⚠️ちょいカルト(?)、ダダ漏れ⚠️
※どこにも関係ないよ♡
「僕はあなた達が嫌いだ!」
壇上の上で僕がそう叫ぶと、こちらに向けられた数多の視線が一層鋭さを増したようだ。周囲の音が遠ざかっていき、頭に血が上っていくのが感じられる。
今なら、なにもかもいい放てる気がする。
ふと、視界の端で母と父の顔が見えた。怒ったような、それでいて悲しそうな顔が。
「大前提として、僕は宗教が嫌いだ。つまり、君らが信じているこの宗教も嫌いだ。」
本当は、この宗教が嫌いだから宗教自体が嫌いになったのかもしれないがどうでもいいだろう。
「僕は宗教二世だ。親が勝手に決めて入れられた。生まれた時からだ!自分の意思に関係なく。」
何か暴言が聞こえたような気がした。
「僕の親は僕たち兄弟の幸せを一番に願っていると言う。そのために祈っているのだと。ではなぜ、僕が一緒にいてほしい時、話したいことがある時、一番親を必要とする時に家に居ないのか。なぜお前ら信者と談笑しているのか。」
ああ、なぜだ。なぜ目が熱くなるんだ。なんで目の前がぼやけてくるんだ。なんでこんなにも辛いんだ。
「お母さんも父さんも好きだけど、一緒にいる時間を奪ってくるのだけは嫌いだ。大嫌いだ。」
息が詰まる。
「僕は、両親がこの宗教の話をするとき狂気を感じる。そしてそのたびに思うんだ。『絶対に信じない』。それともう一つ、気色悪い。」
ある日ね、僕がこの宗教を否定した時があったんだ。そうしたら、お母さん泣いたんだ。
“あなたに分かってもらえなくて悲しい。”
“あなた達のためを思って活動してるのに”
って、怖かった。心の底から。
「だから僕はお前らが嫌いだ」
__ピピピ…ピピピ…
「?なんだ夢か、、、言える筈ないよなあ、、、」
濡れた頬を拭う。
ググッと背伸びをする。寝巻きの間からチラリと腕に切り傷が見えた。
、、、すごく矛盾しているんだ。僕のこの考えは。思いは。でもこれが本音なのだから仕方がない。
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すまん深夜テンション٩( ᐛ )و