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#ご本人様とは一切関係ありません
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#ご本人様とは一切関係ありません
ぬま子
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部屋から出たふたりはドアを閉めた瞬間、大きいため息をつきながらしゃがみこむ。
「はぁあ。あれ、多分気付いてないよな。」
「だと思う。でも確実にじんちゃんの気持ちが動いてきてるよね。」
「それは確定やと思う。あっかん。嬉しすぎてやばいわ……。」
「ほんとに……。2人にも言わないとね。」
「そやな。帰ってきたら言わなあかん。」
ふいに突然中からガタガタッと大きな音が響き、「いったぁ!」と吉田の声が聞こえてくる。ふたりは慌ててドアを開けて中に入った。
するとパジャマの前のボタンを全て開けた状態で、ベッドに腰をかけながら肘を抑える吉田の姿が。
「じ、じんちゃん!?大丈夫!?」
「……ったい。肘ぶつけた……。」
「見せてみ、あーあぁ、赤くなってるわ。」
「うう、脱ごうと思って肘引いたら思いっきりぶつけた……。ジーンってした……。」
「何してるん。ドジやなぁ吉田さん。」
とりあえず大したことは無さそうで、安心したふたりは改めて痛そうにしている吉田を見る。
痛みのせいか少しうるんだ瞳、困ったように下がった眉、前だけ開けられたせいで隙間から見えている少し汗ばんだ上半身。
2人は固まった。体調を崩している相手に思うべき感情ではないのはわかっている。でも止められなかった。どうしても目が離せない。
すると吉田はその視線に気づき、少し照れくさそうにパジャマの前をキュッとしめた。
「……ふ、2人とも見すぎ。」
「…っ、あ、ごめん。ちょっと……あ、あの。いやなんでもない。」
山中はギリギリのところで全てを言うのをやめた。そんな山中に吉田はしたから上目遣いで聞く。
「……。…柔太朗意外とむっつり?」
「っうぇえ!?ち、違うよ!!」
「じ、仁人まだ着替えてないやろ!!お、俺ら外いるから!ほら柔太朗!行くで!」
塩﨑は山中の腕を掴み部屋から出る。ふたりしてヘナヘナと体から力が抜けていき、その場で崩れる。
「はぁぁあ、だいちゃんほんとにありがとう。」
「いやいや、こういう時は協力やで。いやー、でもほんまやばかったな……。」
「ほんとにね……。あーもう、俺どんな顔してじんちゃんと会ってたかわかんなくなってきた。」
「それは俺も……。」
ふたりは己を一旦落ち着かせるために正座をし、吉田が部屋からOKを出すまで目をつぶっていた。
しばらく正座をして精神統一していると、扉が申し訳なさそうにガチャリと開く。
中から着替えた吉田が顔を出した。
「…2人とも終わったよー……??……うわっ!?なんで正座してるの!?」
普通に立ってたら見えるはずの位置に2人はおらず、目線を下げた先から正座してる2人が目に飛び込んでくる。それに吉田は目を丸くして驚いた。
「あ、じんちゃん。これは気にしなくていいよ。」
精神統一をしていたせいで、山中は怖いほどの真顔で答える。それに吉田は小さく「ひっ……。」と怯えた。
ふたりは立ち上がり部屋に入ると、山中が吉田が脱いだ服やらタオルやらを回収し、洗濯機に入れに行った。
塩﨑と二人きりになった瞬間、吉田はベッドに座り、ぷいっとそっぽを向いてしまう。
塩﨑はそんな吉田を見て、嫌われたのかと思いショックを受けた。ガックリと肩を落とし、俯く。何も話さない塩﨑を吉田は不思議に思い、壁に向かせていた顔を塩﨑に向ける。
と、そこには見るからに落ち込んでる塩﨑が。
「だ、太智!?なんでそんなガッカリしてるの。」
「……だって仁人俺の事嫌いになったやろ…。」
今にも消え入りそうな声で呟く塩﨑に吉田は慌てた様子で否定する。
「ちがっ、違うよ太智、!嫌いになってないから!」
「……ほんま?」
「ほんとほんと!」
「じゃあどう思ってる?」
「……ぅえ!?え、ええ!?そんなの、別に聞かなくてもわかるでしょ!」
「分からへん。言うてや。」
キラキラと目を輝かせながら上目遣いで見てくる塩﨑。
吉田は言葉を詰まらせる。
言いたいのに。言えない。
コメント
2件

ああ~もう、この空気感たまらんわ!吉田がパジャマ前開けて肘ぶつけてるシーン、ドジっ子過ぎて可愛すぎるやろ!そして山中と塩崎の正座精神統一、真顔で「気にしなくていいよ」って言うの笑ったわ。「嫌いになった?」「言うてや。」の塩崎の押しもめっちゃ好き。最後の「言いたいのに。言えない。」で終わるの、続きが気になりすぎて叫びそうや🔥