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[じゃあそろそろ城に行こっか、王様も待ってるだろうし]

木葉がそう言ったのは4人の雑談が一段落した時だった。

[あぁ、そうだな。ひかりを俺たちで運ぶのは少し無理があるな、、、]

彼らは妖精だから無理だとは分かっていても少し傷つく、

[私、お城まで歩くよ?]

[いや、それなら俺が作る馬車に乗る方がいい。城までは遠いからな]

氷水はそう言うと同時に手の先からひかりを放った。それはこの世界に来た時のような眩しい光ではなく綺麗な光だった。

多分、妖精の力を使っているのだろう。彼は空気、地面とあらゆるところから水を集め馬車の形に凍らせた。

[さぁ、ひかり。乗って]

氷水は私に手を差し伸べた。その手をとり、馬車に乗ろうとした時

[兄ちゃんダメだよ!ひかりは女の子なんだから、その馬車じゃお城に着く前に冷えちゃうよ!]

[うっ、それもそうだな。すまないひかり気が利かなかった、、、]

そう言う彼は見るからに凹んでいた

[大丈夫!氷水の作ってくれた馬車とても綺麗だもの!]

私が氷水を慰めている間に、木葉と花蜜が馬車を作ってくれていた。氷水のものとは違いとても温かみのある馬車だった。

[わぁ〜、ありがとう!木葉、花蜜!]

[どういたしまして!ひかり、私としてはもう少し花を飾っても良かったのに、、、]

しかし馬車には座るところ以外に花で埋め尽くされていない場所は無さそうだった。

[これでも十分過ぎるくらいだよお姉ちゃん。よし、馬車もできた事だし行こっか!ひかり乗って!]

私が馬車に乗り込むや否や木葉が 

[じゃあ、行っくよ〜!]

まるでジェットコースターに乗っているようなスピードと激しい揺れに酔いそうになっていた時、馬車のスピードが落ちお城に着いたようだった。

[助かった、、、]

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