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お母さんは私を沢山殴って血まみれにした後部屋を後にした。
_ポタ、ポタ…
赤い血がねずみ色の床を濡らし真っ赤に染まる。
お母さんはなんで私の事を殴って痛めつけるの?
私はその言葉を何年も言いたかったのに喉にナニカが詰まって
上手く言えなかった。
『 そのスノードロップと一緒に死になさい 』
お母さん…お母さん……お母さんは私の事嫌いですか?
私は…好きだよ。
痛めつけるこの行為が愛だとするならお母さんは私をちゃんと
愛して苦しめさせてくれる__
お母さん、お父さん、私もう何も無いよ。何も怖くないよ。
私はこれからも独りで生きていく。だから…もう慣れてるの、、
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ピンポーン_
「 はーい 」
「…お宅の家宅調査をしに来ました。お邪魔致します。」
玄関を開けると4人くらいの警察官がおり数人の警察官をカウルとお母さんは見ると分かりやすく動揺していた。
「は、は…っ?!おい、ステラ!!!」
動揺しながらも私を睨みつけるカウル。
「全く…恥さらし」
数十分後_
調査をしたところ
睡眠薬、、等色々出てきたそうだ。他にも…殺人器具など。
女性の警察官が私の身体を見ると痣だらけの身体に驚き私が証拠付きで事情を説明すると警察官はそれをリーダらしき人に伝え
お母さんとカウルは連行されていった。
調査をされ汚い部屋に私一人残って何も誰も居なかった。
「…これで終わるといいな」
汚くなった部屋を見渡し、それでも片付ける気が起きなかったので私は公園に行った。…ういに会いたい、この事を言いたい、
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第3章ー11本の薔薇を貴方に
公園に行くとベンチに座っているういの姿がいた。
_だけどういの表情は儚く今にも壊れそうな顔でどこかを見ていた
「うい、どうしたの?」
「…ステラ?何も無いよ」
私になにか隠すかのように下手な笑みをした。
「ステラに話したい事と渡したいものがあるんだ。」
私の返事も聞かずに私の腕を引っ張りどこかへ連れていかれる。
着いたのはあの家、ういの家だった。
「入って」
腕を引っ張られたままコクっと頷くとまた引っ張られた。
ういの部屋に案内され、ういは…
「僕、キミを助けたいって思ったその理由は
ステラが好きだからだと思う。」
「え…?」
「最初は苦しそうだなくらいにしか思わなかったけど
辛いのに頑張って1人で耐えてる君をみて僕は心の底から
助けたい、そう思った。僕ステラを守って、助けたい」
誰も私を認めてくれる人なんか、見てくれる人なんか、居ないと思ってた。けど私はういに会うとこんなに心臓がドキドキして落ち着かなくなっていた。私もきっとういと同じ気持ちだろう。
「_僕と付き合ってください。お姫様、」
優しい笑顔で私に「お姫様」と言ってくれたうい…
「お願いします。王子様、」
私も彼と同じで王子様と言う。
私の目の前に11本の綺麗な赤い薔薇があった。
「11本の薔薇の花言葉知ってる?」
「知らない、」
「…最愛、宝物、大切にしたいもの。僕は君を大切にするよ」
…っ、私も、貴方を大事にしたい_