テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「学生さんがこんな夜遅くにどうしました?」
「や‥‥‥‥やめろ‥‥」
「何もしてないですけど」
「嘘だ‥‥俺たち動けないのに‥‥」
「あぁ、そうでしたね。で、うちに何の用意でしたか?」
「やめてくれ‥‥もう何もしないから」
「命乞いは早いですよ」
「ほら、やっぱり化け物だったろ⁈早く帰ろうって言ったのに」
命乞いと責任のなすり付け合いが始まる
本当に醜い‥‥
「1つ聞きますけど何で私を狙わなかったんですか?」
「誰も狙ってない!ホント‥‥助けて‥‥!」
「でも本当は私じゃなくもう1人を狙ってましたよね?あなた達この前、猪に追いかけられて彼に助けられたはずでしょ?」
「それは‥‥だって‥‥アイツもオオカミに話しかけてそれで‥‥!」
「助けられたのに‥‥こんな事するんですね」
「それはっ‥‥お前だって変な魔法使うし、そんな所にいる奴だって絶対おかしい奴だってわかるだろ!」
「馬鹿っ!お前今そんな事言っても‥‥俺はそんなこと思ってませんからっ!!」
「大丈夫ですよ。みんな一緒に送ってあげますから‥‥」
「本当に?良かっ‥‥‥‥」
送ってあげますよ
みんな一緒に‥‥‥‥
私達がこの村の人に何をしたと言うんだ
だから人目のつかない奥に家だってある
ロウ君だって助けてあけただけなのに
彼は何もしてない
刀すら抜かず‥‥
あなた方を傷つけなかった
それなのに‥‥
人間とは自分と違うものを嫌う
そう‥‥なら私もです
「あなたで最後です」
「ヒィィッ!化け物!寄るなっ!」
「私だって人間でしたよ‥‥あなた方がこんな事しなかったら」
「だから何もしてないっ!何でこんな‥‥!」
「したんですよ?もう三度も‥‥」
「してないっ!‥‥来るなっ!‥‥‥‥」
「心配しないで下さい。みんな一緒ですから‥‥友達も両親も兄弟も‥‥みんな‥‥みんな‥‥‥‥」
居なくなった
ここには誰も‥‥
ロウ君を苦しめる奴らは誰もいない
本当か?
家に戻ろう
確かめないと‥‥
家に入り鍵をかける
寝室に向かうと寝息を立てるロウ君がいた
「‥‥‥‥‥‥」
今何か聞こえた?
家の周りを見ても誰もいない
そうかな?
どこかの窓を蹴破って入ってくるかも知れない
あ‥‥そうだ
この家は昔からある古い家
確か地下室があったはず
家の中の廊下にある鍵のかかった扉
その鍵を外し、階段を降りる
埃っぽいけど‥‥
ここなら安心かもしれない
綺麗に片付けてベッドをこっちに入れて‥‥
「わぁ‥‥良いじゃない!」
窓も無いし扉も二重になってる
ここならロウ君を守れるよね、きっと
小さな扉を開くとトイレも風呂も付いてる
「良いね‥‥‥ここでずっと暮らせるよ?」
何で早く気がつかなかったんだろう
私が全部世話してあげたら良かったじゃない?
ここで2人で静かに暮らそう
ねぇ?
ロウ君‥‥
.
コメント
4件
すごくいいです!ヤンデレ化したミランが小柳を閉じ込める、つまりメリバ!?メリバじゃなくても最高です!
ミラン いいね〜 でも次 こや が死んじゃったらミラン狂っちゃいそう...続き待ってます♡!