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ー春ーそれは始まりの季節。そんな季節にあるグループがN中に入学した。N中は田舎にある学校で部活動は、盛んだ。陸上は昔は近畿大会の常連だったが今は県でも勝つのが難しいくなっていた。
先生「放課後は部活の説明があるので、どこの部活に入るか考えておくように」
俺(へーどこの部活にはいろうかな。まー運動系は大変だからやめとくか。)
そんなことを考ながら帰る準備をしていると、俺の机の前に誰か来て話しかけてきた。
りょう「おーい。お前はどこの部にはいるん?」
俺「もう驚かすのやめてくれんか」
りょうこいつは俺の幼馴染で運動が大好きで、俺と真逆のタイプのやつだ。
俺「俺はPC部に入ろーかな」
りょう「えーお前にはPC部は似合わんって。陸上部入ろ」
俺「俺は足遅いし陸上はいいよ」
りょう「大丈夫だって。この後部活の説明会みたいなのがあるんだし一緒に行こー」
俺「え、マジ」
りょう「ほら行くでー」
そう言うとりょうは俺の腕と鞄を持って説明会が行われている体育館に俺を無理矢理連れて行った。
俺(たーくこいつは無理矢理やな。まーうまいことやって乗り越えるか。)
そんなことを考えてると体育館に着いた。
適当にりょうと体育館を見てると陸上部のコーナーを見つけりょうはまた俺を連れて行った。
りょう「あー先輩」
A先輩「お、りょうじゃん。入学おめでとう。陸上部に入るつもりなん?」
りょう「はい。こいつと2人で入るつもりです」
俺「おい、勝手にはいることにすんなよ」
りょう「あれ、お前入るって言ってなかったっけ?」
俺「言ってねーよ」
A先輩「はは。りょうは相変わらず変わってないな。そういやあっちにも先輩いるから会ってきたら?」
りょう「えーマジっすか。じゃあせっかくだし会ってきます」
A先輩「おう。いってらっしゃい」
そのあとりょうは走って他の先輩がいるところに走って行った。
A先輩「大変そうだね。大丈夫?」
俺「大丈夫っす」
A先輩「俺は橋本って言うんだ。よろしく」
俺「あ、橋本先輩よろしくお願いします」
(今後A先輩は橋本先輩と書きます)
橋本先輩「で、君は陸上部に入るん?」
俺「いえ、俺は足が遅いのでやめとこうかなと」
橋本先輩「あーなんでよ足遅くても活躍できるところもあるで」
俺「え、そうなんすか?」
橋本先輩「うんガチで。確かに足が遅いのは短距離をやるんだったらハンデになるかもしれない。でも長距離は自分が努力したぶんだけ速くなれるよ」
俺は言葉を失った。陸上は足が速くないとやっていけない、活躍できないと思っていたが、長距離なら自分も活躍できるかもしれない。
橋本先輩「おーい大丈夫?」
俺「あ、すいません。」
橋本先輩「いや急に黙り込んでどうかしたの?」
俺「あ、いやちょっと考え事をしてただけです。今日は陸上のことを話してくださってありがとうございました。」
橋本先輩「おおう。」
俺「それじゃあ失礼します」
俺はそう言うと体育館に来た時と真逆でりょうを無理やり連れて体育館からでた。
その日の帰り道
りょう「おい、なんで急に体育館からでたんだよ?」
俺「お前に言いたいことがあってね」
りょう「ん?なんだ?」
俺「橋本先輩の話を聞いて陸上部に入ろうと思う」
りょう「え、マジ?」
俺「うん」
りょう「やったね。これからは陸上一緒に頑張ろー」
俺「うん!!もちろん」
そう言って2人で雑談やゲームのはなしをしながら家へと帰って行った。
そして入部届の提出日俺とりょうは入部届を先生にだし、はれて陸上部の部員になった。
りょう「やっと入部できたなー」
俺「うん」
りょう「なんで陸上部に入ったん?」
俺「橋本先輩から長距離なら俺でも活躍できるということがわかったからや」
りょう「ふーん。なるほどねー」
俺「まーこれからも頑張るよ」
りょう「おう。俺もいるからなんか困ったことがあったら言ってや」
俺「うん」
そんな会話をしながら2人は陸上部の活動場所へと歩いて行った。