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師匠@活動終了
クラスで、咲希はえむに聞いていた。
「ねえ、えむちゃん!」
「ん?どうしたの?咲希ちゃん」
「お兄ちゃん、何かあったの?最近、全然部屋から出てこないし、ご飯もまともに食べていなくて。」
すると、えむが顔を顰めて、少し経って言った。
「司くんは、。私たちのせいで、ワンダショを脱退したの、。」
その言葉に咲希は、驚きをかくせない。
「え、お兄ちゃんが、ショーをやめた、?」
ーえ、なんで?だってお兄ちゃんは、スターになりたくてショーをやってたのに?
「お兄ちゃんは、スターになるんじゃなかったの?」
すると、えむが重たい口を開いた。
「えっと、ね。寧々ちゃんが言ってたんだ。”司はスターなんかになれない。だって司のことを見てる人は誰もいないから”って。その時は反対したの。”でも司くんは私たちを笑顔にしてくれるよ、?”って。だけど寧々ちゃんは私に言った。あの司を庇わなくていいよ。だって司はもう、私たちの仲間でもなんでもないから”って。」
「そん、な、」
「だけど、それでも私は司くんのそばに寄り添いたいの、。だって私は、司くんのショーが大好きだし、またいっしょにショーをやりたいの。そのためならワンダショを抜けてもいい。だから、もう一度ショーをやりたいの、!」
そう、えむは強く言った。えむはずっと後悔していたのだ。自分が司の力になれなかったことを。
「ありがとう、えむちゃん。私も、お兄ちゃんに話してみるね」
そして、夜になった。司は、部屋から出てこなかった。だけど、咲希は司の部屋のドアの前に立って言った。
「お兄ちゃん、入っていい?」
「あぁ。構わん」
その声は酷く重くて、苦しかった。
「久しぶりだね、お兄ちゃん」
司の部屋はこれでもかと散らかっていて、歩くだけで苦労するほどだった。
「それで、何の用だ、咲希」
「えむちゃんのことだよ」
「ん?あぁ、鳳のことか。あいつがどうかしたのか?」
「今日ね、話したの。お兄ちゃんに何かあったの?って。そしたら話してくれたんだ。お兄ちゃんにあったこと。」
すると、咲希は司に抱きついた。
「ごめんなさい、気づかなくて、!私、全然気づけなかった、。本当に、ごめんなさい、!」
涙を流しながら何回も謝っていた。司は、その頭を優しく撫でていた。
「大丈夫だ、咲希。俺はなんともない。だが少し、一人の時間が必要なんだ。」
その手には、温もりがなかった。酷く、冷たく感じた。
「えむちゃんが言ってたよ。また司くんとショーがしたいって。そのためならワンダショを抜けてもいいって言ってたんだ。」
「えむが、?そんなわけないだろう!だってえむは俺が抜けるとき、何も言わなかった!類や寧々は言ってたが、えむに至っては何も言わなかった!何もだ!」
「でも、それって抜けて、とも言ってなかったんてしょ?なら、少しだけ話してみたらどうかな。えむちゃん、すっごく心配してたから」
司は少し時間が経ってから言った。
「だが、俺とえむはもう、仲間じゃない。だから、会いに行く必要は一切ない。だから、絶対に会いには行かない。」
「そっか、わかった。お兄ちゃんが一番生きやすいように生きてほしいな。だけど、やっぱりいなくなってほしくないよ。それだけは覚えていて欲しい」
そう言って咲希は司の部屋から出ていった。司は静かに泣いていた。
「えむ、俺だってもう一度ショーをしたい、。だけど、もう、無理なんだ、。どうか許してくれ、。」
コメント
1件
うわ、重い回だったね…。咲希が司の部屋で「ごめんなさい」って抱きつくシーン、胸がぎゅってなった。司が一人で泣きながら「許してくれ」って思うとこ、すごく切なかった。えむがまだ味方でいてくれるって分かってるのに、動けない司の辛さが伝わってきた。次、どうなるんだろう。