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20◯◯年 9月18日
県立梨林檎高等学校の同窓会。
「久しぶりだな、りんや。」
「ああ、久しぶりだこはく。6年ぶりか?」
「うん、みんな元気そうだ。」
「なあ、顔ぶりも変わんないし昔に戻ったみたいだ。」
「今何してんの?俺は、高校で歴史教えてる。」
「奇遇だ。僕は、妻の地元の中学で理科教えてる。」
100人以上が集まる中、隅の方で彼達は話していた。学年の中でも目立たない2人だが、人知れず学年トップの成績を残すぐらいには良かった。
「こはく、覚えてるか?俺達の高校があった町の噂。」
「忘れないさ、あんなに謎だらけなんだからな。」
「俺さ、あの噂を題材に本出したんだよな。」
「マジ?売れてんの?」
「痛いとこ、聞くねぇ。まあ、200万部ぐらいかな。」
「めちゃくちゃ売れてんやん。アニメ化とかするの?」
「そんな話聞いてないな。」
「まだまだ売れないとなんかね〜。」
「これ以上は良いよ。税金が…」
「わかる、高いよな〜。」
「んでも、新首相は減税する言ってたから、安定しそう。」
「そうなるとありがたいわ。しっかしよ…梨林檎が廃校になったとたん、町全体が廃れてるからな…」
「聞いたときは驚いたよ。でも、今は町全体が宿になってんのが、1番驚いた。」
「それな〜、元将町。まだまだ謎だ。」