コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「はぁ…。どうしてこんなことになったんだろう…。」
僕は昨日の事とさっきの出来事を思い出す。
昨日、stprシェアハウスで集中できなかった僕は自分の家へ行き編集作業をしていた。
作業にもキリがついてきた頃スマホから何件もの通知音がなった。
XとLIMUからの通知がなっており、僕は先にLIMUを開いた。
するとそこにはメンバーからの怒りや失望、困惑で溢れたメッセージでいっぱいだった。
困惑した僕は、メッセージを一件ずつ読んで行った。
そこには、僕の身に覚えがないことが送られていた。
赤『黄ちゃん最低』
桃『黄がそんなやつだとは思ってなかった』
紫『黄くん、明日事務所で会議するから絶対に来いよ』
橙『黄、これ嘘やんな 黄はそんなことせいへんよな?』
青『黄くんは絶対にこんなことしない』
訳がわからず、僕はXを開いた。
そこにはアンチの喜びの声とメンバーと同じようにリスナーさんの
怒りと失望、困惑の声でいっぱいだった。
その声の矛先は僕だった。
僕は身に覚えがなかったが、上へスクロールしていき自分のした覚えのない投稿を目にした。
そこには
『すとぷりってグループまじでめんどい😩。
対して歌が上手いわけでもないし、ダンスができるわけでもないのに
アイドルなんて名乗ってさぁ🤣。まじで笑えるw』
僕が投稿していない僕のアカウントで投稿してある文面が映っていた。
でも、そんなこと僕が1人で解決できる問題でもなく、
ただ明日の会議でみんなが僕を信用してくれることを期待して、眠った。
でも、そんな期待とは裏腹にメンバーからの言葉は辛いものだった。
僕が来る前にみんなを話し合いをしていたらしく、全員僕がやったと思っていたようだった。
紫「黄くん、なんでこんな投稿をしたの。」
紫くんは、できるだけ優しく言ったつもりだっただろうがその言葉からは怒りと失望の圧がかかっていた。
黄「僕はこんな投稿していません!」
僕は必死にそのことを訴えたが、
桃「んな訳ねぇだろッ!お前以外に誰がお前のアカウントでこんな投稿するんだよッ!」
赤「そうだよ、黄くん。正直に言ったほうが良いよ。ニヤッ」
橙「黄、なんでこんな投稿したんや。」
LIMUでは僕がやっていないと思ってくれていた橙くんだったが、話し合いで意見が変わったらしい。
でもただ1人、青ちゃんだけは僕はやっていないと信じてくれていた。
青「絶対に黄くんはやってないよ!だって黄くんは本当にこの活動が好きだって言ってたもん!」
だがそんな青ちゃんの声は他メンバーのかえにかき消されていった。
紫「黄くんにはもう、すとぷりを辞めてもらおうと思う」
桃「そうだな、それがいい」
赤「俺も賛成」
橙「俺も」
青ちゃんは何も言ってくれなかった。
紫「じゃあ、黄くんは脱退ってことで。公式生放送では俺たちが説明するから、もうこれから俺たちに関わらないで。
それといろんな場所のお前の荷物は回収していけよ」
黄「……はい、」
その言葉を言われて、ショックが大きかった僕はそう返事をすることが精一杯だった。
会議室を出ようとしたとき、後ろから
青「黄くん!僕は、僕は信じてるから!黄くんがやってないって信じてるからね!」
その言葉で僕は少し救われた。
黄「ありがとうございます、青ちゃん。これからもすとぷりの活動頑張ってください。」
そんなことを言って僕は事務所を去った。
?「チッ」