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3件
更新ありがとうございます!本当に最高です。上書きの流れ来い!って思ってみていましたので無事死亡です😇続き楽しみにしています\♪♪/
R side
R「落ち着いた…?」
カノンは黙ったまま頷く。
さっきカノンが過呼吸になった。
俺は慌てて対処法を調べて、ゆっくり呼吸させて、なだめて、今は俺の腕の中にいる。
冷静に考えたら、カノンが裏切る筈ないのに。最悪の事ばかり考えて、追い詰めてしまった。
R「カノン…ごめん…どんな話でも全部受け止めるから…」
そうは言っても、とても話せるような状況じゃなくて。
R「今は…難しいよね」
K「……っ…話す…ちゃんと…っ」
まだ肩を震わせながらそう言う。
R「いいよ無理しないで…」
でもカノンは、
本当のこと話すから、ずっと抱きしめてて欲しいと言ってポツポツと話始めた。
俺のことをもっと知りたくてご飯に行ったこと
身体を押さえられて動けなかったこと
K「…ルイさんとアダムさんが付き合ってたこと聞いて…」
R「…っ」
うわ、余計な事を…。
K「ルイさんに未練ありそうだったから…そのまま抵抗しなければ諦めてもらえるかなって…思って…」
もう、なんでそうなるの…
R「カノン、ばか」
K「っ…うん…」
もう、自己犠牲がすぎるよ…。
K「…でもっ…俺が泣いたから…アダムさんが萎えたって言って…ほんとにそこまで…」
最後までしなかった事に少しだけ安心するが、怒りと後悔は消えない。
R「…ごめん、会わせなきゃよかった」
ずっと電話無視されてるから、今度アイツのいる部署に乗り込んでぶっ飛ばしにいこ。
K「ルイさんのせいじゃないです、俺が選択したことだから」
R「カノンも自分を責めないで。あと、これからは自分をもっと大切にしてほしい…」
俺のために自分を犠牲にしないで。
強く抱きしめる。
K「はい…」
カノンは俺の胸に顔をうずめて抱きしめ返してくれた。
K side
誤解は解けたのかなと思うけど、ちゃんと確認したい事が一つあって…。
K「ルイさんは…この間までアダムさんと付き合ってたの…?」
R「この間までって、カノンと付き合う前だし、一ヶ月以上前の話だよ?」
ルイさんは少し焦った様子で答える。
R「それに、アイツとはノリみたいな感じの付き合いだったし、流れというか」
そうなんだ…でも、アダムさんはお別れして傷付いてる感じしたな…。
付き合い方にすれ違いがあったのだろうか。
あんなことされたのにアダムさんの気持ちを考えてしまう。
K「俺とは…?ノリ、なの…?」
アダムさんの言っていた通り、次の人の所に行っちゃうの?
R「なんで…!!!!本気だよ、カノンのこと。伝わってなかった? 」
K「ううん…ちゃんと伝わってるよ」
強くて優しいルイさんを思い返す。
R「好き…大事にしたいって思ってる」
K「うん……俺も大好き」
優しくキスをする。
気が付くと外が明るくなり始めている。
K「ぁ…仕事あるから、一回帰らなくちゃ。ルイさんはお休みだよね」
R「えー、返したくない、心配なんだけど」
そう言って抱きしめられる。
何かから守るように。
R「あっ風呂入っていいし、服も貸すから、家から行ったら?コンビニまで送る」
悪いよと一回断ったけど、どうしてもと引かないルイさん。
K「わかった、じゃあもう少しだけお世話になります…」
R「何、その言い方!…毎日居てもいいのに…」
ブツブツ言うルイさんをリビングに残して、浴室に向かう。
服を脱ぐと、見たくなくても目に入ってくるあの跡。自業自得だ。何を思っても仕方のないこと。
言い聞かせるけど、不甲斐なくて情けなくて…。
力の入らない身体をなんとか洗い終えた。
でも、何故かスッキリしなくて。
あまり考えると、また泣くから、やめよう。
そう言い聞かせて、支度する。
ルイさんはテキパキと朝ごはんの支度をしてくれている。
なんか、良いな、こんな朝。
ボーッと眺めていると、
R「カノンー?やっぱり顔色悪い、お酒も残ってるんでしょ?休んだら…?」
K「休日は人足りないから、行かないと………」
R「どうした?」
何か言いたげな俺に気付いて言葉を待ってくれる。
K「…消してほしい…」
R「消す……?何を?」
K「こ、これ…っ」
首筋のキスマークを指差す。
K「上から…」
ルイさんのキスマークで上書きして欲しい。