友人として失望した。お前には呪いを、」
セーラ「ビクッ」
リンネ「待て、マレウス」(セーラとマレウスの間に入った)
ディアソムニア一同「⁈」
マレウス「ルナシオン⁈」
セーラ「…リン、ネ…」(小声)
リンネ「…お前が手を出す事はない」
リリア「リンネ、お主そやつを庇うのか?」
リンネ「違う。マレウスに無駄な事と手を汚させないためだ」
シルバー「どういう事だ?」
リンネ「だって考えてみろよ。もしセーラが本当にやったとしたら罪として認められ裁かれる。そして、私刑って犯罪なんだぞ。冤罪の可能性があるし、たとえ相手が悪だろうとやってはいけない」
マレウス「だが、」
リンネ「いいのか?お前ら。お前らの主が犯罪に手を染める事になるぞ。ドラコニア家に泥を塗りたくないし、大切な主の手を汚させたくはないだろ?」
ディアソムニア一同(マレウス以外)「…」(静かに頷いた)
リンネ「…ほら、行けよ」
セーラ「あ、はい…」(走り去った)
マレウス「!」(セーラが行った方を見た)
セベク「若様?」
マレウス「…なんでもない。行くぞ」(リンネ以外のディアソムニア一同はその場を去った)
セーラ「…!」(空き教室に誰かに無理矢理連れてかれた)
〜空き教室〜
ロゼッタ「どう?皆に嫌われた感想は?」
セーラ「…」
ロゼッタ「ねぇ、黙ってないで喋れよ」
セーラ「…もう君の望み通りになったでしょ?もうこれ以上、」(話す途中、ロゼッタにより殴られて倒れた)
ロゼッタ「まだよ。私の監督生を追い出す為よ。その為にアンタと一緒に追い出してやるんだから」(言いながら、セーラの背中を蹴り続けてる)
セーラ「うっ…そんな事させない…させてたまるか!!」
ロゼッタ「ふん、歯向かうのね。あ、そうだ。もっと苦しいものを与えてあげる!」(セーラの背中に触れ、中々消えない火傷を作った)
セーラ「っ、あ”ーーーー!!」(背中が焼かれて痛がってる)
ロゼッタ「あははは!哀れね。じゃあね~」(行った)
セーラ「ッ…」(痛すぎて立ち上がれない)
〜廊下〜
リンネ「…(認識阻害を自分にかけた)よし、セーラ!セーラ!どこだ!」(セーラが行った方に向かった)
セーラ「リン、ネ…リンネ…」
リンネ「!」(声がした方に向かった)
〜空き教室〜
セーラ「…リン、ネ…」(倒れてた)
リンネ「ッ!セーラ!!(すぐ駆け寄った)酷い火傷…すぐ運んでやるからな」
セーラ「う、ん…」
〜保健室〜
セーラ「…ん…ここ、は…」(ベットの上)
アナスタシア「保健室よ。貴女は倒れていたのよ、セーラ。酷い火傷を負いた状態でね。良かったわね、リンネが気づいてくれて」
セーラ「そっか…。リンネは?」
アナスタシア「授業に戻ったわ。あー、セーラは早退にしておいたから帰って休んでいいわよ」
セーラ「分かった。ありがとう」
アナスタシア「でも、貴女を1人にするには、」
メビウス「アタシが着いて行こう」
アナスタシア「メビウス⁈」
メビウス「今は学園長だ。アタシなら手が空いてるし、いいだろ?」
アナスタシア「え、ええ」
メビウス「行くぞ、セーラ」
セーラ「うん…」
〜メインストリート〜
メビウス「…火傷の犯人はロゼッタ・イーブルか?」
セーラ「…」(頷いた)
メビウス「証拠は?」
セーラ「…アムちゃん」
メビウス「そうか。火傷の跡は済まないが、残る。痛み止めは貰った。一応手を尽くしたそうだが、」
セーラ「もういいよ。証拠はたくさん揃ったし、もうすぐこんな茶番も終わる…」
メビウス「!…今日はゆっくり休めよ」
セーラ「うん…」
ー夜ー
〜オンボロ寮 談話室〜
その場にはアム、オルト、監督生達、グリム、教師陣、ドラゴンファング、クリスタルアイ、ドラゴンファングの番(つがい)、リンネ、メテア、アナスタシア、クレア、メビウス、メアリがいた
アム(皆に映像を見せた)
瑠璃「酷い…」
桜「私達がいない間にこんな…」
波音「セーラちゃん…」
リンネ「…これで証拠はほぼ揃った。これで断罪が出来るな」
琥珀「!そんな言い方…」
妃織「リンネ先輩、分かってます?それでセーラちゃんの心が、」
リンネ「分かってる!!分かってんだよ…それのせいでセーラの心が壊れちまった。闇に染まったかのように…」
皆「…」
リンネ「…これを見てくれ」(USBメモリーを机に置いた)
オルト「それはUSBメモリー!どうしたの?これ」
リンネ「恐らくセーラが残したUSBメモリーだ」
皆「⁈」
アム「なんで急に?」
リンネ「今日いつのまにか制服のポケットにあった。俺は今日すれ違ったのはセーラぐらいだからな。何かあると思って出した。再生してくれるか?」
オルト「…分かった」(USBメモリーを読み込み、映像を再生した)
{映像の回想}
〜オンボロ寮 泊まり部屋〜
セーラ「よし、セット完了っと。ふふっ、びっくりするかな〜?」(セット完了後、ベットの上に座った)
リンネ「よう、セーラ。なんだよ、急に呼び出して」
メテア「なになに〜?なに話すのセーラ?」
セーラ「ふふっ、落ち着いてメテア。…ねぇ、終わったら皆でパーティーしない?」
リンネ、メテア「え?」
セーラ「あ、皆と言っても全員じゃないよ。私を信じてくれた人達だけよ」
リンネ、メテア「!」
リンネ「…一応聞くが、なんでそんな事を思いついた?」
セーラ「…皆、断罪の為に奔走してる。それを労いたいの。それに私はきっと闇に染まるかもしれないし…」
メテア「そんな!」
リンネ「ッ!だから、違う方法があるって言っただろ!なのに、」
セーラ「私は!私は監督生さん達が危害を加えられるような事になって欲しくなかったの。きっと私が犠牲にしなかったら、ターゲットは…」
リンネ「だからって、」
セーラ「リンネ。…あの作戦出した時、私もとても心苦しかったわ。でもね、信じてたの。私を信じてくれる皆を。少し狡いけど、特異体質で感じさせてもらったわ。皆の感情を」
リンネ、メテア「!」
メテア「…それでどうだった?」
セーラ「…皆、心から私を案じてくれていた。それがねとても嬉しかった。そして、彼らならやってくれると信じれた。だから、あの作戦を押し切れた。こんな狡い私をどうか許してくれる?」
リンネ「…(セーラの前で跪{ひざまず}いた)当たり前だ。セーラはお前を信じる俺達を心の糧にしてくれるんだろ?俺は嬉しいし、それで少しでもお前が大丈夫ならいいさ」
セーラ「リンネ…」
メテア「メテアも!だから心配しないで」
セーラ「メテアまで…ありがとう」
メテア「ねぇねぇ、誰を誘うの?」
セーラ「うーん、まず監督生さん達、グリムくん、教師陣やドラゴンファング、クリスタルアイ。あ、ドラゴンファングの番(つがい)の皆さん、もちろんリンネとメテア、アナスタシア、クレアもよ。メビウス、メアリも呼びたいわ」
リンネ「おー、凄い大人数だな。具体的に何するんだ?」
セーラ「そうだね。皆の大好きな物を中心にたくさんのご馳走用意したいな」
メテア「いいね!飾りつけもいいんじゃない?」
セーラ「そうね。花とかもいいな」
リンネ「ゲームもどうだ?ビンゴとか」
セーラ「あははは!いいね、やろうやろう!」
{ここで映像は切れていた}
メテア、リンネ、アナスタシア、クレア、メビウス、メアリ以外の皆が泣いた
ティア「セーラちゃん、こんな事考えてくれてたんだ…」
リト「優しすぎるよ…」
ナチュラ「だけど…」
セーラ「…」
ロザリオ「こうなっちゃうなんて…」
シエル「セーラちゃん…」
ルミナス「どうしたら戻るんでしょう…」
リンネ「…多分戻らない。でも、断罪しないと。セーラの望みは断罪を必ず成功させる事。俺達は成し遂げないといけない」
メテア「!そうだね。セーラの犠牲、無駄にしちゃダメだもん!」
アナスタシア「私達も覚悟決めないとね」
クレア「本当それな。でないと、アタシの努力が無駄になっちゃうし」
皆(頷き合い、リンネ達に賛同した)
トレイン「ルナシオン。私達にも出来る事をやらせてくれないか?」
リンネ「トレイン…」
クルーウェル「俺もだ。担任でありながらも力になれなかった…」
メテア「クルーウェル…」
バルガス「俺もだ。たとえ口止めされていたとしても見ているだけだった…」
アナスタシア「バルガス先生…」
サム「小鬼ちゃんが辛そうにしてたのに何も出来なかった…」
クレア「サム…」
リンネ「ああ、お前らには明日力になってもらう。他の皆もだ。俺も何も出来なかった…。だから、皆でセーラの望みを叶えよう!」
皆「おー!」
トントン(ドアのノック音)
メビウス「ん?誰だ?」
メアリ「皆、ここにもう揃ってるよね?」
皆(頷いた)
セーラ「!」(震え始めた)
瑠璃「!リンネ先輩、セーラちゃんが震えてる」
リンネ「え、なん、!まさか」(玄関の方を見た)
メテア「リンネ」
リンネ「ああ、分かってる。あの玄関先になんでかマレウスとリリアがいる。それでセーラは震えている」
皆「え⁈」
リンネ「お前らはセーラを守れ!俺達は2人を止める」
皆(頷いた)
〜オンボロ寮 玄関〜
リンネ「メテア、いいな?お前はリリアを取り押さえろ。俺はマレウスを押さえる」
メテア「分かった」
リンネ(ドアノブを握った)「行くぞ!」(勢いよく扉を開けた)
マレウス(茨を出し、リンネとメテアの動きを封じた)
リンネ、メテア「⁈」
マレウス(静かに談話室へ歩き始めた)
リンネ「ッ、待て…行かせる、かーーー!!」(脱出し、追いかけた)
メテア「ッ、セーラ…セーラに近づくなーーー!!」(脱出した)
リリア「おー」
メテア「ッ!リリア確保!!」(リリアを捕まえた)
リリア「くふふ、元気じゃのう。メテア」
メテア「何しに来た」
リリア「…わしらは償いをさせて欲しいだけじゃ」
メテア「償い?え、どういう事…?」
〜オンボロ寮 談話室〜
マレウス「…」(まっすぐセーラへ向かって歩き始めた)
皆「!」(セーラをガッチリ守った)
セーラ「あ…あ…」(さらに震え始めた)
瑠璃「!お願い、ツノ太郎止まって!」
桜「セーラちゃんが怖がってる!」
マレウス「パチン」(セーラ以外茨で拘束した)
皆「⁈」
リンネ「ッ!セーラに近づくなーーー!!」(マレウスに襲いかかった)
マレウス「すまない、ルナシオン」(茨で両手両足を拘束した)
リンネ「ッ!セーラ!!逃げろ!!」
セーラ「あ…あ…いや…」(涙目になって震えてる)
マレウス(セーラの目の前に来た)
セーラ「いや…いや…!」
マレウス(セーラを優しく抱きしめた)
セーラ「…え…?」
皆「⁈」
マレウス「すまなかった、セーラ。知らなかったとしてもお前を傷つけてしまった。お前の友人として失格だ…」
セーラ「…ドラコニア、先輩…?」
マレウス「…名前で呼んでくれないか?」
セーラ「…マレウス、さん…?」
マレウス「!ああ。本当にすまなかった。許さなくていい。ただお前への謝罪をさせてくれ」
セーラ「…あ…あ…あ…(涙が溢れてきた)うわあ”ーーーーーーー!!あ”ーーーーーー!!」(強くマレウスを抱きしめ大粒の涙を流した)
リンネ「セーラ…」
皆「…」
ー数分後ー
セーラ「スゥスゥ…」(マレウスの腕の中で泣き疲れて寝てる)
リリア「落ち着いたようじゃな」
グラン「そうだな」
フレイ「てか、びっくりしたぞ!急にお前ら2人が来たから」
トール「本当だ。敵襲かと思ったんだぞ」
リリア「いやぁ、すまんすまん。わしらが正気に戻ったらマレウスが飛び出してしまってのう。急いでわしも追いかけたんじゃ」
フルール「じゃあ、シルバーくんとセベクくんは?」
リリア「あやつらはまだ正気じゃない。心配はいらん。わしらが撒いたし、ここにいる事は知らんぞ」
ヴァン「そうか、良かった…」
リンネ「…いつ戻った?」
マレウス「…セーラがあの時、通り過ぎた後だ」
皆「⁈」
オルム「てことは、その時には、」
マレウス「正確にはその後にセーラに対して疑問を抱(いだ)いた。セーラは本当にやったのかとな」
皆「…」
アイル「…それで?」
マレウス「その後、リリアに話して互いに正気に戻った。セーラはそんな事はしないと」
ベノ「とりあえずうちの主は悪さをしてないと信じてくれるんだな」
マレウス「ああ、誓ってそう言える。リリアもだ」
リリア「うむ。ここに来たのはセーラに贖罪しに来たからのう」
ミュー「贖罪って?」
アイザ「簡単に言えば自分のやった罪を償う事だ」
マレウス「僕達は許されない事をした。許してもらえないのは分かっている。だが、」
リンネ「もういい」
皆「!」
リンネ「…お前らのその贖罪を判断するのはセーラだ。俺達に弁明しても意味ない」
マレウス「!…そう、だな…」
セーラ「…ん…」(起きた)
メテア「あ、セーラ起きた?」
セーラ「うん…」
リンネ「ホッ。良かったな、セーラ。お前ずっと願っていたもんな」
セーラ「うん…」
マレウス「何をだ?」
リンネ「その詳細は後でな。セーラ、マレウスとリリアは俺達のように薬にやられてない。だからこいつらは味方だ。しかし、許すとかはお前が決めろ」
セーラ「…私はまず許すとかの前に彼らに頼みたい事がある」
リリア「!なんじゃ?」
セーラ「明日まで敵のフリしてください」
マレウス「⁈どうしてだ、セーラ。僕はお前の味方なのにわざわざ、」
セーラ「これは作戦の為なんです。リンネ達も敵のフリしながら味方として証拠集めをしてくれました。それに私は最後まで気を抜きたくありません。(立ち上がり、マレウスと向き合った)私は必ず断罪を成し遂げたい。これが私の今の望みだから」
マレウス「!…そうか、分かった」
セーラ「…そして、私は貴方達を許します」
マレウス、リリア「え?」
皆「!」
アルファ「主、何故」
セーラ「その理由はリンネはよく知ってるわね?」
リンネ「!なるほど、そういう事か。確かに知ってるが、今日はここまで。作戦会議は終わった。怪しまれないうちに帰るぞ、お前ら」
皆(セーラ、マレウスとリリア以外)「え〜?」
リンネ「ほらほら。お前ら立て〜」(皆を無理矢理立たせて帰らせた)
〜オンボロ寮 玄関〜
セーラ「リンネ。マレウスさんとリリアさんの事、お願いね」
リンネ「…ああ」(行った)
メテア「…良かった」
波音「え?」
メテア「セーラ、マレウスとリリアが味方と分かって少しだけでも光が戻ったよ。まだ警戒すべきだけど、セーラが少し元気取り戻せて良かった」
妃織「…確かにそうですね」
琥珀「セーラちゃん、寝よっか」
セーラ(監督生達の方を振り返った)「うん」
〜ディアソムニア寮 談話室〜
セベク「おかえりなさいませ!若様、リリア様!」
シルバー「あれ?リンネ先輩達もいたんですか?」
リンネ「偶然会ってな。それで一緒に帰って来たんだ」
シルバー「そうでしたか」
リンネ「あ。マレウス、リリア、リヒト。後で俺の部屋来い」
リヒト「え、俺も?」
リンネ「ああ。すぐ来いよ〜」(行った)
リヒト、リリア、マレウス「?」(顔を見合わせた)
〜ディアソムニア寮 リンネの部屋〜
リンネ「よし、皆来たな」
リヒト「何を話すんですか?」
リンネ「まぁその前に、パチン」(防音魔法と施錠魔法をかけた)
リリア「防音魔法と施錠魔法、か」
マレウス「何故?」
リンネ「話の内容的にお前ら以外に聞かせたくねぇし、他の奴らが勝手に入られても困るからな」
マレウス「なるほど」
リンネ「んじゃ、話すわ。俺らの計画を」
マレウス、リリア「ああ/うむ」
リンネ(作戦の内容を話した)
リリア「なるほど。そのような流れじゃな」
リンネ「ああ。そのためお前らは敵のフリして欲しいんだ」
リリア「そうか。あい分かった」
マレウス「…ルナシオン」
リンネ「ん?」
マレウス「…セーラはどうして僕達を許したんだ?」
リンネ「あー、それは…。これはセーラが言っていた事だ。あれはハーツとサバナにやられた後の話…」
{リンネの回想}
〜オンボロ寮 泊まり部屋〜
セーラ「リンネ!来てくれてありがとう」
リンネ「おう、どした?セーラ」
セーラ「少しリンネには話しておきたい事があるの」
リンネ「ん?なんだ?」
セーラ「…もし、もしもの話だよ?断罪の日まで誰かが私は悪くないって正気に戻った人は許そうと思うんだ」
リンネ「はぁ⁈💢」
セーラ「あ、待って待って。まだ話は終わってないよ」
リンネ「………すまん」
セーラ「…流石にトレイさんやラギーさんみたいな事した人はすぐ許さないよ。でも、私は彼らを親愛として愛してるし、彼らは大丈夫って信じてるの。だから、私なりの慈悲を与えたいの。それに私の特異体質知ってるでしょ?表だけの謝罪も許さないつもりよ」
リンネ「…分かった。でも、確率は低いと思え」
セーラ「うん、分かってるよ」
{回想終了}
マレウス「そうか。そのような事が…」
リンネ「お前らは直接セーラに被害を与えず、心からの謝罪をした。セーラはそれを判定し、お前らを許した」
リヒト「主、皆の事を信じていたからなぁ」
リンネ「…俺達ディアソムニア一同で会った時、セーラ握ってたからなぁ。お前との再会の誓いのネックレス」
マレウス「!」
リンネ「余程信じていた人達の1人なんだろう、お前ら2人は」
リリア「!…そうか。セーラはそこまでわしらの事を…」
マレウス「!なら、アーシェングロットは?」
リンネ「!…」(下を俯{うつむ}いた)
マレウス「まさか、そんな…」
リンネ「ああ、危害は加えてなくてもアイツはダメだった…」
リリア「そうか…」
リンネ「…もう、過ぎた事だ。俺はお前らだけでも正気を取り戻してくれて嬉しい。だって、お前らはセーラに光を取り戻してくれたからな」
マレウス、リリア「え…?」
リヒト「主は相当な精神力でなんとか耐えていましたが、ああ見えて心はボロボロです。本当は泣き出したいはずなのに、俺達より何倍も辛い思いをしてるのに顔色を変えずに過ごしていた」
リンネ「それでセーラの瞳は闇に染まったように光が失った。でも、お前らが正気に戻って仲間と気づいてセーラのやつ、大泣きした。俺らの前では弱音も泣く事もなかったのに…。そのおかげで、セーラは少しでも頭を上げる事が出来た。本当にありがとう」
マレウス「…感謝するのは僕達の方だ。僕は冤罪であるセーラに呪いをかけようとした。ルナシオンが止めてくれなかったら、僕はこうしてセーラに許される事はなかった。本当に感謝する」
リンネ「…てことは、お互い様か」
リリア「そうじゃな」
リンネ「…さて、明日は名イベント!セーラの望みの為にしっかり休もうぜ」
リヒト「ですね!」
マレウス「ああ」
リリア「うむ!」
“さぁ、断罪(ショー)の幕開けの時間だ”
〜to be conteneu〜
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