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「おわり…ました」

ドサッ

その場に崩れる

(まさかこの体がこんなにコントロール力無いなんて)

「よくここまで来れたな」

差し伸べられた手を掴んで立ち上がる

「ありがとうございます」

「疲れてるトコ悪いんだが食器の準備を頼む」

「わかりました…」

台所に歩いていき、調理風景を見る

(これはまさか、ローストビーフ!?)

何を作っているか分かった途端にやる気がとてつもないほどに出てくる

(…牛ではないか、鹿とか猪かな?まあそんなのどうだっていいか!)

食器棚に向かい「食器ってこれでいいですか?」と聞く

うなずいたのを確認し、ランチプレートを物凄い速度で並べる(言うて2枚だけど)

続けてナイフとフォークを並べる

ふと台所の方に目をやると緑色の…そう、実物は見たことのないがパッケージによく書いてあるガチわさびをロウグが擦っていた

「それって」

「これか?このあたりに自生してるシャシャっつう香辛料だ、これが結構ツーンときて美味いんだ 食うか?」

「いえ…遠慮しておきます」

(わさびそのまま食べるとかユー○ューバーじゃないんだから)

「そうか、残念だ お前の悶える表情が見れると思ったんだがな」

(アレ?この人もしかして性格悪い?)

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