文スト/短編集

条野採菊

「っ？！…はあ、血の匂いが不快です。医務室まで行くのに匂いをばら撒かれたら困ります。早くそこに座ってください。」

不快とか言っておきながら顔は青ざめています。あなたが大怪我するのは初めてだからなのか、動転していますね。でも直ぐに落ち着いてあなたの怪我の手当てをテキパキとしてくれます。処置が終わり、落ち込むあなたを見て不器用ながらも頭を撫でてくれます。優しく撫でてくれるので怪我も相まって眠くなったあなたを見て医務室まで運んでくれます。イケメン。

江戸川乱歩

「もお！僕の知らない所で怪我するの禁止！君の血一滴ですら失いたく無いんだけど！」

依頼先で大怪我を負って与謝野さんに治してもらった後、すごい速さで医務室に来た彼。余裕そうに振る舞っていますが、彼の顔には涙の跡が。太宰さん曰く治療中、医務室の近くでずっと蹲っていたらしいです。あなたの前では強がっていますがちゃんと気付いてあげて甘やかしてあげましょう。失うことに敏感な彼が壊れてしまわないように。

森鴎外

「おやおや。これは非最適解だ。誰かね？君をこんな目に遭わせたのは?」

冷たい笑顔で優しく聞いてきます。この勢いだと犯人は死だけでは済まなそうですね。紅葉さん率いる拷問部隊にみっちりと…ね。そんな圧を食らってしまい怯えるあなたを見てさっきとは一変、焦ったようにごめんねええ！と謝り、手厚く看護し、ケーキやら服やらお花やらを用意して甘やかしてくれます。けどその頃地下では…？………考えないようにしましょう！