テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

わたしの初恋

一覧ページ

「わたしの初恋」のメインビジュアル

わたしの初恋

25 - 届いた想いの返事とは。

♥

176

2024年01月21日

シェアするシェアする
報告する

ランダル視点

『無理だよ!あははははっ!』

「…え?」

わたしは一瞬何が起こったのか理解できなかった。

『ダルってほんと純粋で可愛い…』

『君とぼくは親友なんだよ?恋人になんかなるわけないでしょ?』

『ねぇダル!今どんな気持ち?ねぇ!』

「あ…あ…」

わたしはただ絶望を感じながら泣くことしか出来なかった。

手が震える。足も、腕も…。身体中がガタガタ震える。

え?なんで振られたの…?キスもしたし…ハグもしたよね…?ねぇなんで…サトル…なんで…

『あぁ…♡君のその顔が1番興奮する…♡』

『ねぇダル…』

『このままぼくと心中しようか♡』

『一緒に死ぬんだよ。ね?いいでしょ?』

「…いやだ。」

『ん?なんて?』

「やだ…やだよぉ…うわぁぁぁん…」

『あぁ、泣かないでランダル…。大丈夫、何も怖くないよ…』

『ここは所詮夢の中。ここでぼくと君が心中しても死なないよ。』

「違う…死ぬのは怖くない…怖いのは…」

サトル

「わたしが好きだったサトルは…いつもわたしの話をにこにこしながら聞いてくれて…」

『ふふっ、同一人物だよ?』

「でも…今のサトルは…わたしが好きだったサトルじゃない… 」

『…そう。じゃあもういいよ。 』

ザク

「…え?」

『ぼくだけ死ぬから。』

バタっ

「サトル…?サトル…!ねぇサトル!いやだ!死なないで…サトル…」

『ははっ、だから死なないってば。』

「あ、サトル…」

『ほらおいでランダル。抱きしめてあげるね。』

「ん、サトル…」

『ごめんねダル。ぼくはちょっとだけ愛が重くて。』

『ダルが泣いて絶望する姿が見たくてついいじわるしちゃった。』

『許してくれる?』

「よかった…良かったぁ…」

『ふふ、本当はぼくも大好き。愛してるよランダル。』

「わたしも…わたしも好きぃ…」

『ずーっと一緒にいようね。この夢の中でずーっと一緒に暮らそう?』

「それは…できない…」

『どうして?』

「わたしには兄さんもいるし…セバスチャンもいるし…キャットマン達だって…」

『…そっかぁ』

『じゃあ夢の中だけでもぼくとずーっと一緒に居て?』

「もちろん…!」

『えへ、いつか結婚しようね♡』

「結…婚…?なんだかわかんないけど…わかった!」

『ふふ、大好きだよランダル。』

「わたしも大好き…だけど…」

『だけど?』

「もう嫌いだなんて…二度と言わないでよねっ! 」

『…!えへ、わかったよランダル』

「あ、サトル鼻血…」

『ん、ほんとだ。ランダル舐めて?』

「いいよ…♡」

それから私たちは朝が来るまでイチャイチャしていた。

この時間が…なんて幸せだったことか…

この作品はいかがでしたか?

176

コメント

2

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚