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「……な、何事…っ?」
家に帰った私は、思わず呟いてしまった。
「……………ま、摩理之介君があんな真剣に告白してくるなんて…………嘘……でしょ?」
私は、未だにこれは夢なんじゃないか…?と思ってしまっている。
それぐらい、私には衝撃的な事だった。
いつも、何かふざけ倒して告白してくる事とかはあったけどさ……っ。
こんなに真剣な目を向けられたのは始めてだった。
私は、その衝撃のあまり、シャーペンを握る手が動かなかった。
こ、こういう時は、アニメの情報でも摂取しよう………っ。
私は、すぐにスマホを取り出し、スッスッとスワイプする。
そして………動きをとめる。
「…………あ、あっ、あっっ……………………私の、私の……推しの………声優さんが………………………」
私はブルブルと震える。
私は大きな声で叫んだのだった。
な、何だ!?この不幸は…!!!
わーん!不幸の2連チャンだよっ!
……………やべっ、摩理之介君にめちゃくちゃ失礼なこと言ったな、私。
ーーーーーーーーーーーー
…………えぇ……今、次の日の朝となっておりますけども。
私は昨日の2つの衝撃のせいで課題が終わっておりません………っ!!!!
………そして、実はと言うと…………それを忘れて普通に学校に登校してきてしまって…………、地獄の状況でございます。
そして私の周りには頭が良い人がいないのです。
なので、答えをそのまま写すことができない☆
……頭が良い人とか言ったら、うたいさんとかニグさんしか居ないのっ!
けど、うたいさんに喋りかけたら凸さんのシャッキンパーくん(凸ヘアピン)が飛んできて、ニグさんに喋りかけたらおどろくさんの無言の圧が来るんだよっ!!
あは、あは、あははっ……………。
……………えっ?
さもくんはって?
……あ〜、確かに一応さもくんは…………頭が良い方ではあるんですけど………っ。
今日、休みです……。
…………………もう、これ、べるさんぐらいにしか聞けないのでは……?
でも…!!べるさんはそこまで頭が良い方では、ないっ!!!(失礼な!!!byべる)
私は机に突っ伏して頭を抱える。
「ぐ、ぐぬぬ………」
私が小さなうめき声を漏らした、、、、、と言う所で、一つの影が差し込む。
………んっ?
私は、その影が気になり、顔を上げる。
すると……………目立つ金色の頭、三つ編みをした横髪が目に入った。
「…………なっ……!?」
私は昨日の事を思い出し固まった。
………そう、私の前に居たのは何を隠そう………
摩理之介君だった。
「ななっし〜さん♪」
摩理之介君はにっこりとこっちを向いて笑う。
「えっあっ………摩理之介君…おは、よう…」
私はぎこちなーく挨拶をする。
「ん、おはよ〜」
摩理之介君は普通に返事をしてくれる。
な、何かこんなにぎこちなくなってる自分が申し訳ないな……!?
「…で、ところでさ、ななっし〜さん」
摩理之介君が私の目を見て言った。
そして、私は動きがまたもや固まってしまった。
…………これ、こ、ここ告白の返事をしろとかじゃないよね!?
違うよね!?うん、絶対に違うって思っとくからね!?
そして、私が固まったまま、摩理之介君が口を開いた。
ゴクリ…
「俺の推しの声優さんが結婚したって知って課題少しも進まなかったー!!!!!」
摩理之介君は、確かにそう、つぶやいたのだった。
「………ヘっ?せ、声優さん?」
私はそっちの話かとびっくりと安心で素っ頓狂な声を出してしまった。
……そして……私が課題を進められなかった理由の一つの人だと、数秒遅れて気づいた。
「えっと、あっ!それ△△〇〇さんの事だよね!?分かるよ!!その気持ち!私もそれのせいで課題できなかったもん!!!」
私は首をもぎれるかと思うくらいうなずく。
すると、摩理之介君は目を輝かして………
「ななっし〜さんもやってないの!?じゃあ!あとで一緒に課題終わらそ!!確か、誰も使ってない空き教室あったし、そこで推しの話でもしながらゆったり課題しよっ」
と、言った。
「摩理之介君と推しの話をしながらか〜。うん!行きたい!!じゃあさ、今から準備終わらせてくるから、先に行っててっ!!」
私はそう言いながら、パパっとカバンを片付ける。
そして………べるさん達の方へと駆け出し、喋りかけたのだった。
「一緒に勉強会と言う名の課題終わらせ会しません!?」
ーー
(………………哀れなさもくんと哀れな摩理之介君。多分、摩理之介君「そうじゃない!!」って言ってるよっ)