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どうも、招かれざる客ですが。そう言って現れた彼はとても美しかった。
切れ長の目。宝石のような碧眼。白銀の結われた長髪。細腰。
これで声さえ女性的であったならきっと女性と間違えていただろう。高くはあるが男性とわかる声の青年だ。
そんな事を考えていると鼻の先に何かが掠めた。驚いて尻もちをつくと、やっぱりか…。とでも言いたげな顔をした青年。
鼻先を掠めたのは花瓶の欠片のようなものだった。
とりあえず、なにか知っていそうな青年に疑問の眼差しを向ける。すると「すみません。俺のせいですね」そう言った後自分の顔を見た者は何かしらの不幸に1度見舞われるれ、不幸に見舞われた後はその場で死んでしまわない限り余生は幸せに包まれて過ごせるそうだ。
そう聞いて私は安心した。私はこれから幸せに過ごせるらしかったから。