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前回の続き
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あれから三週間
俺は引きこもってしまった。自分でも自覚できるほどのクズだと思う。
prrrrrrrr
…ニキだ
嬉しいことだが電話がなる度にまちこを考えて傷ついてしまう。
💙「なに」
💛「ボビー!まちこりが目ぇ覚ましたよ!」
💙「え!!!!!!」
💙「すぐいく!」
マジかよ超嬉しい
俺はすぐに玄関を出た
ガラッ
💙「まちこ!」
💛「ちょボb…」
💚「どちら様ですか?」
三週間ぶりの彼女
少しだけ伸びた髪を病室に入ってくる寂しい風でなびかせている彼女
そんな彼女が俺に言った言葉
俺はドッキリかと思った
💙「えっ」
💙「まちこ冗談はよせよ。俺はお前の彼氏だろ?」
そう言って俺はまちこに抱きついた
💚「ッやめてください!」
💚「助けてニキニキ!」
彼女は酷く怯えた表情をしてニキの服を掴んでいる
演技だと思いたいが脳はそれを否定し演技ではないと言っている。
💙「まちこ…?」
💛「…ボビー、まちこりは記憶が一部欠けてるんだ…」
💙「は…?」
💙「ニキまで冗談言うなよ…」
💙「ニキのこと覚えてるんだろ?」
💛「一部だけ欠けてるんだよ…」
💛「女研でボビーだけ忘れられた…」
💙「なんで…」
💙「なぁまちこ、本当に忘れちまったのか?」
💚「すいません…貴方のことは覚えていないんです…」
申し訳無さそうに謝る彼女
その姿に心が痛くなった
💙「いや、いいんだよまちこ…少しずつ取り戻していけば…」
口ではそう言うが涙が一粒落ちる。
俺、ダセェな…
💚「泣かないでください!私が記憶を無くしたからで、貴方は何も悪くありません!」
あわあわと俺を慰める彼女
俺が悪いんだよ。君が俺を庇った結果これなんだから
💚「それに…」
💚「貴方は悪い人じゃないと思うんです」
彼女は続けて言った
優しくて柔らかい口調と表情は、逆に俺を苦しめる
💙「いや、俺が悪いんだまちこ…」
💙「俺を庇ってそうなったんだ…ごめんな…」
💚「謝らないでください!」
💚「前の私が貴方の事を愛していたから守ったんでしょう」
彼女の底知れない優しさに涙が溢れる
その涙には他の涙でもあった
💙「まちこぉ…」
💚「ふふっ」
彼女は微笑みながら俺の頭をそっと撫でた
優しくて好きな撫で方
その撫で方は変わらなかった
💚side
目を開けたら知らない天井があった
横には知ってる顔がいた
今にも泣きそうな顔でいる
こっちを見ると顔は明るくなった
💛「まちこ…!」
💚「ニキニキ?」
すると誰かに電話し始めた
スピーカーにしてくれていた
聞いたことのない声がした
でも懐かしい感じがした
💚「知り合い?」
💛「え…?」
💛「ボビーだよ…?」
💚「ボビーさん?」
💛「まちこの彼氏だろ?」
💚「…誰」
💚「私に彼氏はいないよニキニキ」
💛「は?」
心当たりは無かった
ただ懐かしい感じがするだけ
ニキニキはまた泣きそうな顔でナースコールを押した
💚「…?」
お医者さんと看護士さんはすぐに来た。
♡「まちこりーたさん!」
色々な事を聞かれて色々な検査をした
お医者さんに言われたのは
♡「まちこりーたさん、落ち着いて聞いてください」
♡「貴方は記憶が少し欠けています」
💚「…そうなんですね」
なんとなくそんな感じはしていた
💛「治るんですか!?」
♡「今の段階では難しいでしょう」
💛「そんな…」
頭の中で整理をしていたらお医者さんと看護士さんは居なくなっていた
💚「…」
💛「まちこ…少しずつ思い出作ってけばいいだろ!」
ニキニキは元気付けてくれる
その時病室のドアが開いた
またお医者さんかなと思ったが違った
💙「まちこ!」
この人、誰だろ
病気系と監禁系は良い
とても良い
👍️