テラーノベル
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瀬名 紫陽花
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※事前知識↓
シーカについて話す前に一つこの世界の仕組みの補足を。
この世界には現実世界のほかに天界、冥界、黄泉の国の三つがあります。
天界には天神が住んでおり、死人の情報や転生先の管理を天使たちがしています。(トップであるはずの天神はサボってる、なんで…? )
冥界には死神が住んでおり、死人の魂の保護をしています。
そして、黄泉の国は未練のある魂が冥界に引かれるのを拒み飛んだ先で漂う場所。
冥界と天界はたまに生身の人間が事故で迷い込んでしまうことがありますが、黄泉の国は魂以外は絶対に入れない唯一無二の場所です。
ちなみに悪魔が住んでいる魔界は冥界に内蔵されています。
シーカはあの事件の2週間ほど前、落ちている人形を拾いました。
道化師のような姿をした猫…ね、猫?の人形。
シーカは妙にその人形に惹かれたようで、その日から学校以外では肌見放さず持っていたそう。
その人形の正体がロク、恨みの感情で食事をする悪魔です。
ロクは食事を求めて姿を変えて人間界に降り、シーカに拾ってもらうことで手頃な「操り人形」を手に入れたのです。
事件前日、ロクはシーカの片方の目を無理やり抉り取って暴力的に恨みの感情を取得。
人形から自分の魂を出してシーカの目から中に侵入、体を乗っ取りました。
そしたら都合のいいことにイフと名乗る少女がシーカに向けて殺人依頼の脅しをします。
シーカは乗っ取られる前までいじめられっ子に似た存在、イフにいびられていたらしいです。
その依頼を受けたのをいいことにロクは対象者からどんどん恨みの感情を巻き上げる、味の差は大きいが腹はどんどん満たされる。
そしてイフが逮捕される前日頃、ロクは満腹となりシーカに体を返しました。
勝手にいじめっ子の役を成立させるだけさせておいて余り物の処理を丸投げされたシーカ。
シーカ自身の性格と相反する役目を求められることへの恐怖のあまり、家から出て逃げ出しました。
とにかく遠く、遠く、遠くへと。
とても長い逃走の末たどり着いた場所…それが、冥界です。
先ほど言った通り冥界と天界は生身の人間も迷い込んでしまうことがある、シーカはこれを好機ととらえて冥界に住まわせてもらうことにしました。(冥界の住民の対応が雑過ぎていけた。)
どうやら冥界の住民の話によると、今日は新たな死神様の誕生の日、先代の死神は現実世界に住む人間のリンチに合ってぶっ殺されたそう、よっわ。
シーカは誕生した死神様の世話を任されました。
その死神様の名前はカナメ。
体は大きいのに知能は低い…そんなカナメを育てて数週間。
シーカの育て方が上手だったのか、はたまたカナメの生まれつきの才能か。
カナメは立派な一人の大人のようになっており、仕事もこなせるようにないました。
シーカはそこからはカナメの補助にまわったそう。
後にシーカとカナメはラドー島に招待されてしまい、死神としての役目を降りて二人はその日以降ラドー島に住んでいます。(死神の役目はしばらくはデルゴールという人がやっていたもののあまりにもポンコツだったゆえ辞職。その後はとある悪魔のあつい推薦の結果、メズカケイと言う名の男性がやっているそう。)
さて…シーカが来る前まで死神をしていた人は、なぜ人間にリンチされてしまったのでしょう?
それは簡単、死神と言う役職自体当時はとても恨まれていたからです。
先代死神は歩いてるだけだったのに急に襲われてぼっこぼこにされます。
命からがら逃げだしたけどこりゃもうすぐ死ぬわ…と、諦めかけていた時にとある少女に最後出会います。死ぬ直前に死神は恋に落ちてしまいます。
その少女の名前はラース、死神にさえも彼女は平等に接しました。
怪我をしているから治したいと。
でもその時のラースはまだ未熟で、神を治療できるほどの魔力なんてありませんでした。
ラースは結局無駄に魔力を浪費しただけで、誰も救えませんでした。
先代死神はラースにもう一度会いたいと願い続けました。
その願いはやがて実を結び、「新たな天神様」として転生しました。
どうやら先代の天神…天神ラファーヌは超神に昇格してしまったから、枠が開いていたそう。
こうして先代死神「キナツ」は、天神となってラースを探すために仕事を投げて旅をしているようです。