太陽のオレンジ色の光が差し込む階段を
1段1段登り
屋上の扉を開けた
そこには
風でゆれる黒くて綺麗な髪を持つ
女の子がいた
俺はみとれてしまった
彼女がただただ綺麗だったから
そん時
俺の存在に気づいたのか
彼女は振り向いた
彼女の
鼻筋の通った綺麗な鼻
小さくも魅力溢れる唇
キリッと刺すような鋭い目でも優しい目
右目の涙ボクロ
彼女の全てが輝いて見えた
だがずっと見ていたことがバレ
恥ずかしくなった俺は
教室を落ちるようなスピードで降り
教室に戻った
そこから1週間彼女のことばかり考えてしまう
学校に彼女の姿は無く
また会うことはできないのだろうかと
悲しく 思っていた
その日も早く目が覚めた
なんだか今日は早く学校に行きたくなり
朝食のトーストを牛乳で流し込み
準備をし家を出た
今日はなんだかいつもより
気持ちいい朝を迎えれた
俺は嬉しくなり走って学校へ向かった
いつもは気になる
近所の人達の声
車の走る音
何も気にならなかった
ただただ学校のこといや
彼女のことを考え無我夢中で学校に走った
普通に考えれば気持ちが悪いし
理解できないと思う
ただ一目見ただけで彼女の虜になってしまった
はっきり宣言しよう
俺は名前も知らない彼女が”好き”だ
そして教室の扉を開き
いつものように席に荷物を置き
屋上に向かおうとした時だった
教室を久しぶりに見渡した
そこには生徒がいた
そう彼女だ
そうして軽く息が上がって
なにか急いでる俺を
彼女はずっと見ていた
そして目が合った彼女は俺に
「おはよう」
と言ってくれた。
俺は戸惑いながらも
「おはよう」と返した
彼女のおはようと言っていくれたのは
とりあえずの挨拶かもしれない
でも俺にとってはとても
特別で素晴らしいことだった
だから俺はやっぱり彼女が
好きだ
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