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らいりょと4話目です。
4話はRYOTO目線、RAIKI目線
どちらもあります。
前回の話の続きから始まります。
次回🔞の予定です。
「ちょ、らいき、くっ、」
そう口に出した瞬間、唇に柔らかい感触がした。
状況の理解ができず、固まる。
「、、揶揄ってるように見えるん?」
「ふぁ、ファーストキス、、俺のファーストキス、!!!」
「はは笑うるっさ、」
「な、っ!なんで、キス、」
まだ熱さの残った自分の唇に触れる。
「可愛いなって思ったから。」
「、、、それだけですか?
、っ、それだけでキス、したんすか、?」
「、、りょうと?」
「、チャーハン美味かったです。
ご馳走様でした。お邪魔しました。」
荷物を持って立ち上がる。
「ちょっ、りょうと、、」
後ろから手首を掴まれたが、振り払って
らいきくんの家を飛び出した。
まだ唇に柔らかい感触が残っていた。
ひんやりと冷たい夜風がまだ熱を持った肌を撫でる。
「、、らいきくん最低、」
静寂の中、一人呟く。
俺はらいきくんへの気持ちで
今こんなに頭いっぱいになってるのに、
可愛いからとかいう理由で、、
そんな理由でキスするなんて。
、、ファーストキスだったのに。
「ほんまに馬鹿なん?!!!!!!」
いさなの怒号が耳に響き渡る。
キーンッという音が耳に残る。
「、、うるっさ」
「りょうとからの視線に気づいとったくせに?一人暮らしの家にあげて?りょうとがあまりに可愛くて我慢できずキスしたあ??
しかも本人になんでキスしたか聞かれて
可愛いなって思ったからで済ませたん???」
「ほんっっっまに馬鹿!!!!!!
そりゃ帰るわ!!」
電話越しの幼なじみに何度馬鹿と言われたことか。途中で数えるのをやめた。
「で?追いかけなかったん??」
「、、手は掴んだんやけど、振り払われて。
その状態で無理に追いかけるのもりょうとは
嫌やろうなって思って。」
手を掴んだとき、あのおっきい目に涙溜めて顔真っ赤っかにしながら睨んできたりょうとが
脳内に再生される。
「追いかけろよ〜、っ」
もどかしさと呆れが混じった声が電話から聞こえる。
「あのさあ、いさはらいきと出会って長いから、らいきのそのりょうとに対しての可愛いが愛情とか好感のって意味なのはわかるわけ!
でもさ、りょうと絶対揶揄われてると思ったと思うんやけど?」
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「俺がりょうとのこと揶揄ってると思ってるん?って本人に聞いたんやけど。」
「それだけでりょうとに分かるわけないやろっ、、。完全に自分の反応見て揶揄われて
弄ばれたと思っとるよ、、、。」
「、、、俺そんなやつに見えるん?」
「りょうとからしたら、元々らいきは
かっこいい安心できるお兄ちゃんみたいな存在やったわけ!!そんな存在にただ可愛いからって理由でキスされたんやで?
揶揄われてると思うやん!!!!!
いさも好きな人にそんなことされたら、
ぜっっっっったいりょうとと同じ気持ちになるわ〜、、、可哀想りょうと。」
何も言い返せずに黙った。
「りょうとに会ったら、ちゃんと言わなあかんで。りょうとのことが好きで好きで堪らんくてあんまりにも可愛いもんやから我慢できんくてキスしちゃったんや〜俺の可愛い=最強の好き なんや〜って。」
「っ、、何なんそのセリフ。恥っず、、。」
「らいき。」
「、、ん?」
「自分が伝わると思ったつもりやったとしても、相手には伝わらないことっていっぱいあるんよ。」
_幼なじみの言葉は重かった。
「分かった。ありがとう。
、、、今度なんか奢るわ。」
「やった〜♡いさあれ行きたい!
さつまいものスイーツいっぱいのカフェ!」
「それはゆう、けいくん、れん、たいちゃん辺りと行けばええやん、、、」
「え〜奢られるならそこがいいねんけどー、、」
「、、ありがとういさな。また連絡するわ。」
「ふふ、ちゃんと伝えなあかんで。おやすみ。」
「ん。おやすみ。」
夜が明け、新しい朝が来る。
「、、今日トレパの撮影か。」
俺は朝から憂鬱な気持ちになりながら、
布団から起き上がった。
昨日の出来事が何度も脳内でフラッシュバックする。
洗い物してる俺を後ろから抱きしめたらいきくん、俺のファーストキスを奪ってきたらいきくん。
「あーーもうっっ、、」
フラッシュバックされる度に悶々とした
気持ちになり、頭を掻きむしった。
「どんな顔して会えばいいんだろ、」
撮影中は私情を必死に隠し、
笑って、ふざけて、いつも通りの俺に見えるようにした。
撮影が終わり、荷物をまとめ、出口に向かう。
「、お疲れ様ですー!」
と部屋に響き渡るように声をかけ、
他のトレーニーたちからそれぞれのお疲れ〜が返ってくるが、そこにらいきくんの姿は見えなかった。
昨日の今日だったし、俺にとっては都合が良かった。
今日はできるだけ一人でいたかった。
事務所の廊下を歩いてる途中、
撮影が終わり、がらんとしてる部屋の中から
見覚えのある手に掴まれ、部屋に連れ込まれる。
「、、ちょっ、!!らいきくん!!
なんのつもりですか?!!」
らいきくんは口から、しぃーっと音を立てながら人差し指を唇に当てる。
「俺、今日早く家帰ってやることあるんで。」
もちろん嘘だったが、今らいきくんと
一緒にいると、色んな感情が溢れ出してしまいそうで咄嗟に嘘をつき、出口に向かおうとした。
「りょうと、っ」
後ろから強く手首を掴まれた。
昨日と同じ構図だった。
俺もまた昨日と同じように振り払おうとした。無理だった。強く掴まれすぎて振り払えない。
「痛いんすけど。」
「今日は離さんから。」
ぐぐっ、、と力づくでらいきくんの手の圧から抜け出そうとするがびくともしない。
「、、どうして俺が無意識にらいきくんの方を見てたのか。その理由が分かったかどうか、
昨日らいきくん俺に聞きましたよね?」
「、うん。」
「、、気づかないうちに目で追ってたんです。
俺、らいきくんに恋してました。」
らいきくんの目が俺を捉える。
「、、知ってた。」
「はは笑、やっぱ知ってたんすね。
ダメだなー俺。よく言われるんですよ。
分かりやすいって笑」
誤魔化すように笑いながら言葉を零した。
「りょうと、。」
「、、本気で好きになっちゃってたんです、
らいきくんのこと。だから、年下に対しての
可愛いって理由だけでキスされたのが悔しかった。」
結局言ってしまった。全部ぶちまけてしまった。
「りょうと。」
「でも昨日帰ったあと考えたんです。
俺それでもいいやって。今は別に気にしてないんです。
らいきくんと同じ空間にいて年下として
可愛がってもらえるなら。」
「、、っ聞けって!!!」
らいきくんが声を荒らげた。
そんならいきくんを初めて見て、
俺は思わず固まってしまった。
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