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もうすぐ卒業式で凄く不安だったんですがこのお話を見てめっちゃ自身つきました!!!ありがとうございます!! 赤面smさん可愛すぎて最高でした…!!!😭😭
卒業メッセージありがとうございます!(´▽`)私もこんな風になりたいなぁって思いながら見てました!(彼氏も好きな人もいませんけどw)
とある実況者グループの方々の名前をお借りしています。本人達は全く関係ありませんのでご迷惑になるような行動はおやめ下さい。
Shk🦈 × Sm😊
・学パロ
・付き合ってないです
・Rはないです
【知っ得かもしれないざっくり設定】
・😊→須磨紫苑、高校3年生
・🦈→鮫島翡翠、高校1年生
🦈視点
🦈「せ、先輩!!」
3年間の高校生活に終わりを告げる卒業式の日。
本当ならば在校生は参加しないはずなのだが、俺は片思い中の先輩に会う為だけに、学校へ訪れていた。
😊「あ、シャークん。」
俺が声をかけると、嬉しそうに笑いながら振り返ってくれる先輩。笑うと言っても少し口角が上がる程度だが、それでも俺にとっては天使の笑み。
🦈「須磨先輩、卒業おめでとうございます。」
😊「ありがとう。わざわざそれ言うために来てくれたのか…w」
🦈「当たり前じゃないですか!大好きな先輩の晴れ舞台ですよ!!」
😊「本当にシャークんは優しいな。」
そう言いながらふわりと微笑む先輩に心を撃ち抜かれる。
初めて心を奪われた時もそうだった。
サボれそうだと思って入った委員会に、先輩はいた。まるで綺麗な美術品のような容姿も、心地のいい低音も、的確ではっきりとした意見を言う姿勢も。そしてふと魅せる柔らかな笑みも。
全てが俺を虜にしたのだ。
そんな先輩に、わざわざ「おめでとう」を伝えるためだけに来た訳では無い。
確かにそれも伝えたいが、他にもっと伝えたいことがあるのだ。
🦈「せんぱ──」
😊「もう、シャークんに会うこともないんだろうな…」
勇気を振り絞って出した言葉は、先輩の言葉によって遮られ音にならず消えた。
もう会うこともない。
先輩は、もう俺と会ってくれる気はないんですか?
俺が会いたいって言っても会ってくれないですか?
俺はこのままなんて嫌なのに。
😊「きっと上手くいくよ。ほら、シャークんモテるしさ、彼女もできるんだろうなwいや、その前にゲームか?」
こっちの気も知らずにいつもの澄まし顔でそう言ってのける先輩に、悔しくなって俯き、己の手を固く握りしめる。
彼女なんて、要らないですよ。
俺は先輩のこと、誰よりも好きで愛してるんですよ。貴方は気づいてないでしょうけど。先輩がいればそれでいいんですよ。
そう言えたらどれだけ良かったことか。
言える訳が無い。先輩の華々しいこの日に、同性愛を許容できるかすら分からない先輩に、言える訳が無い。
😊「まぁどちらにせよ、後悔だけはすんなよ。俺みたいにな。」
先輩の言葉にはっと顔を上げる。その瞳はこちらを悲しげに、名残惜しそうに見る目だった。
なんだよそれ、期待しちゃうじゃん。
🦈「先輩、好きです。」
😊「ありがとう、俺も好きだよ。」
分かってない、絶対。期待させるようなことをしておいて、この先輩は俺の言葉の意味をわかっていない。
──後悔だけはすんなよ。
俺は少し高い位置にある先輩の後頭部に手を回し、自分の方へ引き寄せ、そのまま無防備な唇にキスをした。
可愛らしいリップ音と共に、先輩の頭を離し元の距離感に戻る。
😊「えっ、は…?///」
🦈「先輩、俺はちゃんと好きです。笑うと可愛いところも、真剣に本を読むところも、全部好きです。だから、俺と付き合って下さい!」
😊「いや、だって俺、男じゃん…」
🦈「男でも女でも、俺は須磨先輩が好きです。」
顔をこれでもかと赤らめた先輩はその場に蹲る。
いくらなんでもやりすぎてしまったと、反省しつつ俺も先輩の前でしゃがむ。
🦈「返事は聞かせてくれないんですか?」
😊「だってさ…ちょっと待ってよ…////」
先輩は赤い顔を手で覆い隠しながらぶつぶつと呟く。
そんなことされたら何となく返事は分かっているが、折角なら先輩に言ってもらいたいので俺は助け舟を出さない。
例え意地悪だと言われても、かわいい先輩が見れるなら甘んじて受け入れる。
🦈「で、どうなんすか?」
😊「…お、お願いします…///」
最後らへんは消え入りそうなほどに小さな声だったためほとんど聞こえなかったが、返ってきた返事は了承の言葉。
思わずガッツポーズをしてしまった。
🦈「先輩、おめでとうございます。」
😊「し、シャークんもおめでとう…//」
🦈「ありがとうございますw」
大好きな先輩は晴れて学校を卒業して、俺は大好きな人と付き合えて、こんなにめでたい日はない。
🦈「一生愛してあげますよ。」
蹲ったままの先輩の手を取り、立たせてあげた後、その赤く染った頬を優しく撫でた。
😊「俺のファーストキスとったんだから責任取れよ。」
🦈「!?ファーストキスだったんですか…?」
😊「そーだよ、悪いか。」
強がってそういう先輩の顔は嬉しそうに綻んでいた。
あーあ、やっぱり俺が責任取って愛してあげなければ。もっとも、そんな責任なんてなくても愛してあげるつもりだが。
🦈「じゃあ先輩、俺帰りますね?」
名残惜しいが、先輩にはきっとまだクラスの集まりだとか、そーいうのが残っている。
気持ちを伝えて、かつ他に用事もない俺は帰るしかない。
そう項垂れていると、くいっと袖口が引っ張られた。
😊「すぐ終わらせるから、待ってて。」
🦈「えっ、悪いですよ。最後なんですよ?」
😊「いいよ別に。俺もシャークんと帰りたいの。」
俺の袖をちょこっとだけ握りながらそう言うあざとい先輩に動揺してしまう。
最後なのに、それよりも俺を優先してくれるなんて…先輩のご友人には悪いが、ありがたく受け取ることにした。
🦈「じ、じゃあ待ってます。」
😊「あと、敬語も先輩呼びもやめて。」
ムスッと頬を膨らませながらまた袖を引っ張る先輩。
もうあざとさと可愛さで殺しにきている。
🦈「なら紫苑?」
言われた通り先輩呼びをやめて敬語も外したが、どこかしっくりこない。
紫苑、なんて先輩のご友人でも呼ぶだろう。なんなら先生だってご両親だって呼ぶはずだ。
なんて言うのか、特別感が足りなく感じた。
そう1人で思考する俺を、先輩は珍しくふはっと声に出して笑う。
🦈「…スマイル。」
😊「え?なにが?」
🦈「スマイルって呼んでもいいか?」
😊「あぇ、俺のこと?」
🦈「そう。だめか?」
😊「いや、ダメじゃないけど…」
🦈「じゃあスマイルな!」
本人は納得していなさそうだが、なぜか俺にはその名前がしっくりきた。
それもそのはず。だって俺は先輩の、スマイルの笑顔が何よりも大好きなのだから。
🦈「じゃあ待ってるから。」
😊「うん、早く終わらす。」
そう言って控えめに手を振りながら、名残惜しそうに俺の元を去ってくスマイルは、どこか愛らしくて可愛かった。
やっぱり好きだ。
きっとこれまでも、今も、これからも。
この気持ちが消えることは永遠にないだろう。
寧ろ揺らぐことさえありえない。
今日は先輩の高校卒業の日。
そして俺の片想い卒業の日だ。
あとがき
卒業おめでとーございます!!
これから新しい門出を迎える皆様が、少しでも楽しい人生を送れるように、ささやかながら僕からもお祝いの言葉を!
見てくれている方々の中に卒業される方がいるなら、この言葉が届いてくれると嬉しいです。
なのでお話も「卒業」をメインに書かせていただきました。
cpがshksmなのは最近の僕の推しcpがshksmだからです。おすすめの作品があればイラストでもストーリーでも教えてください。
そして!!
累計いいね数20000ありがとうございます!!
実際には数日前のお話なのですが、この場をお借りして感謝させていただきたいと思います!
いつの間にかフォロワーさんも230人ほどいて…本当に感謝しきれないです。ありがとうございます!!
長くなりましたがここまで閲覧ありがとうございます!
リクエスト募集中です!イラストでもノベルでも!
(ほのぼのだとなお嬉しい)
それではまたの機会にお会いしましょう!