精神状態があまり良くない中私は、食事会に行った。その食事会は、各地の王が集められて行われるもので1ヶ月に1回ある会だ。
私は、あまりどんよりとした気持ちではなく、明るい気持ちで行った。
その後も色々な人とお話をし、順調だったが…私は1人の人に目がいった。それは、私の隣の国の女王だった。いつも以上に綺麗な格好だったからつい目がいってしまった。
その時私は、胸の鼓動が大きかった気がする。こんなのは私の中で初めてだった。
私は、勇気をだして話しかけにいった。
話している時間はとても楽しくて私も笑顔で溢れていた。こんなことは久しぶりだったからなんか新鮮だった。話した後、私たちは連絡先をお互いに教えあった。
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その日から私は、その方と何度かお会いして一緒に色々な場所へお出かけをしに行った。
たくさん話し。たくさん笑い合い。たくさん支え合った。
私は、ますます胸の鼓動が大きくなってきた。
この胸の鼓動は、どう足掻いてもおさまることはなかった。この時、私はやっと気がついた。
「もしかしてこれって恋か…?」
気がついた時は、胸が高まった…。でも私の中ではとてもおかしかったものだった。
私は女で相手も女だ。これでは女同士の恋になってしまうと思っていた。
これはただ単に私の知識が足りなかっただけだった。この恋を同性愛と言う。
私はその時、その言葉がよく分からなかった。
言葉を覚えるのは簡単だが、意味を知るのには難しすぎる…。
当時、私はそう思った。
今になったらこの「同性愛」というのはとても大切なものだと分かりました。
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その後も、私は何度か彼女をお出かけに誘い、たくさん話しました。
そんな時でも私の胸の鼓動は大きくおさまることなどありませんでした…。
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