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あてんしょーん⚠
・この短編集は青井らだお愛されです
・捏造の塊
・ほのぼのBL
・リハビリなので生ぬるい目で見てください
・その他諸々、地雷の方は回れ右
・地味に長い
・メモ帳からコピペしているものなので不具合ある可能性大
これは前作の『なんでもない顔で』
の成瀬視点です!!
前話読んでない方、覚えてない方はそっち先に見た方がいいかもです
でもこっちから見ても楽しいと思います!!
いってらっしゃ〜い!!
『なんでもない顔で…?』
昼下がりのロスサントス。
こんなに静かな街も珍しい。
事件もない。
無線も落ち着いてる。
たまには何もしないで歩くのも悪くないか、
なんて思いながら街角を曲がると、
見覚えのある背中が目に入った。
nrs「あ。」
ベンチに座って缶コーヒーを飲んでいる人。
青井らだお。
思わず口元がゆるむ。
なんか今日、ラッキーかも。
nrs「お、らだおさんじゃん」
声をかけると、らだおさんは振り返って目を丸くした。
rdo「うわ、成瀬だ」
nrs「うわって何?ひどくない?」
そんな軽口を叩きながら隣へ座る。
……よかった。
今日も隣、空けてくれた。
そういう何気ないことが、ちょっと嬉しい。
もちろん顔には出さないけど。
他愛ない話をしながら、ふと缶コーヒーを見る。
甘いやつらしい。
nrs「ひと口ちょうだい」
言ってから、一瞬だけ思う。
(……いや、普通に断られるよな。)
案の定だった。
rdo「いや、普通に嫌だけど」
nrs「あーあ、ケチ。」
笑いながら返して、
そのまま終わればよかった。
本当に。
nrs「間接キスとか気にするタイプ?」
――――あ。
(…………は?)
(何言ってんの俺。)
(違う違う違う違う!!)
(なんでその単語が出てきた!?)
(ただからかうつもりだっただけじゃん!!)
時間は戻らない。
らだおさんは案の定真っ赤になって、
rdo「……っ、お前急にそういうこと言うなよ!」
……しまった。
かわいい。
いや違う。
そうじゃなくて。
(え、待ってかわいいって何。)
(違う違う違う。)
(俺今何考えた?)
誤魔化すように笑う。
nrs「冗談冗談。」
お願いだから、それ以上追及しないでくれ。
俺の心臓がもたない。
そのあともいつも通り話を続ける。
街のこと。
仕事のこと。
変な住人のこと。
らだおさんは「へぇ」とか「そうなんだ」とか適当に返してくるけど、その返事が心地いい。
話してると、不思議と時間があっという間に過ぎる。
そんなことを考えながら横を見ると、
……あれ。
顔色、悪い。
nrs「らだおさん、今日ちょっと疲れてる?」
思ったまま口にすると、
らだおさんが少し驚いた顔をした。
やっぱり。
寝不足か。
昨日も忙しかったんだろうな。
nrs「いや寝ろよ。」
本当はそれだけ言うつもりだった。
本当に。
それだけでよかった。
nrs「俺が添い寝してやろうか」
…………。
(終わった。)
(違う違う違う!!!!)
(何でだよ!!)
(何で”寝ろよ”の次がそれなんだよ俺!!)
(馬鹿なの!?)
らだおさんは案の定呆れたように返してきて、
少し安心する。
よかった。
冗談として流してくれた。
……いや流れてるよな?
流れてると言ってくれ。
らだおさんの横顔を見る。
少しだけ疲れた顔。
それでも無理して笑うところ。
仕事になると、人の何倍も頑張っちゃうところ。
俺はそういうのを知ってる。
だから、
本当は、
「無理しないで。」
そう言いたかった。
でも。
nrs「じゃあ今日ここで会えてラッキーだったのかも。」
あ。
また違う。
(違うって!!)
(違うんだって!!)
(もっと普通の言い方あっただろ!!)
らだおさんが首を傾げる。
rdo「……何で?」
やめて。
聞かないで。
考える時間をくれ。
……なのに。
nrs「らだおさん、俺の前だとちょっと気ぃ抜いてくれるじゃん。」
(……………………。)
(俺。)
(今日どうした???)
(”俺の前”って何!?)
(違うだろ!!)
(”みんなの前”とか”ここなら”とかあったじゃん!!)
心の中では大事故なのに、
顔だけはいつも通り笑っていた。
不思議だ。
体ってこういう時でも勝手に動くんだな。
nrs「だから、俺の前だと少しは休めてるならいいなって話。」
言った。
全部言った。
終わった。
もう無理。
穴掘って埋まりたい。
らだおさんは黙ったまま。
(怒った?)
(引いた?)
(気持ち悪かった?)
嫌な想像ばかり浮かぶ。
なのに次の言葉は、
rdo「……お前、たまにそういうこと普通に言うよな。」
(普通じゃない!!!)
(全然普通じゃない!!!)
(今の俺の心臓見せたいくらい普通じゃない!!!)
でもそんなこと言えるわけなくて、
nrs「ん?何が?」
なんて、とぼけるしかなかった。
そのあとも少し話して、
俺は最後にひと押しだけした。
nrs「俺の前くらい、ぼーっとしててもいいじゃん。」
今度こそ、本音だった。
言った瞬間だけ少し恥ずかしくなったけど、
これは伝えたかった。
らだおさんが少しだけ力を抜いたように笑ったから、
それだけで十分だった。
……そう思っていたのに。
rdo「……いつもありがと。」
そう呟いたらだおさんが、
こてん、と肩にもたれかかってきた。
…………。
(近い。)
(近い近い近い近い。)
(肩。)
(肩当たってる。)
(待って。)
(動けない。)
(心臓うるさい。)
(絶対聞こえる。)
(顔熱い。)
(赤い。)
(無理。)
(誰か助けて。)
何も言えない。
何もできない。
最悪だ。
絶対に今顔を見ないで欲しい。
ただ固まるしかなかった。
rdo「なんだ、ちゃんと後輩っぽいとこあるじゃん。」
覗き込まれて、
頭をわしゃわしゃ撫でられる。
rdo「大好きだぞ〜っ笑」
…………。
(え。)
(待って。)
(それは。)
(反則。)
頭が真っ白になる。
ありがとうって言おう。
照れますよって笑おう。
何か返さなきゃ。
そう思った。
思ったのに。
口は勝手に動いた。
nrs「……俺も大好きだよ、らだおさん。」
言った。
言ってしまった。
(……………………。)
(は??????)
(違う違う違う違う違う!!!!)
(何言ってんの俺!?)
(違う!!)
(今言いたかったのはそういうことじゃなくて!!)
(いや好きだけど!!)
(好き……?)
(……いや違う!!)
(違わない!?)
(え???)
頭の中だけがぐるぐる回る。
らだおさんは笑っている。
怒ってない。
困ってもいない。
……よかった。
友情として受け取ってくれたんだろう。
きっと。
そう思うことにした。
そうでもしないと、
今日一日、自分の心臓がもたないから。
平和な午後だった。
事件も、トラブルもない。
ただ好きな人と、ベンチに座って、どうでもいい話をしただけ。
……いや。
好きな人?
その言葉に自分で首を傾げる。
違う。
……違う、よな。
そう思いながらも、肩に残るぬくもりだけは、なかなか消えてくれなかった。
結構お気にです。いいねぇ〜ウブだねぇ〜(親戚のおじちゃん)
コメント
2件
思ってることと逆のこと言ってチャラくなっちゃってるの可愛いすぎんだろ‼️😡💗 ぁぬの文才にはいつも悩まされますな
わぁぬさん、第2話も素敵でした……!成瀬の頭の中が「違う違う違う!」って大パニックになってるのに、顔は平然と笑ってるところ、もう完全に恋してるじゃないですか(笑)。らだおさんの「大好きだぞ〜」からの成瀬の「…俺も大好きだよ」、口が滑った感が痛いほど伝わってきて、こっちまでドキドキしました。肩に残るぬくもりがなかなか消えない、って一文が甘くて切なくて好きです。続き、楽しみにしてますね🌷
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