🎈サイド
🎈「…へ?」
ボス「だから… 」
俺はこーく。
とある組織にて2人組として平和に(?)殺し屋をやっている。
いや、やっていた。
…この瞬間までは。
言葉としては脳に入ってきているのに。
その言葉の意味も分かるのに。
脳みその理解が追いつかない。
ボス「…お前の相棒が、この組織の裏切り者だ。」
訳が分からない。
相棒が…裏切り…?
相棒…びびくんとはもう4年くらいの付き合いだと思う。
ずっと2人で活動してて…
最強ペアだって言われたのに…っ?
🎈「うそ、ですよね…?」
ボス「嘘ではない…私も信じたくないが…直接言われたんだよ…」
🎈「…どういう事ですか」
直接言われた、という単語が引っかかる。
まだガゼの可能性も…
ボス「…音声がある。聴け」
🎈「…はい」
ピッ…
️️️⛅️『あ、あー…聞こえてる?』
🎈「っ…」
ボスが持ったボイスレコーダーからは、しっかりと相棒であるびびくんの声が聞こえた。
この俺が間違えるわけがない…だって、ずっと一緒だったから…
️️️️️️⛅️『…俺は、組織の裏切り者のびびw今まで騙されててくれてありがと〜ww』
🎈「………」
️️️⛅️『だってあの時ーーーーー…?〜ー!』
…どんどん聞こえなくなってくる。
何も言えない。
本当に、出会った時から…俺は利用されてたんだ。
…なんで、どうして。なんて言葉じゃ足りない。
️️️⛅️『…あ、始末したいっしょ?だから…』
️️️⛅️『こーくが殺しにきて?w』
🎈「は…………?」
唐突に放たれた言葉。
…理解が…出来ない。
俺が…殺す…?相棒を……?
ボス「…という訳なんだ…どうか、殺しては…」
🎈「無理…無理です……!!!」
ボスの話を遮って叫ぶ。
この世で誰よりも大切で?ずっと一緒に生きてきた相棒を…!?
俺の手で殺せと…?
🎈「そんなの…!!」
ガチャッ
️️️⛅️「出来るよ、こーくなら」
🎈「…!」
急に近くで聴こえる相棒の声。
…もう俺は理解が出来なかった。
️️️⛅️「…こーく。おいで」
びびくんに手を引かれてボスの部屋を出る。
…こいつは、相棒…?
それとも、裏切り者…?
️️️⛅️「…この辺かな」
🎈「なに…が?!」
思いっきり手を引かれてびびくんに馬乗りになる。
…気がつくと、俺の手にはナイフが握らされていた。
️️️️️️⛅️「そっか、お前雑魚だから俺のこと殺せねぇよなww」
🎈「…煽ってんじゃねぇ」
裏切り者…殺さなきゃ…っ
でも、殺したくない…よ…?
️️️⛅️「殺して。相棒の願いくらい叶えろよ」
びびくんが迷いのない声で言ってくる。
…本人が、びびくんが言うなら…
覚悟を決めてナイフを振りかざす。
⛅️️️️「…生きろよ」
🎈「っ…」
やだ
やめて
なんでそんな顔するの
思わずナイフを取り落としてしまう。
おれ…びびくんと…
🎈「ずっと一緒に居たいのにぃ…っ」
️️️⛅️「…!」
なんでそんなこと言うの
そんなこと言わないでよ
なんでお前は死ぬ前提なんだろうな…っ
️️️⛅️「…じゃあ」
️️️⛅️「一緒に死のう。こーく」
少しだけ笑うびびくんを見て、涙が溢れ出てくる。
🎈「…ぐすっ…ひっく…っ」
️️️⛅️「…泣いてたらわかんねぇぞ?w」
🎈「だって…だってぇ…っ」
️️️⛅️「…ん」
びびくんの胸に顔をうずめて、思いっきり泣いた。
俺は自分が死んででもいいから。
相棒と一緒にどこまででもいきたいから
🎈「連れてって…?」
️️️⛅️「…当たり前じゃんw」
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ここちゃん(イラスト描いてくれた人)の意図じゃない使い方しちゃったかも…!殺し合いムズいね…