ちゅうい!
不穏
D▽要素あり
バッドエンド
ばるつだよ
このさき伏字なし
なんでもいい人だけ
nmmn
🌞「」
☯『』
🎻🛵[]
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甲斐田視点
この人の瞳を見た瞬間、綺麗な嘘をつかないような目だと思った。透き通って、輝く。1つ前の彼氏より、愛してくれる、そう感じた。
[…?困ってるなら助けようかなって。 ]
一つ一つこちらを見て確認しながら言葉を紡いでいく。その姿に恋をした。この人なら、捨てないし、愛してくれる。そう直感が囁いた。
「彼氏に捨てられて…。 」
この人になら話しても、大丈夫だと思えた。この後どうしようかは、考えず、一先ず今まで事を話してみた。
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[今までよく頑張ったね。]
元彼との未練のようなものは消え、今は彼のことしか頭にない。話しても、気味悪がない。怒らない、慰めてくれる、抱きしめて褒めてくれる。この人にならなんでも言って大丈夫。心からそう思った。
「弦月さん…」
[藤次郎でいいよ、]
「藤次郎は、今彼氏とか、彼女とかいない…?」
[いないよ?]
「良かったら、彼氏になってくれないかなって…。」
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[晴君、今日はご飯いらない。]
「…わかった!お仕事頑張ってね!」
最近いつもそうだ。ご飯いらないだったり、先に寝ててだったり。
なんでかは知ってる。部屋を掃除した時に見てしまった。沢山の夜のお店の名刺。彼がお風呂入ってる時に何度もかかってくる電話。それも毎回違くて。それに、たまにやるって決めた時はやる事やったらすぐ寝るし、返事も生返事。
また。僕は捨てられる。浮気される。僕に魅力がないから。僕は何時もそうだ。何も出来なくて、迷惑ばっかり。どうせただの性欲処理としか見られていない。
でも、別れられない。たまにえっちする時に見せるあの顔。たまに何も出来ない僕のことを褒めてくれる。たまに優しく話してくれる。たまに一緒にお風呂はいってくれる。たまに一緒に寝てくれる。デートも、ご飯も。全部たまにだけど、嬉しい。本命じゃないのは分かっている。でも僕にはお弦しか居ないから。褒めてくれたり存在を認めてくれるのは彼だけだから。
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また捨てられた。
泣いて嫌だって、別れないでって、捨てないでって言った。でも、突然あの人の彼女がインターホン鳴らしてあの人はそのまま女の子とデートに行った。
だから、捨てられたんだと思う。
いっその事、消えて、目移りしないようにすればいいかな。
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