【竜蘭】
*息抜きで書いてたやつです。
(約4800文字)
・病み
・リスカ
・過呼吸
・OD
・蘭ちょっと酷い
・キャラ崩壊
・捏造多め
・誤字脱字
・自己満
*『』は蘭の幻聴です
*竜胆が少し可哀想
*蘭が情緒不安定気味
その他何でも大丈夫な方のみご覧ください🙇♂️
蘭「竜胆、邪魔。どいて」
竜胆「あ、ごめん」
蘭「ここ片付けとけって言ったじゃん。」
竜胆「あ、今から片付けるね。ごめん」
蘭「はぁ…1回でやれよ…」
竜胆「次から気を付けるね、…」
最近兄ちゃんがおかしい。
前までうざいほど優しかったのに、今では小さい事ですぐ怒るようになった。
理由は正直全く分からない。
分かろうとしてないんじゃなくて、
分かりたくても分からない。
前までだったら兄ちゃんの様子を見て、あぁ、これのせいか…ってすぐ分かったんだけど、今回はそんな素振りが一切無いわけ。
でも1つはっきりしてることは、外では普段通りってこと。俺にも、他の奴らにも。
それに気付いた時はもしかして俺嫌われた?って思ったけどそれは考えないことにした。
だってそんなの耐えられないもん。
だからそれ以外の理由を探してる。けど何も見つからない…
もう思い切って聞いてみようかな、?
竜胆「…ね、兄ちゃん…」
蘭「…」
え、無視…?
いやいやそんなハズない…
竜胆「に、兄ちゃん…!」
蘭「チッ…ンだようっせぇな…」
竜胆「え…」
嘘…聞き間違えじゃない、よね…
舌打ちされたのは初めてだった。
それでも話を聞こうとしてくれたんだから話さなきゃ、、
竜胆「あの、えと…」
蘭「早くしろよ。俺暇じゃねぇんだからさ」
スマホいじってるだけのくせに…
竜胆「な、んで…最近俺に冷たい、の…?」
蘭「は?」
竜胆「俺、にばっか冷たいじゃん、、」
蘭「…」
竜胆「ね…無視しないで…」
蘭「はぁ…」
竜胆「なん、で…?」
蘭「別に。嫌われたんじゃねぇの?」
竜胆「兄ちゃんに…?俺、が…?」
蘭「そーじゃねぇの。知らね。」
竜胆「ま、って…なんで、?おれ、なにかした…?」
蘭「知らねっつーの。俺もう寝るから。」
竜胆「グスッ…に”、ちゃ…ッポロポロ」
蘭「ッ…」
ガチャ
兄ちゃん…?なんで、?
気付いたら俺は泣き疲れて寝ていた。
この時は知る由もなかった。
兄ちゃんが冷たかった本当の理由も、
兄ちゃんの秘密も__
蘭「はぁ”…ッ”、ふぐっ…、はっ…」
またか…
いつになったら解放されるんだろう。
止まらない吐き気に頭痛、目眩と幻聴。酷い時は幻覚までも見える。
幸いどれも他人が一目見て気付くような症状ではないから良かった。
竜胆にバレるのだけは絶対に避けたい、、
特に腕の傷は、、、
初めは幻聴だけだった。でもそれだけでも辛くて逃げ出したくて救われたくて、とうとう寝付けなくなった時に睡眠薬に手をつけた。
薬を飲めば少しだけ楽になれた。その感覚から離れたくなくて、いくつもの薬に手を出してしまった。
ODを続けた結果が現状だ。
最近は幻聴が凄すぎて竜胆の声も幻聴なのかなんなのか区別しずらいほどだった。
どうやら竜胆は、自分に甘い兄を利用しようとしているらしい。そして散々利用した後は捨てられるらしい。
そんなの耐えられない。だから舐められないようにしなくちゃ、、
甘やかしちゃダメ、
甘やかしたら俺が辛くなるんだ…
でも…俺が冷たくしてたらその間辛いのは竜胆だ…
俺、兄貴なのに弟より自分の苦しまない方を選ぶの…?
最低じゃんか…俺…
またここから負のループが始まる。
蘭「あ”…ぅ、あ”ぁ…ッ、!」
竜胆『________』
竜胆の幻覚がまた何か言ってる。でも今は聞き取れない。ごめんね、
早く、もっと、薬飲まなきゃ、
足りない、もっともっと、
ゴク、ゴクッ…
竜胆「兄ちゃんってば…!」
あれ…幻覚かなぁ…?わかんない、や…
竜胆「にいちゃん!!」
突然肩を掴まれて、ようやく目の前の竜胆は幻覚では無いと分かった。
蘭「…何?」
竜胆「大丈夫…、?」
蘭「は?いきなり何。」
竜胆「顔色…凄く悪いから、…」
蘭「は…それだけ?用無いなら出てけよ。」
竜胆「まって、!ねぇ、熱あるかもしんないじゃん、!それに…さっき飲んでた薬って頭痛薬でしょ、?頭痛いなら横になってた方が…」
竜胆『________』
蘭「…うっせぇ!!」
竜胆「ビクッ!!」
蘭「…ッ、大丈夫…だから…」
竜胆「無理、しないでね、?」
蘭「…」
竜胆「また後で来る、から…安静にしてなね…」
蘭「…ん、」
あんなに酷いこと言ってんのに、冷たくしてんのに、俺の事心配してくれんの?
嫌いって、嘘までついて傷付けてんのに
さっきまで泣いてたじゃん、お前
なのにそんな俺なんかを心配してくれんの?
俺よりずっと大人じゃんか…
ごめんね、こんな兄ちゃんで
俺なんかが家族でごめんね
…
パチッ…
あ、俺寝てたんだ…
ガチャ
竜「…あ、もしかして起こしちゃった…?」
蘭「…」
もう、喋らない方が良いのかも。
その方が竜胆を傷付けずに済むよね、
竜胆『________』
なんでそんな事言うの
あぁ、俺があんな風に接したからか…
当然の報いだよね、、
竜胆『________』
怖い…怖いよ…
ごめんなさい…
竜胆「兄ちゃん…?」
竜胆『________』
蘭「ひぅ…ッ、や…こな、で…!」
竜胆「…?兄ちゃん、?」
竜胆『________』
蘭「ごめ…ッ、あや、まるから…ポロポロ」
竜胆「どうしたの、?兄ちゃん?」
竜胆『____』
蘭「あ”…ッ、ごめ…ポロポロ」
竜胆「ねぇ…俺何も言ってないのになんでそんなに謝るの…?大丈夫だよ、?」
竜胆『________』
蘭「あ”ぁぁぁ!!やっ…!こないで!!ごめんなさい!ごめんなさい…!!」
竜胆「大丈夫だってば…!!何もしないし怒りもしないから…」
蘭「ひゅ…ッ、はっ…ッ、かひゅ…」
竜胆「兄ちゃん?聞こえてる?兄ちゃん!」
蘭「ひゅ…ッ、ひゅ、はひゅ…ッ、」
竜胆「え、過呼吸…?!あぁえっと…兄ちゃん俺に合わせて息して!」
蘭「ひゅ、…ひゅ…、はー、…ひゅ、ッ、」
竜胆「大丈夫、大丈夫だからね…」
蘭「コホッ…」
竜胆「大丈夫、?」
蘭「ごめ…」
竜胆「謝んないで…」
蘭「グスッ…」
竜胆「大丈夫だよ…大丈夫…」
…
蘭「スー…」
竜胆「寝た…?」
竜胆「よかった…」
…
蘭「ん…」
竜胆「あ…起きた?」
蘭「…」
竜胆「あ、えっと…熱あったっぽいから色々買ってきたんだけど…良かったら食べて、」
蘭「ん…」
竜胆「じゃ、じゃあ俺リビングいるから…なんかあったら呼んでね、、」
蘭「ん…」
ガチャ…
蘭「…」
…
竜胆「ふぅ…兄ちゃん起きてよかった…」
…けど、こんな簡単に安心しきっていいのかな、、
なんか様子おかしかったし、朝まで元気だったのに急にあんな…
それに…俺に怯えてたっていうか…
もしかして兄ちゃんが最近冷たいのはなにか理由があるのかも…
兄ちゃんは自分の事とか話してくれないから何もわかんないんだよなぁ…
こうなったら諦めずに質問しまくるしかない!
めげずに頑張ろう…!
兄ちゃんのためにも、俺のためにも!
あぁ、竜胆に迷惑かけちゃった…
ダサいとこも見られた。幻滅された。
弱みを握られたかもしれない。
もしかしたらダメな俺を知って、今すぐにでも捨てようと思ってるかもしれない。
どうしよう、どうしよう…
竜胆『________』
そんな事言わないで
捨てないで。嫌いにならないで
竜胆『________』
蘭「や、だ…っ ポロポロ」
この竜胆は誰?
幻覚?それとも本物の竜胆?
もし幻覚じゃなかったらこれは竜胆の本音…?
やだ…ごめんなさい…助けて…
蘭「ひぅ…ッ ポロポロ、りん、ど…ッ ポロポロ」
カッター…どこ…?
早く、切らないと分かんなくなっちゃ、う…
蘭「ひぐっ…はぅ…ッ ポロポロ」
ツー…ザシュッ!!
きもち…
落ち着いてきた、かも…
竜胆『________』
これは幻覚だ。ちゃんと区別できる、よかった
もっと切って、俺を助けて、安心させて、
ツー…
ツー…
…
あれから20分くらい経っただろうか、
かれこれ20分間ずっと切っている。
そろそろ辞めた方がいいって分かってるのに手が止まらない。
だってこの間だけは楽になれるんだもん
仕方ない、よね
竜胆『________』
君は偽物。大丈夫。分かってる。
構わず切ろう。
ツー…
ガチャ
竜胆「にい…」
竜胆『________』
これも偽物。大丈夫だ。
竜胆「ねぇ…なに、してるの…!?」
竜胆『________』
それにしても今日はよく喋るなぁ…
幻覚なんだから大人しくしててよね…
竜胆「兄ちゃんってば!!」
竜胆『________』
あれ、なんかいつもより声がはっきりしてる気がする…
竜胆「ねぇ…やめてよ…何してんの…」
竜胆『__』
竜胆「…っねえってば!!」
ガシッ!!
え…?
蘭「りん、どう…?」
竜胆「さっきからずっと…!呼んでたのに…っ!」
うそ…さっきっていつ…?見られた?バレた?
やだ…引かれた…気持ち悪いって…絶対、絶対そう思ってるはず…
やだ…これ以上…嫌われたく、ない…
どうすればいい?どうしたらいい?
ねぇ、誰か…
竜胆「兄ちゃん!!」
蘭「っ…」
竜胆「早く、腕出して…」
蘭「…っや、!!」
竜胆「嫌じゃない!早く…!」
蘭「やめて…!触らないで…!」
竜胆「兄ちゃん…」
蘭「も…やだ…こわい、から…ポロポロ」
竜胆「何が嫌なの?何が怖いの?」
蘭「グスッ…」
竜胆「とにかくカッター置いて…」
蘭「…って、、」
竜胆「え?」
蘭「出て、って…」
竜胆「嫌だ。」
蘭「出てってよ…!!」
竜胆「やだ!!」
蘭「ひぅ…ッ 」
竜胆「…ッ、」
竜胆「ごめん…でも、まずカッター置こ…?」
蘭「…」
竜胆「兄ちゃん」
蘭「うっせぇ…」
竜胆「え…」
蘭「いつまでも人の部屋いんじゃねぇよ。早く出てけ」
竜胆「兄ちゃん?」
蘭「あ”ぁ~うぜぇ…なんなのお前」
竜胆「ね、、本当に大丈夫、、?兄ちゃんおかしいって…」
蘭「あ?テメェ喧嘩売ってんの?」
竜胆「ちが、くて…」
蘭「いいから出てけ。邪魔」
竜胆「わっ、!」
ドサッ!!
蘭「…」
竜胆「っ…」
嫌われたくない。ずっと傍にいたい。
でも、竜胆を傷付けたくない。
今まで強く当たっちゃってた償いとして、俺は竜胆に嫌われることをしよう。
だって傷付けるくらいなら嫌われて、関わんないようにしちゃった方がいいじゃん。
これで竜胆も俺の事嫌いになってくれたよね
ごめんね
お久しぶりですm(*_ _)m
サボっててすみませんでした!!
ほんとに思いついたまま雑に書き進めてたので読みずらいかもしれないです…🙏
《解説》
↓以下、読まなくても大丈夫です。
竜胆は蘭ちゃん大好きだし、傍に居られればそれで良いって思ってるし、蘭ちゃんもそれは一緒。
だけど幻覚なのか現実なのか区別がつきにくくなってきて蘭ちゃんが竜胆に捨てられるって思っちゃって怖くて必死に強い自分を装い続ける。
結果、竜胆を傷付けることになっちゃって最低だってまた落ち込んで…のループです。
竜胆は傷付いてるけど隠れた鋼メンタルなので自分より蘭ちゃんのことを心配してます。
でも蘭ちゃんにとって竜胆が心配してくれるなんて利用するために過ぎない、みたいな思考になっちゃってるから逆効果。
心配であれ利用するためであれ、リスカはバレたくなかったし、その事実を知られたとしても醜い傷は見せたくなくて必死。
諦めてくれない竜胆にどうしよう…ってなって、精神崩壊寸前だけど普段通りを装って竜胆を突き放す。
また自分を守るために弟を傷付けた。兄貴失格じゃん。また落ちる。
竜胆に嫌われるのは死ぬほど嫌だけど、傷付けるのも同じくらい嫌。今まで自分を守りたいが為に行動してきたんだからこれは贖罪だ。そんな気持ちで竜胆に嫌われるよう行動することを決めます。
次の話読めば分かりますが、結局竜胆に嫌われるのが怖いし嫌われたくないしであたふたしちゃいます。
全く伝わらないと思いますがそんな話です()
私が書く竜蘭の蘭ちゃんは原作完全無視のメンタルよわよわな子になっちゃうので、たまには横暴でメンタル強めな感じの蘭ちゃんを残したいなって思って書きましたが結局弱いことに変わりはないですね…
でも私が書くのはそういうものなのでそれでもいいって方のみお願いします🙏
ばいばーい
コメント
20件
お久しぶり! めっちゃ最高! 蘭ちゃんが病むのがやっぱ好きだわ 自分を隠して嫌われにいくのこころがいたい…
うわぁぁぁ!!!!!!! やばい!やばい!めちゃくちゃ最高!!! 蘭ちゃんが弱弱!!!無理!!好き!! 竜ちゃん!蘭ちゃんは竜ちゃんの事嫌ってないよ!!
ぐあっ( ´ཫ` )紫雨さんお久しぶりです!今回も最高すぎでした...! まじで病み具合が最高すぎて絡まりそうです(?)