ある日恋人が死んだ
未だに実感が湧かずいつかふらりと戻ってくる
ような気がしてしまう。
(そんなはずは無いのにな)
命日にはお墓参りに行く際に彼女の好物と彼女への手紙を持っていく。
彼女に届いてるのかは分からないけど届くと信じてお墓に供えておいている。
頬に流れる涙には気づかないフリをして手を合わせる。
「また会えないかな…」
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| 愛する貴方へ、
この手紙でもう手の指では足りないほどの
数 にな ってしまいました 。
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貴方へこの手紙が届いているかも分かりま
せ ん が届いているなら、見えているなら一度
だけ で もいいので返事がほしいです。
貴方を最後ときまで愛した男より|
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コメント
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お花を渡したい。