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暴言・暴力表現 注意

















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目を覚ましたら知らない場所にいた。






あぁ、私拉致られたんだった、、、

それで監禁されたのか。まったく、私を誘拐していい事はあるのか。


周りを見渡すと1人の男がいた。

男は私に気がついたようだ。するとニコニコしながら話しかけてきた。

『ねぇ!お姉さんも捕まっちゃったの?』

意味がわからない、どうして監禁されているのにニコニコしていられるのか。

まぁ、そういう癖があるのかと思っておこう。

そして私は

「あぁ。」

と適当に返答した。

『そうなんだ!!僕もうここに来て1年くらい?たつんだ!!

だから分からない事があったらなんでも聞いて!』

こいつ1年も監禁されているのか。

「逃げようとは思わないのか?」

『思うよ!!だけど僕だけじゃ逃げられないからね、、、』

あほらしい。男なら自分を信じて立ち向かえ。

『ねえ!お姉さんなんて名前なの??』

私の名前か、、、なぜお前なんかに教えなきゃいけないんだ。

と思うがこいつなら逃げるのに必要な情報を知っているかもしれない。私はそう考えこいつに名前を教えることにする。


「私の名前は、、、」







突如私の頭に激痛が走る。その途端体が動かなくなった。


拉致られた時に殴られたところが悪かったのか。体が動かない。熱もあるようだ。

あ、名前がまだ言えてない。

こいつに名前を言わないと、、情報が、、、

「わ、、、たし、の、、、、、なま、、ぇ、、、は、、、」

『今は名前なんてどうでもいいよ!!

いきなり倒れたんだからびっくりしたよ!!

おでこ触ったら熱もあるし!!』


『僕が看病するから!!そこでーーーー!』


『ーーーーーーーーーーーーー!』


最後何を言っているのか分からなかった。もしや逃げるのに必要な情報を、、、

違う今考えることはそれでは無い、もしやここで死ぬかもしれないんだ。


考えろ考えろ



あぁ、ダメだもう頭が回らない





こんな所で私は死ぬのか、、、、






────────────────────

バタン



目の前で先程まで喋っていた彼女が倒れた。

彼女はしばらく沈黙していた。

もしや死んでいるのでは、、、、!?


「わ、、、たし、の、、、、、なま、、ぇ、、、は、、、」

良かった生きている、、、!!名前!?体調の方が気になるよ!


『今は名前なんてどうでもいいよ!!いきなり倒れたんだからびっくりしたよ!!おでこ触ったら熱もあるし!!』

『僕が看病するから!!そこで寝てて!! 』


『あれ聞こえてる!?おーい!!』

やばいと思った。前にもここに来た女の子がいた。その子もいきなり倒れた。

とても苦しそうにしていた。だけど僕はパニックになって何も出来なかった。僕が落ち着きを戻した時にはもう彼女は死んでいた。

もうそんなことが起きて欲しくない。そう思って僕は看病することを決めた!






────────────────────








「、、、、、、、、」


目が覚めた。


地獄はここかと思いながら目を開けた。

だがそこはさっきと変わらない。監禁部屋のままだった。




見たところ、こいつが看病してくれていたんだろう。


私はこいつに命を救われたのか。人に借りを作るなんて、、、、








『あ!!!!!起きた!!!!???』


くそ、うるさいヤツだ。早くこんなやつとはおさらばしたい。


「起きたよ」


「えーーーと、、君?」



『 僕は廉(レン)っていうよ!!!神谷 廉(カミヤ レン)』



「神谷、私の事看病してくれたよね。ありがとう。」


『全然いいよ!!』



『僕ずっと1人でいたから、お姉さんが来てくれて嬉しい!!』


「はは笑」




『あ!お姉さんの名前は!!?』




そういえば言えてなかったな、、、





「私の名前は 如月(キサラギ)だ」



『如月さんかー!!名前は?』





「スマンが教えたくない。」




『 えーーー!!!????』



『 まぁ、いいや!!』




『お姉さんはどうしてここに来たの?』


「ぇ、、、、ぁ、、、、」


まずいこんなこと聞かれるとは思っていなかった。どうしよう




『あ!僕が先に言わないと失礼か!!』


『僕がここに来た理由はね、僕のお父さんがここに借金してたの。

それでなかなかお金を返さないからって僕が人質みたいな感じでここにいるの!』




こいつも結構やばい理由でここにいるな。





『で、お姉さんはなんでここに来たのー?』






この会社にスパイとして潜伏してバレたから捕まった。




なんて言えるわけないだろ。

あーーー、なんでこんな仕事引き受けたんだろ。











「ごめん、、、今は言いたくない」






『そうだよね、、!!お姉さんにも言いたくないことは1つや2つあるよね!!!』







あーー、なんか変な勘違いしてそう。





でも、私が反社でスパイとしてここに来たとは言えない。

意地でも言いたくない。







どーしよーーーーー、、、、、、、、、、、、














次回


甘すぎ。






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