テラーノベル
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実力テストというものがこの世には存在するのだよ。
なんなん?あれほんとに。
まじで。
あ、続編です
朝だ。
鳥が楽しそうに鳴き、朝を教えている。
私は自分の部屋のベッドの上に寝転んでいた。
きっと、御父さんか御母さんが運んできてくれたのだろう。あとで、感謝しよう…
でも、全然寝た気がしない。昨日、あんなことがあったからだろう。
私はいつもの服に着替えてリビングへ向かった。
リビングへ向かう時は喉が少し痒く、口の中に無いはずの感覚が少し残っている。
リビングに入ったら、御母さんが御化粧をしていた。
「ねえ、御母さん。私を御部屋に運んでくれてありがとね」
私は精一杯笑顔を作って御母さんにそう言った。
「…は?御母さん、御部屋に運んでないし、1人で御部屋に行ったでしょう?変なことを言わないで頂戴。」
え…?いや、でも、私1人で御部屋に行ってないよ。
そう言う前に、声が喉の奥で詰まった。
「…ごめん。嘘だよ」
喉の奥で詰まった否定の言葉の反対の謝罪の言葉を口から出した。
あとがめんどくさくなりそうだから。
私はまだ、子供だから学校に行かなければならない。
めんどくさくても、私は家を出、学校へ向かった。
学校が近くなった時にはその学校の生徒が楽しそうに友達とおしゃべりをしている。
私は、いつも1人。しょうがないけどね。
私は学校で昨日と同じことが起きないように願っていた
そうするしか無かった。
学校の校舎に入り、私の教室に入った。
もちろん、私に近づくものもいない。
もう、慣れている。
だけど、1人だけ、███ちゃんだけ、私の『御友達』でいてくれる。
███ちゃんだけ、私を『美しい』と褒めてくれる。
学校では昨日と同じことは起きなかった。
学校で起きたら大惨事なので良かったと思った。
███ちゃんが私に
「また、御花畑に御花摘みにいかない?」
と、誘われた。
でも私は断った。
ちょっと、今日は家で休憩するね、と。
███ちゃんは受け入れてくれた。
本当に、優しい子だ。
私は家に帰り、ベッドに飛び込んだ。
先生からの宿題も忘れて、昨日の事をずっと考えていた。
どうして御花が生えてきたのだろう。
御花畑で███ちゃんに御花をさしてもらう前まではこんなことなかったのに。
これを誰かに言ったところで誰も信用してくれないので、ひとりで考える。
御部屋にある鏡を見ながら、今まで███ちゃんに言われてきた褒め言葉を頭の中で再生していた。
『綺麗だよ!』『似合ってる。』『可愛い。』
『世界一美しいよ!』
当たり前じゃない、私は、世界一美しいんだから。
私は何故か昨日のことが頭に過り、逆に、御花を棄てると酷くなるのではと推測した。
なので私はゴミ箱の中から御花を取りだし、花瓶に植えた。
…でも、なんで私の身体の中から、この御花が??
そう考えていたら強烈な眠気に襲われ、私は眠ってしまっていた。
ここは…何処だろう。
…ここはいつも███ちゃんと行っている御花畑。
遠くで███ちゃんが手を振っている。
でも、やけに遠く感じる。
私は走った。御花を散らしながら。
███ちゃんと話す為だけに、触れる為だけに。
突然、酷い吐き気に襲われた。
私の口の中から、綺麗な御花が生えてきた。
苦しい、苦しい…
助けて…ねえ、███ちゃん…見てないで助けてよ…
私は遠くにいる███ちゃんを見た。
███ちゃんは笑っているようだった。
何かを私に言いながら。
そんなのどうでもいいから…ねえ、助けてよ。苦しいよ。
もう、声すらも出なかった。
お願い…助けて。
はっ、と私は目が覚めた。
夢か…とても怖い夢だったな。まだ深夜の3時だ。
私は宿題が終わっていないことに気づいて、勉強机に向かった。
私はふと、気になって花瓶に植えた御花を見てみた。
蔓は昨日より長く、御花は昨日より生きているように感じられた。
早くない…?少し違和感を持ちながら宿題を終わらせた。
私は学校に行き、放課後に███ちゃんといつもの御花畑で遊んでいた頃だ。
「…ねえ、そういえばさ。」
私は███ちゃんに尋ねてみた。
「…私にさしてくれたあの御花、本当に私似合ってた?」
「…え?何言ってるの!もちろんだよ!世界一似合ってる!」
そっか。ならいいんだけど。
私たちは御花で冠を作ったり、ごろーっと寝転がったりしていたら、いつもと同じ、苦しくて、気持ち悪い感覚がした。
今…?せめて、███ちゃんが居ないところで…!!
「…どうしたの?」
███ちゃんが尋ねてきた。
もちろん声が出せるはずがない。喉の奥でなにかが詰まっている感じがするから。
苦しい…助けて…!お願い…
何回繰り返しても、この苦しみには耐えられない。
「…痛い?苦しい?そっか。そうだよね」
███ちゃんが尋ねてきた。
そんなこと言ってないで、早く、助けてよ…!
「でも、これを乗り越えたら、もっと綺麗になるよ。」
███ちゃんは不敵な笑みを浮かべた。
私はゾクッとした。
こんな悪そうな███ちゃん、見たこと無かったからだ。
まるで、学校のあいつらみたいに。
「ほら。今日から貴方もあの綺麗な御花と同じだよ。」
私はここで人間に戻れないことを知った。
そして、これは夢じゃないと。
「…世界一美しいでしょう?」
最後に聞いた言葉はそれだった。
███ちゃんもあいつらと同じ人材。
唯、私を嵌めただけだった。
あの御花は呪いだった。
███ちゃんも、呪い。
そして私は今、咲いては散ってを繰り返す、世界一美しい御花になっている。
そして今日もまた、誰かが私を『綺麗』と言ってくれた。
完
コメント
2件
わお、、神作や、、