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ssお題「一つ屋根の下で」
岐阜×愛知
「ぎふ〜起きるの遅いじゃんね!」
眠い目を擦ると、拗ねた顔をした愛知がこちらを見て寝っ転がっていた。
少し笑いながら、返事をしてのっそりと起き上がる。
すると追いかけるかのように愛知が小走りでぴったりと隣につく。
「カップラーメンしか無いんやけど食べる?」
きょとんと黒目がちな目で見上げてくると、おもわず鼓動がかけ上がってしまう。
お湯を注いだあと、蓋をとめるものを忘れたことに気づいた様子で、大きなフライパンをおもしがわりにしようとしたので急いで止めた。
「いただきます〜ってあっつ!?」
まだお湯が入れたてで熱かったのか、息を吹きかけながら慎重に食べている。
「2人で朝からカップラーメン食べるとか、なんか変な気分じゃん〜」
と軽く笑い、また麺を慎重に啜る。
ふと終電を逃して、いきなり泊めてもらったことを申し訳なく感じたけれども。
「たまにはそう言うのもアリやない?」
「カップラーメンでらうまいし。」