TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
シェアするシェアする
報告する

エピソード6:ピンク髪

ーーーーー




ー放課後



結局、あのあとは

それぞれ委員会があったりして

宮舘君と会えなかった。





渡辺)あ、目黒!



目黒)ん?



渡辺)俺たちダンベル行くけど

一緒に行かね??そこで相談聞くし!



ダンベル。翔太が言うダンベルは

前行ったところ、お隣さんが

働いてるカフェだ。


今この時間に渡せたら

1番いいけど阿部亮平、、先輩は

忙しいだろう。



目黒)じゃあ、一緒に行く。



渡辺)りょ、じゃあ先待ってるから!



そう言って翔太は宮舘君と一緒に

階段を降りていった。




ーーーーー



ーダンベル



深澤)いらっしゃい、ってめめだ!!

来てくれたんだね!笑

どーぞ座って!



ラウ)あ!しょっぴーたちと

来たんだぁ!笑

仲良しなんだね!!



岩本)いらっしゃい。いつもの??



宮舘)お願いします。




岩本君と宮舘君は手馴れた会話を

してて、ほんとに常連さんなんだな

って思った。





渡辺)あれ?あそこ座ってんの

佐久間先輩と、、、



宮舘)あれ、康二だ。





康二……ああ、宮舘君の

クラスメイトだ。あの、関西弁の子。


佐久間先輩は知らないけど…

佐久間って言う人はすっごい

派手髪でピンク色で。


目黒(都会って高校生になったら

派手髪OKなんだ…

俺も金髪にしようかな…笑)




渡辺)目黒、なにぼーっとしてんの



目黒)あ、ううん、ごめん。

ここってうちの学校の人よく来るんだね。



宮舘)学校から近いし、

お財布に優しいからね。

それより、相談って?



目黒)あぁ、、それがさ、、





俺は駅のホームで阿部亮平と

ぶつかった所から全部今までの事を

喋った。宮舘君は

真剣に聴いて頷いてくれたりして、

性格いいんだなって思った。




宮舘)うーん、、てかその

阿部さんって人、学校代表で

スピーチしてた人だよね?

あの入学式のときの。



目黒)あ、そう!その人!



渡辺)なんで知ってんの涼太



宮舘)翔太がおかしいの。

人の話いつも聞かないでしょ。



渡辺)うるさい




深澤)はいはい、あんたたち

喧嘩はよしなさいよ。



渡辺)別にしてない



深澤)そんな怒らないの。

はい、舘さんがいつものルイボスティー

とクロワッサンね。

翔太が パフェで、、

めめはコーヒーとクロワッサンで

大丈夫だったよね確か。



目黒)はい、大丈夫です、



深澤)じゃあごゆっくり~






目黒)思ってたんだけど、

翔太って甘党なの?



宮舘)小さい頃からそーだよね。



渡辺)なに、子供だって言いたいの?



目黒)違う違う!笑

美味しいよねって。



渡辺)、、だろ?!!



宮舘)急に元気…

あ、ごめんね話とめちゃって。

阿部さんに渡すにはって話だよね。



目黒)うん、

タイミングが合わなくてさ…



渡辺)なら、佐久間先輩に

聞いたら?



目黒)へ?


佐久間さん。あそこに

康二君と一緒に座ってる人。


翔太が言う佐久間先輩は、

委員会の関係で仲良くなったらしい。

それと阿部亮平と仲がいいとか。


でも喋ったことないよ俺…

翔太みたいにすぐ

話しかけれるっていう強さは

俺にはない…




渡辺)…俺が話しかけよーか?



目黒)え、?



宮舘)ちょうど2人とも

帰るみたいだよ。話しかけよう。



向こうから歩いてくる佐久間さんは

ピンク髪と耳についてるピアスが

キラキラしてて、俺と真反対だから

眩しくて、、



宮舘)康二、!



向井)うぉっ!!あれ?!

舘さんやん!なんでおるん??



宮舘)それは置いといて、、



渡辺)あ、佐久間先輩



佐久間)あれ、翔太と舘だ!笑

それと…



目黒)あ、翔太たちと友達の

目黒蓮です。初めまして。



佐久間)初めまして!笑

俺佐久間大介って言います!!



渡辺)佐久間先輩、

お時間いいですか?



佐久間)いいけど、

学校以外ではタメって言ったじゃん!



宮舘)ごめん、、つい癖で。



向井)なら俺先お会計してくるんで

話しとってや。



佐久間)ありがとう康二!




ーーーーー



佐久間)ほほーん、、あべちゃん

が目黒君に5万ねぇ、



渡辺)阿部って人はそんな

金持ちなの?



佐久間)言い方悪いけど、

お金持ちじゃないよ。

あべちゃんは独りで暮らしてるんだ。



目黒)俺も1人暮しだ、

なのに5万って…なんで、、



佐久間)俺にもよく分かんないなぁ、、

あべちゃん最近様子おかしいんだよ。

それを今日ここで康二に

話しててさ。



宮舘)あ、思い出した。

俺職員室行く時に

阿部さんに会ったけど、

泣いてた気がする。



渡辺)は?なんで。



宮舘)いや、わかんない。

泣いてないかも。



佐久間)あべちゃん滅多に泣かないけど、

なんかあったのかな。




向井)さっくん、!

さっくんのバイトの時間もーすぐやで?



佐久間)あ、!康二ありがとね。

ごめん、3人とも。俺バイトがあって…

なら、目黒君が渡すやつ俺が

渡しておこうか?



目黒)ありがたいけど、気持ちを

自分で伝えたいので、、



佐久間)そっか、笑

優しいね。あ、

あと、、これで払って!

あべちゃんには目黒君が

渡したいものがあるって

言っておくね!

じゃ!!





佐久間先輩が置いていったのは

3000円だった。

俺たちのご飯代を支払ってくれた。

かっこいい。けど、笑顔の裏に

なにか引きつる顔を見せて去っていった




ーーーーー




ー 駅




渡辺)じゃあ、俺たちこっちだから!



目黒)今日はありがとうね。



宮舘)気をつけてね。





2人は改札を通り抜けて、

人混みの中に紛れて行った。




ーーーーー

next⇒エピソード7:やっと

この作品はいかがでしたか?

552

コメント

0

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store