俺に話すこと、?別れよう、とか、、?そんなん、俺、生きてけねぇよ、、、
「ぁ、のな、」
細く掠れ、震えた声で口を開く
「おれ、は、」
「兄に、、」
抱かれたことがあるんだ
「だか、、、?」
「だが、これだけは勘違いしないで欲しい、」
「俺は、、」
「無理やりやられた。」
「は、?」
「俺には、2人兄がいるだろう?」
「おう、」
「最初は1番上の兄、夏季兄さんの方だった」
は、?え、?まて、まてよ、
「そして、あの、_______」
待てって、!
「ま、まて、、!」
「、?
「お前、最初はって、」
「あ、嗚呼、2回だ。上の兄と2番目の兄、1度ずつ」
「ぁあ、あ、あ話の、続きを」
「嗚呼、」
「あれは______」
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暑い夏の日だった。俺は、いつものように、ピアノの練習をしていた。すると、父に珍しく急用が入り、家には俺、兄さんの2人だけになったんだ。
「冬弥、頑張って立派なクラシックを弾ける人になろうな」
「、はい、夏季兄さん、」
「あまり嬉しく無さそうだな、」
「ぃ、いえ、とんでもありません、」
俺は、オメガだから、兄さんとは話しては、いけない、オメガの鬱陶しさが移る、と言われ遠ざけられてきたんだでもその日は、父が居ないのをいい事に気さくに兄さんは、話しかけてくれたんだ。
「〜!」
「〜〜〜、、笑」
どさっ、
「ぇ、?なつき、にぃさん、、、?」
「あ、?オメガの分際で俺に気安くはなしかけてんじゃねぇよ、?」
「っ、!?」
兄さんは、俺のことをベッド二押し倒すと、いきなり態度を豹変させた。俺と夏季兄さんは、7歳差だから、体格もかなり違った。その出来事が起こった時の俺の歳は、10歳、兄さんは17歳だ。力で勝てる訳もなく、
「ひぅ“、、ぁ“ッ、!い、、ッ、たぃ、ッ!」
「きゅうきゅう締め付けてる癖に!」
どちゅんッッッ!♡
「あ“、ぁ“う”、♡お“ぇッッ、、。」
それで、ここまで致してしまった。
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あまりにも惨い話だった。4年生で、身も発達仕切っていない頃に、ほぼ成人男性の力で押さえつけられ、全てを致す。考えるだけでも痛々しい。どのような家なのだろうか、あの家は、。
「秋蘭(あきら)兄さん、2番目の兄さんの話をするな、?」
そうだ。2人目もいるんだ。キツい、惨い、聞いてるだけでも吐き気がする位なのに、冬弥はそれを実際にされたんだ、2回も、
「ぉ、おぅ、」
「秋蘭兄さんは、俺がヒートの時に__」
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「にぃ、さ、ん、、?」
と俺が言うと
「っ!」
苦しそうにドアの前に倒れ込んだ。
俺のフェロモンの香りが部屋に充満していたからだろう。そうすると、ベッドまで来て、
がりッ!
と俺の腕を噛んだ。まだ、首では無かったから良かったものの、今、覆いかぶさられ、この前の夏季兄さんとの記憶が一気にフラッシュバックしてきた。もう、嫌だ、と思ったのに
ずぷぷぷ、、、♡
「ぁ、あ、♡」
ごぢゅんッッ!♡
「ひぁ“ッ!♡」
「冬弥、お前さ、誰かとヤった事あるだろ、?」
そんな図星な事を言われて、流石にやばかった。でも、もう、どんな事も考えられなかった。
「へぁ、?♡」
ばちゅッばちゅッばちゅッ♡
「あ“ッ、ぁッ、!♡ひぅ、ッッ、♡」
そして最後まで、
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聞くのが辛かった。
ぎゅっ、
とベッドに座り、2つの話を語った冬弥を抱きしめた。
「ッ、!」
俺の肩元が濡れた。冬弥の目から大粒の涙がぽろぽろと溢れてくる。この涙は今まで溜めてきた辛い事の、半分にも満たないのだろうと思った。冬弥の事を想った。辛かったよなって、痛かったよなって、でも、俺はそんな経験したことが無いから、気軽に
“無理すんな“
なんて言えない。俺が言える言葉じゃない
はずだけど、言った。更に涙が溢れた。
「俺が、全部消してやるから、な、」
ありがとう、
と一言、それでいい
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