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【竜蘭】


(約5600文字)


・病み

・リスカ

・過呼吸

・情緒不安定

・蘭ちょい酷い

・竜胆も酷い(結構)

・キャラ崩壊

・捏造多め

・誤字脱字

・自己満


*キャラブの内容伏せてます。

*『』は蘭の幻聴です。後半は電話です。


*最初らへん竜胆が蘭に弱くなってる

*後半竜胆が蘭にキレ散らかしてる

*竜胆結構酷いし蘭はよわよわになる


その他何でも大丈夫な方のみご覧ください🙇‍♂️





竜胆「…兄ちゃん、、」


兄ちゃんは何か隠してる、我慢してるんだ。


そう確信した。


何を隠してるとか、我慢してるのかとかは分からないけど、救えるのはきっと俺だけ。


だったら俺は少しでも兄ちゃんの力になれるように


いや、


兄ちゃんを救うために頑張るよ。


だって、


兄ちゃんの事を1番理解してるのも


兄ちゃんを1番愛してるのも


俺だから。





コンコン


竜胆「兄ちゃん、そろそろ部屋から出てご飯食べよ?何でもいいから腹ん中入れないと…」


蘭「いい、」


竜胆「ッ、だめだって!!このままじゃ兄ちゃんが…」


蘭「いいつってんだろ!!」


竜胆「ッ…夜はちゃんと食べてよね…」


蘭「…」


きっとこの時も無理してるんだろうな、そう思ったけど言えなかった。


だって、隠してるのにわざわざ言ったら余計辛くなるのかなとか、思うじゃん、、


俺はこんな風になったこと無いから全然わかってあげられないんだけどさ、、


でも、無理しすぎだってとこまで来たらちゃんと話すよ


いつまでもこのままじゃダメだって、分かってるから


壊れないでね、兄ちゃん…



《蘭side》


あーー…


ぼーっとした頭で考える。


これ以上竜胆を傷付けたくない、そう思ってるけど、竜胆は優しいから俺の事をずっと気にかけてる。


心配もかけたくないから普通にしてるのが1番だってわかってるのに、幻覚と重なって、怖くなって、強く当たって…


やっぱ喋らないのが1番、なのかなぁ…


とりあえず竜胆に嫌われるのが敵策、、


でも、竜胆に嫌われちゃったら俺、生きていけないかも笑笑


…まぁ、もう嫌われてるか




竜胆「兄ちゃん、起きてる…?」


ごめんね、無視したい訳じゃない。


もうほっといてくれていいから、、


竜胆「兄ちゃん?大丈夫?」


大丈夫だから、廊下寒いんだから部屋戻りなよ


竜胆「ね…兄ちゃん…、?お願い、返事して…」


なんでそんなに声震えてんの


竜胆「兄ちゃん…!」


…ダメだよ。俺は竜胆が思ってるような優しくてかっこいい兄ちゃんじゃないんだから。


お前を傷付けることしかできない、出来損ないの兄ちゃんなんだよ、竜胆


竜胆「にいちゃ…」


蘭「用無いなら早く部屋行けよ。うるさい」


竜胆「にいちゃん…!!」


なんで嬉しそうにしてんの


必死に心配してくれてるお前の思い踏みにじってんのに。


蘭「ばかじゃねぇの… ボソッ」


竜胆「兄ちゃん、俺、さ…兄ちゃんのためなら何でもする、、から…」


蘭「は?」


いきなり何言ってんの。俺のために?そんな無駄なことしなくていいよ。


竜胆「兄ちゃんは、、これ以上無理しちゃ、ダメ…」


蘭「無理なんかしてねぇから。勝手なこと言ってんな」


竜胆「してる…!!」


蘭「じゃあ何を?」


竜胆「それは…わかんない、けどっ…!!」


蘭「はっ、やっぱでたらめじゃん。余計なことしようとしなくていいから。」


竜胆「余計とかじゃない…!」


蘭「しつけーな…」


竜胆「俺は兄ちゃんのこと全然わかんないよ…でも…自分傷付けるくらい辛くて、我慢してるって事くらいは分かってる…!だから…」


…あぁ、そういえば竜胆にリスカしてんのバレたんだっけ。


そうだった。もうダメじゃんか。


何言ったってお前は聞かないもんな。


なぁ、竜胆。


俺もう何がしたいのかわかんなくなっちゃったよ。


竜胆「聞いて、る…?」


蘭「聞いてる。」


竜胆「ね、ゆっくりでいいから、さ…」


蘭「まず」


しっかり距離置ければ楽になれるよね


嫌われるのは怖いけどさ、俺はお前を傷付けたくないから。


竜胆「…?」


蘭「さっきから色々勝手に言ってくるくせして声震えてんのも、俺の機嫌伺うようにして話してんのも全部鬱陶しい。」


竜胆「そ、れは…」


蘭「ビビってんなら口出ししてくんじゃねぇよ。何も知らねぇクソガキがよ」


竜胆「ビビってなんか…!!」


蘭「言っとくけどなぁ、お前がどんなに俺のために何かしようったってこき使われて終いだ。俺はお前が思ってるようなモン抱えてねぇから。その善意は完全に無駄だぜ?」


竜胆「っ…」


蘭「…って事だから。てめぇの世話になる気はねぇよ。ほっとけ」


…ごめんね、でも、これできっと大丈夫…


竜胆「…っんだよ、!!」


蘭「あ?」


竜胆「なんなんだよ!!こっちは本気で心配してるつってんのに…!!」


そうだよね、ごめん


蘭「だから心配とか…」


竜胆「人の話もろくに聞かねぇで勝手に話進めてんじゃねぇよ!!」


蘭「てめぇ誰に向かって…」


竜胆「つーか機嫌伺わなかったら後々めんどいのはそっちだろ?!ちっせぇ事ですぐ機嫌悪くして俺に当たるやつがふざけたこと抜かしてんじゃねぇ!!」


蘭「りん…」


竜胆「ビビってんなんて当たり前だろ!!ちょっとした事ですぐ殴ってくるような奴と喋ってんだからなぁ?!何考えてっか分かんねぇしめんどくせぇしそっちのが鬱陶しいだろ!!」


蘭「っ…」


竜胆「何も知らねぇなんてテメェが何も言ってこねぇんだから知るわけねぇだろ!?人のことバカにすんのもいい加減にしろよ!!何言っても許されると思ってんじゃねぇ!!クソ兄貴!!」


蘭「ヒュ…ッ、」


竜胆「そもそも________」


蘭「かひゅ…ッ、は、ひゅ…」


竜胆「________!?」


竜胆『__________』


蘭「や、め…ッ、ひゅ… ポロポロ」


竜胆「________!!」


蘭「あ”ぁ…ッ、あ”ッ、…ごめ…ッ ポロポロ」


もう、いいじゃん。


完全に嫌われたよ。だからさ、


竜胆『テメェみたいなヤツが兄貴とかホント不幸だわ。とっとと死ね。クソ兄貴が。』


蘭「はっ…はっ、ひゅ…かひゅ…ポロポロ」


竜胆「________」


やめて、、俺が全部悪いからさ、、


そんなに言わないで、死ねばいいんでしょ?


死ぬから、もう、ちゃんと死ぬから…、


蘭「かひゅ…、ひゅッ、ヒュ…」



《竜胆side》


言い過ぎた…!!


早く止まれよ、何で勝手に口が動くの


思ってない、そんなこと


思ってないから、思うわけないから、止まれ、止まれよ。



あぁ、やっと止まった…これは警棒で10発で済んだらマシくらいか…?


てかなんで何も言い返してこないの…?逆に怖いんだけど…


竜胆「兄ちゃん…?ごめん…部屋入っていい…?」


どうせ聞いたって許可してくれないし、もう既に怒ってるのは確実だし、勝手に入っちゃっていいよね


ガチャ


蘭「ひゅ…ッ、かひゅ…ッ、あ”ぅ…ポロポロ」


竜胆「兄ちゃん?!」


蘭「や…ごめ、なさ…ッ、ポロポロ」


竜胆「兄ちゃん…!!ゆっくり息して…!」



竜胆「大丈夫…?」


蘭「…ッ、はっ…ひゅ…」


竜胆「え…?」


蘭「コホッ…かひゅ…」


竜胆「なんで…?!1回治まったのに…!!」


蘭「やぁ…ッ!!来ないで!!やだ…ッ、!!」


竜胆「兄ちゃん…ごめん…治まるまで待って…」


蘭「やぁぁぁぁ!!!来ないで!!触んないで!!」


竜胆「あれ、治まった…?」


蘭「…」


竜胆「大丈夫そう…?へーき?」


蘭「ひぅ…ッ、!!」


竜胆「…?」


蘭「ごめ、…なさぃ…ッ!!ちゃ、んと…死ぬから…ッ ポロポロ」


竜胆「は…?!何言ってんの?!ふざけんな!!」


蘭「ビクッ!! ごめ…ごめんなさい…ッ ポロポロ」


竜胆「ちが… 死なないで、そんな事望んでないから…」


蘭「嘘つかないで!!死ねって言ってたじゃん…!!」


竜胆「言うわけねぇだろ!?」


蘭「ビクッ…い、ってた…もん…ポロポロ」


竜胆「あ、ごめん…大丈夫、言ってないから、そんなこと言わないよ…大丈夫…」


蘭「出てってよ…」


竜胆「ヤダよ」


蘭「竜胆だってどうせ俺の事嫌いなんだから…もうほっといてよ…ポロポロ」


竜胆「そんなこと言ってないじゃん」


蘭「こんな兄ちゃんでごめん…ッ ポロポロ」


竜胆「ねぇ、俺の話聞いてよ…」


蘭「ひぐっ…あ”ぅ…ッ、はっ、ひゅ…」


竜胆「ゆっくりね…ゆっくりでいいの…大丈夫…」


ピンポーン


蘭「行き、なよ…」


竜胆「…ちょっとだけ待っててね、動いちゃダメだよ?」


蘭「…」


竜胆「分かった?」


蘭「…ん」


竜胆「いい子」



《蘭side》



あぁ、死にたい。消えたい。


でもそんな勇気無くて、どうしたらいいの


動くなって言われたけど、別にいいでしょ


だって言いつけ守ったからって好きになってもらえる訳でもないじゃん。


もうとっくに嫌われちゃったんだから破ったところで何も変わらないよ。


…自分で嫌われるように仕向けたのに、辛いよ


馬鹿なのは俺だったね、竜胆


どうしたらいいのかわかんなくなっちゃった


とりあえず竜胆にとって俺は邪魔だろうから竜胆から離れればいいのかなぁ


行く宛てもないけど、何とかなるでしょ


それに自殺するよりは事故とかで最終的に死ぬとかの方が怖くないしね、


というか誰来たんだろう。イザナとかかな…?


ま、いいや。



玄関からは絶対無理だから窓から行くか。


蘭「っと…」


案外余裕。普段から動いててよかった。


俺からの手紙なんていらないだろうから書かなかった。何かあったらメールでいけるかな。


もし死んだら机ン中に遺書入ってるし大丈夫。


薬とかなんか貴重品以外何も持ってないけど…何したらいいんだろ。


暇だな…


人混み…竜胆と出かけた時の事思い出しちゃうから別の場所行こ…


やば…それだけで涙出てきた…


とりあえず路地裏…


蘭「グスッ…」


何してんだろ、ほんと。


全部悪いのは俺なのに。



何もすることないな。死んだ方が色々楽なのかな。


この辺に確か海あったし、そこで溺れ死ぬのもいいか。


当分バレなさそうだし。


ピロン♪(メール)


蘭「…竜胆…?」


[どこいんの。早く帰ってきて]


既読つけてないしセーフでしょ、


関わんないでよ。


なんで自分を傷付ける人と一緒にいようとすんの。


あんなに怒鳴るくらい俺の事嫌いなんだったらなんで心配すんの。


竜胆は意味わかんないよ。




蘭「…なつかし…」


昔竜胆と一緒に来たなぁ…


蘭「ポロポロ…」


やっぱり俺、選択間違えたかも。


ほんとは竜胆に好きって言ってもらいたかった。


愛してるって、抱き寄せて欲しかった。


今更遅いよね、、


蘭「しにたいな…」


プルルルルルル…


竜胆から…電話出た方がいいのかな…


まぁ、これで最後だし…


竜胆『兄ちゃん!!!!今どこいんの!?』


蘭「ビクッ…声デカ…」


竜胆『どこいんの!?』


蘭「りん、ど…おぼえてる…?」


竜胆『…?』


蘭「ここ、昔一緒に来たの、分かんないと思うけど、さ…あの頃はめっちゃ仲良くて、楽しかった、の…」


竜胆『どこだよ…』


蘭「俺、ね…竜胆大好き… ポロポロ 嫌われ、ても…ずっと好き、、」


竜胆『だから嫌いじゃねぇって…!!ねぇ、どこいんの!?』


蘭「あ、ご飯いらないよ。じゃ、またね…」


竜胆『おい…!!』





《竜胆side》


竜胆「クソ…ッ、!!」


電話越しにだけどなんとなく、波みたいな、そんな音が聞こえた気がした。


俺は玄関付近にいたのに、兄ちゃんが出てったことに気付けなかった。


それもそのはず、部屋に戻ったら兄ちゃんはいなくて、窓が全開になってた。


つまり、窓から下に飛び降りたってこと。


もしかしたら怪我してるかも。


病み上がりなんだから無茶しないでよ。


ねぇ、なんで海に行ったの。


この時間帯の海付近で吹く風は冷たくて寒いでしょ。また風邪ひいちゃうよ。


海だって冷えてるだろうから絶対入っちゃダメだよ。絶対だからね。


…絶対、死のうとなんてしないでよね。


竜胆「兄ちゃん!!」


蘭「…」


良かった。ちゃんと靴履いてたんだね。でも部屋から出てったのになんで…


あ、そっか。部屋に置いてあったまだ履いてない新しい靴か、それ。


頭いいね、流石俺の兄ちゃん。


でもさ、なんでそんな薄着で来たの。体冷えちゃうよ。


ただでさえ寒がりなんだからあったかい格好しなきゃダメだよ。


蘭「…なんで来たの」


竜胆「そりゃ来るでしょ。心配だもん」


蘭「なんで心配すんの」


竜胆「大好きだからだよ」


蘭「…嘘なんていらない…」


竜胆「意地っ張りだなぁ、俺の兄ちゃんは。」


蘭「…なんで抱きしめてんの」


竜胆「ほら、こんなに体冷えちゃってる。早く家帰ってあったまろうね」


蘭「…」


竜胆「愛してるからだよ」


蘭「…あっそ」


竜胆「うん、そう」


蘭「…」


竜胆「ほら、帰るよ」


蘭「…嫌いだよ」


竜胆「…」


蘭「嫌い。大っ嫌い。せっかくもう会わなくて済むと思ってたのに。邪魔ばっかしないで」


竜胆「…電話越しでは俺の事大好きって言ってなかったっけ」


蘭「…嫌い」


竜胆「…そう。俺は兄ちゃんのこと大好きだよ」


蘭「…」


竜胆「…着いたよ。」


蘭「…ありがと」






最後の部分だけちょっと解説


↓以下、読まなくても大丈夫です。


もちろん蘭ちゃんは竜胆のこと嫌いになんてなってないし、むしろ来てくれたことで余計に好きって気持ちに溢れちゃいます。


だけど幻聴・吐き気・頭痛が少しずつ近付いてきてて混乱してます。


そうじゃなくても蘭ちゃんは竜胆の優しい言葉には絶対裏があるって思っちゃうのでそれすらも怖いんですね。


というかまず、竜胆に嫌われるように仕向けてたんだから竜胆が自分のことを好きだなんてあるはずないじゃん。って思うし、ここで自分の思い吐き出したら竜胆(幻覚)の思うツボじゃん。ってなります。


当然竜胆は嘘なんて一つもついてないし、久しぶりに蘭ちゃんへの思いを口にできて少し喜んでるんですが、電話越しでは震えた声で大好きって言ってくれた蘭ちゃんが直接会ったら嫌いなんて言ってくるから???ってなります。


この時竜胆は兄ちゃんの本当の気持ちってなんなんだろう…って考えるんですが、まぁ竜胆の中で答えは多分出てるんですよね。


竜胆は愛されてるって自覚をしっかり持てるタイプ、逆に蘭ちゃんは自覚を持ちたくても持てないタイプ、って感じで毎回書いてるので今回もそれです。


これ解説になってるのか曖昧なところですが伝わればいいなぁ…って思います。


ばいばーい

【竜蘭】贖罪 [完]

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コメント

20

ユーザー

マジで大好きです! こんなに面白い物語を投稿していただきありがとうございます!!

ユーザー

ごめんなさい、あの、好きです(((

ユーザー

設定まで完璧なの流石です 蘭ちゃんが人間不信ならぬ竜胆不信になってきてる…

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