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#友達
雪音(ゆきね)
32
Forth。
191
季節が替わり練習場の中がよりいっそ激しく揺れる地区大会予選が迫ってきているのだ
「テル!任した!」
「はい!」
輝生が修一朗に追いつき点をきめる
「休憩お願いします」
コーチからの休憩の指示
皆各々汗を拭い、水分補給し、お互いを称え合う
いつもの風景いつもの流れ
そんな様子を見ながらも修一朗の胸の中は何か堅いものが詰まっているかのように腑に落ちていないのだった
ーーー
数日後
練習が休みの日、少しでも体を鈍らせまいと買い物からいつもの公園に戻ろうとする修一朗と健吾
ふと修一朗の目に一瞬、見覚えのある顔が写る
「なんだ?知り合いいたか?」
健吾の言葉も聞こえないまま振り返ると、ぎこちなく足を少し引いて歩く男の後ろ姿
修一朗はその首筋をなんとなく覚えていた
「なぁ、健吾・・・あいつ、もしかして」
修一朗は周りに気づかれないよう相手を指さした
「ああ、多分。お前の目に狂いはないよ」
健吾がそう言ったところで修一朗は前に進んでいく
相手の男は近くの自販機で足を止めた
健吾が小声で静止するが、修一朗の耳には入らない
「お兄さん、ちょっといいですか」
「ん?はい」
こちらを向いた男はまさしく修一朗の思った顔だった
「お兄さん体つきいいから釘付けになっちゃって笑バスケなんて・・・興味あります?」
分かりやすく冗談を言いながら相手を誘う修一朗
相手の細い目がこちらを強く睨むのが見える
「は?はぁ・・・バスケねぇ、あなたには失礼かもですけど、僕はバスケなくなってほしいくらい大っ嫌いなんですよ。バスケなんてくそ食らえだよ!」
大声で本音を漏らした男の顔を、通行人が全員見ていた
男は泣くようなため息をついて、修一朗に買った飲み物を差し出して去っていった
六尾 廉人(むお れんと)
かつてクリムゾンが出場した大会の優勝チーム・pegasus(ペガサス)の一員として活動していた。しかし、その大会が終わってまもなくチームから離脱し、バスケをやめてしまったという
「あちゃー、だめだったか」
怒って帰る廉人の後ろ姿を頭を掻きつつ見送る修一朗
言葉とは裏腹に絶対こいつを取ってやると内心意気込んだのだった
コメント
1件
ああ〜〜!第4話、もうめっちゃ熱い展開じゃないですか!!🔥🔥 修一朗が元・強豪チームの廉人を見つけて「絶対取ってやる」って心に決めるシーン、かっこよすぎる…「お兄さん体つきいいから」って軽いノートリで誘ってるのに、廉人の「バスケなんてくそ食らえ!」の怒り方が本気すぎて震えた😭💦 何があったんだろう…過去編でバスケ辞めた理由知りたい!! バスケ嫌いな元エースをどうやってチームに引き込むのか、次話が待ちきれない〜〜!!応援してます✊💕