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《 人魚の肉 》モストロラウンジで調理の練習としてジェイドに付き合わされた監督生。彼がテーブルの上に様々な料理の品々を置く。黙々と食べていると中でもこの世では食べた事が無いぐらいの美味な逸品がある。監督生は食べ終わった瞬間につい声を出して一言を述べた。
「このお肉美味しいです!何の肉なんですか?」
「監督生さんが喜ぶと思い今晩は珍しい魚を取り入れてみたのですが、お口にお合いしたようで光栄です」
左の人差し指を曲げ口角を隠すような仕草をする。するとチラリと見える赤く染まった包帯が見えた。
(…何か怪我でもしているのかな ?)
「あの先輩?怪我でもしたんですか?」
「いえ、何でも有りませんよ」
深海、一つの電球に照らされ謎めいた笑顔を見せた。