ドラコside
「ふん、間抜け面だな。ポッター」
そう吐き捨てて、ドラコは足早に部屋を 出て行った
——言いすぎた。
廊下を進みながら、ドラコは奥歯を噛みしめる。あんな言い方をするつもりじゃなかった。せっかく仲良くなれたのに…。
数年前こそ顔を合わせれば言い合いをしていた2人だが、ハリーがヴォルデモートを倒した後は少しずつ話をするようになった。
話してみれば意外と僕たちは気が合った。
ハリーにはほんの少しスリザリン気質がある。いや、ほんの少しではないな。僕をからかったり、意地悪したりしてニヤニヤ笑っている。だからつい張り合いたくなるんだ。
心の中ではハリーと呼べるけど、実際に呼んだことはない… 恥ずかしいじゃないか。
コメント
2件
続きめっちゃ気になります!!🥹