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橙くんすごく落ち着いてるのなんか悲しいな。 待ってすごい気になるとこで終わったんですけど!橙くんどこ行っちゃたの!?楽しみにしてます。
青「……ん」
少しの肌寒さに目が覚めた。
ふと隣りにいるはずの温かさがないことに違和感を覚え、手であたりを探ってみる。
青「うるみや…?」
夜の暗さに目がなれてきた頃、あたりを見渡すと
ベランダに月明かりに照らされたうるみやの姿を捉えた。
橙「なんや…しゃる起きたん?」
青「なんだってなんだよ?…w」
青「てか、なんでこんなところにいるの…?」
青「寒いでしょ…?w」
橙「ん…?」
橙「ただの気まぐれ…なんかな?」
青「うるがわかんなかったら俺もわかんないよ…w」
まだ目が覚めたばかりで頭が回らない俺は、暫くうるみやと脳死トークを続けていた。
橙「楽しかったで…?」
橙「人生で一番楽しかったかもしれんわw」
橙「しゃるがいて、メンバーがいて、リスナーさんがいて…」
橙「うるみやはやっぱ愛されとったんやなって…」
橙「ありがとな」
うるはどんな気持ちで言っているんだろう。
医師に余命宣告を受け、あと半年以下のタイムリミットがある中で
「人生で一番」というのはどんな意味を含んでいるんだろう。
青「頼むからそんな事言わないでよ…」
青「人生で一番なんてのはこれからもっと更新していけるから…」
青「”愛されてた”じゃなくて、”愛されてる”から…」
青「もう少しだけ俺たちの愛を受け入れてくれない…?」
頬を伝った生暖かい涙が、夜風によって冷やされる。
冷たい雫によって、とっさに抱きついた肩に影が落とされた。
橙「今のしゃる文脈終わっとるで…?w」
橙「もっかい寝とき…?」
うるみやに促されて、ベランダから出て掛け布団をかぶる。
橙「____」
意識を手放す前にうるみやがなんか言った気がするけど、まあいいか。
緑「….るッ….しゃ….」
緑「しゃ…ろ….」
緑「しゃるろッッッ」
空が明るくなった頃、かなめによって強制的に起こされた。
青「なに…?」
赤「何じゃねぇよッ」
赤「うるみやが消えたッ!!」